JR東日本が荷物専用の新幹線車両の開発を検討していることが分かった。現状は通常の車両を使用し、車内を"間借り"する形で荷物輸送を行っている。
報道によると編成中、先頭車両となる1両全てを荷物車両にするという。確かに現行のE5は最高320km/h運転を行うことから、先頭車両の座席定員が少なくなっている。荷物専用車両とすればちょうどいいのだろう。
ただ以前に述べたかもわからないが、懸念事項もある。都合上30人程度とはいえ、座席が少なくなるということ。特に繁忙期、東京から仙台の座席需要はそこそこ多いはず。実質9両ではやや足りないだろうか?
そこで、以前に先頭車両を荷物専用の"0号車"としたような私案がある。これならば先頭車両の座席定員を考えることなく、座席定員そのものを増やすことができる。
一方で11両編成にすると、現状10両にのみ対応する七戸十和田~新函館北斗はホーム延伸が必要になる。特に奥津軽いまべつと木古内は貨物も絡むので厄介だ。もっともこの区間まで来ればそこまでの需要もなさそうで、むしろ持て余すだけになるのかもしれない。
何なら座席数確保を兼ねて、E6を改良増備するのだろうか?ただそうすると、今度は最速便を盛岡で一定時間停車させなくてはならなくなる。これも実際には、E6の車両入替に使われそうだ。
結局は10両編成のまま、1号車が事実上の欠番となるのだろう。それとも今更…、E2の座席が多かったのか?
(おわり)