さく「こんにちは!今回は原付で美濃市とか回ったっていう、2017年の夏休みに…。」
もも「こういう…、見てもらおうってパターンもね。いつ以来の、そう前じゃないかもだけど。」

 ということで前回までは国道156号で関のサービスエリアから、美濃市の駅やまちなみ。その後は国道418号で山県市まで回っていった。今回はすでに消化試合ムードではあるが、山県市から国道256号で帰っていきたい。
もも「流すってのに呼ばれるって何かあるわよ。」
さく「じゃあ…、見ようか?」
 

2017年8月12日(土)午後6時19分 岐阜県山県市/美山ふれあいバザール


 ここから『洞戸観光やな』へはさほど遠くないはず。国道としては更に山へ入っていき、飯田市まで続いている。
めぐ「今日はさすがに、これ以上無理かも…。」
ひろ「わかってたくせに。」

国道256号 美山ふれあいバザール(山県市)→山県市役所東(山県市)
 同じ山道を、今度は下り主体で戻る。トンネル内部は照明が不十分なので、やや湿った路面共々気を遣うもの。
めぐ「下りだとスピード出過ぎてコワいかも。」
ひろ「それより下、滑るなよ。」

 国道418号と交差したら今度は直進する。もう少し山を下っていき、田舎風景でも建物が次第に増えていく。
めぐ「こういうのとか…。」
ひろ「出すならせめて画を見せてやれよ。」

 左折箇所からは山県市の中心部へと進むように、店などの建物も増えて郊外らしい雰囲気となる。
ひろ「だから、わからんって。」
めぐ「こっちもうまく言い表せないんだって。」

 そして標識に従って右折したら、国道表記がない…?
めぐ「…ないんだけど。」
ひろ「それ、調べれるヤツ使えよ。」


 とりあえず停止し、調べればバイパスとの"渡り線"だったりする。道は正しかったのだが、表記が若干不親切だと思わせてくれた。ここまで94.6kmを走行し、涼しげな夕空が美しい。
ひろ「ま、これから風が気持ちよくなるからな。」
めぐ「本番はこれからだよ…。」

 国道は山県市役所東にて左折が岐阜方向、右折は未完成の高富バイパスで逆方向。

国道256号高富バイパス 山県市役所東(山県市)→西深瀬(山県市)
 せっかくなので右折し、1kmほど続くバイパスも見ていこう。片側2車線で推移しており、現時点ではそのまま工事箇所にぶつかって途切れることとなる。2020年に東海環状自動車道が山県まで開通した際、インターへ接続することとなった。

 

 今回はそのまま引き返そうか…?
めぐ「ちょっと早めに入れとくかな…?」
ひろ「あ…、じゃあそうするか。」


(現)シンワ菱油・ビッグエクストラ山県SS(三菱商事エネルギー/岐阜県山県市) 120円×4.34L
 ついに初登場!かつて存在した三菱石油とはほぼ関係ない、7ブランド目のセルフ式スタンド。規模は小さめで、4台分しかスペースが設けられていない。給油機は小銭非対応。灯油はやや離れた位置にあるほか、コインランドリーがある。
めぐ「ま、これでいいぐらいかも。」
ひろ「これだけありゃ帰れるだろ。」
めぐ「そうじゃなくって、帰ってからもちょっとぐらいなら持つかなって…。」

 ということで早めの給油を済ませ、国道256号で岐阜へ向かおう。

国道256号 山県市役所東(山県市)→神田町5丁目(岐阜市)
 バイパスに"1本化"してからは片側2車線となっており、程なくトンネルへ。基本的に走りやすいこのバイパスは、名鉄高富線の廃線跡を用いた旧道から移行したものだ。
めぐ「やっぱり2つあると違うよね!」
ひろ「そうそう、後ろつかれても追い抜いてもらえる。」

 岐阜市に入ってきた。引き続き走りやすいバイパス道路と、心地よい風が時折かかる田舎風景となっている。気づけば夜も7時過ぎ。すっかり日没時刻を回っており、周囲が暗くなってくる。
めぐ「いいんだけど…、なんていうか。ポンコツ?」
ひろ「そりゃ、中古ってもどんなんか知らんけど。」

 市街地に近づくと片側1車線になり、元の狭苦しい道になる。もう少し進むと中央分離帯こそないものの、片側2車線となる。長良橋を渡れば、そこは岐阜の市街地。
めぐ「ここまで来ればだいたいわかるよ。」
ひろ「まあ…、じゃあ付いてけばいいってことか?」

 岐阜公園付近は上下線が離れて一方通行となる。そこからは左折状のカーブ箇所が1つだけ。国道157・248(・303)号と交差すれば、国道256号は終わる。
めぐ「一応、これであとは消化試合みたいな?」
ひろ「あ、そうかい?」

国道157・248号 神田町5丁目(岐阜市)→茜部本郷(岐阜市)
 この区間は既に何度か通っているので、詳細は割愛する。ただJR岐阜駅前に、国道256号の表記があるのはどういうことだろうか?まあ、夜になって流れはよくなかったり。
めぐ「…もう1つ2ついい?」
ひろ「まあ…、何かは知らんが。」

国道21号 茜部本郷(岐阜市)→上新田(岐南町)
 せっかくなので、今日は岐南インターを高架橋の上から跨いでみる。これによって国道21号として、本線がつながった。
ひろ「つながったって、どこからどこまで?」
めぐ「大垣から岐阜、美濃加茂で瑞浪とか。」

 2017年1月に美濃加茂市から瑞浪市を走行しており、その際はいつもと異なる体制を組んでいたり…。
ひろ「ああ、正月に京都から舞鶴行った間の。」
めぐ「そう。ちょっと…、代役じゃないけど。」

 程よいところで高架道路から流出し、ちょっと休憩したい。
ひろ「そういうのは調べとけっての。」
めぐ「そんなのわかんないよ。」
(2017年大盆の原付クルージング つづく)