今回は2024年9月下旬現在における、JR東海一般車両の動向について触れていこう。

 引き続き315系は3000番台4両編成が増備されるようで、2本が7月上旬に静岡へ追加。合わせて313系も300番台2両編成が2本、7月下旬に大垣から静岡へ転属。これで313系K編成は11本が揃った。


 211系5000番台も撤退が進められる。3両SS編成1本7月下旬、3両LL編成1本と共に西浜松へ回送。譲渡を除いたSS編成では初の廃車となるかと。全運用から離脱していたLL編成はこれで残り2本。

 さらに残っていた211系5000番台3両LL編成2本も、続けて翌日に西浜松へ回送。これでLL編成は全廃となる。8月以降は豪雨災害もあったようだが、車両投入に直接関係する動きはなかった。

 2024年9月下旬現在の車両数はこのとおりになる。

 

315系:3000番台名古屋地区4両編成×14本
315系:3000番台静岡地区4両編成×8本(3029以降)

211系:5000番台3両LL編成×0本(全編成退役)
211系:5000番台3両SS編成×5本
211系:6000番台2両編成×9本(全編成健在)

311系:4両編成×5本
213系:2両編成×14本(全編成健在)

313系:300番台大垣区2両編成×5本
313系:300番台静岡区2両編成×11本


 10月以降、12月までに残すは315系3000番台が6本。御殿場線などの中編成ワンマン運転も控えているので、早めの増備といきたいかそうでないのか。211系も5000番台3両SS編成が残り5本で、いよいよ余命僅か。

 これまで動きのなかった6000番台2両編成も、9本に動きがあることだろう。それはそうとJR東海はいいとして…、名鉄はどうなるのやら。
(おわり)