2024年8月13日(火)午後6時59分 愛知県常滑市/中部国際空港
第1ターミナルの到着フロアは2階となる。長期休暇の"谷間"であり、午後7時になろうかという時間。あまり到着客はいないようだ。さて…、名鉄名古屋へのミュースカイはそろそろだっただろうか?
(M)名鉄乗継特別車両券:中部国際空港→神宮前→東岡崎 450円
乗り継ぎの特別車両券(ミューチケット)はこれまでの券売機で買うことができず、窓口で購入するほかはなかった。一新された券売機で対応できることとなり、1乗車の場合と同額となる。今回はこれを購入していくとしよう。
ミュースカイは専用となる1番線から発車。今回は時間があまりないのに、改札から離れた6号車を指定している。
ホームドアは全国的にも珍しく、上下全面が覆われたタイプとなる。動作位置を合わせる機能などは備わっておらず、そのためかホームのドア幅はなかなか広い。車両は特別車に特化した20m級2ドアとなり、それ以外は対応しない。
4.中部国際空港19:07発→神宮前19:28着 ミュースカイ49/名鉄名古屋行き 名鉄2054
乗車するとすぐに発車時刻を迎えた。座席はリクライニングさせる際に、連動して座面の沈み込む"ゆりかご型"が採用された。全体的には堅めな仕上がりで、リクライニングは小さい。
中部国際空港の島を出て、並行する道路と共に橋を渡ると"内地"へ帰った形。海の向こう側には日没後らしい、グラデーションの美しくなった空があった。
今回の乗継ミューチケット(特別車両券)は2枚に分かれており、1枚目には料金の記載がない。東岡崎まで向かうため、乗り継ぎ駅は経路の重複しない神宮前となる。
中部国際空港からJRとしても特急らしく、ノンストップで21分。乗り継ぎとなる神宮前に到着する。このミュースカイは名古屋行きであるため、残す距離も短く7分で終わる。
さてこの日午後6時半前に、犬山線で事故があった。このため中部国際空港で発車を待っていた準急は、通常とは異なる岩倉行きとなっていた。これから乗る特急も新鵜沼始発なので、どう影響してくるのか…?
先に出る急行は6000系の6両で、前2両は三河線のワンマン車両となる。1980年頃の製造にしてリニューアル後、側面の行先表示はカラーLED式で新設された。どれだけアンバランスであろうと、慣れてしまえば仕方ないのか。
5.神宮前19:40発→東岡崎(20:04)着 特急194/豊橋行き 名鉄2258
犬山線の事故もあって、指定された特急は編成が変わったらしい。1000系は1号車に展望席があり、2号車が電動車となる。2200系には展望席がなく、2号車は付随車となる。
知立の工事は続いている。名古屋方向の構造はコンクリートが部分的に流されるなど、結構進んできているようだ。この特急は件の事故もあって3分ほど遅れているという。
改めて本来は展望席付きの1000系だったところ、2200系に乗っている。結果的に中部国際空港から神宮前のミュースカイと同じ車内になった。
本来神宮前から24分だったところ、少々遅れたまま東岡崎に到着した。今回は東岡崎まで来ながらすることはなく、そのまま折り返して終わるだけだ。
(M)名鉄運賃:中部国際空港→東岡崎 通常1400円
せっかく来た以上外へ出て、駅を少し見ておこうか。完成して経年もなく新しい橋上駅舎と、駅から続くデッキが都市部らしい夜の景色となることか。
デッキには家康公の像が佇んでいた。ホテルやコンビニ、商業施設もあり名古屋市内からそこまで遠くない。利便性はなかなかだ。
駅前のバスターミナルは頭端式となるため、発車の際はバックさせることとなる。名鉄バスの岡崎営業所は管轄がそこそこ広く、気になるところ…。
旧名鉄産業の運営していた『サンコス』が1月に閉店していた。名鉄の駅コンビニ売店として、独自ブランドで残る少ない生き残りでもあったようだ。これで実質は、ファミリーマートに統合されたこととなる。
(現)名鉄特別車両券:東岡崎→名鉄一宮 450円
東岡崎からの指定を探せば…、岐阜行きの特急は展望席付きとあった。今回は乗り比べも目的としていたため、今度こそと息巻いたり巻かなかったり。
(A)茶流彩彩玄米茶600ml(ファミリーマート) 108円[軽]
手元の水分を確保しておこう。軽い食事とともに、今回の最終補給になる。
昭和中期から営業し、長らく鎮座していた岡ビル百貨店はとうとう解体する段階へ。窓ガラスにはテープが貼られ、なんとなく戦時中の再現などを連想した。
(つづく)