2013年7月13日(土)午後6時25分頃 名古屋市瑞穂区/瑞穂陸上競技場

 雨よけのために大きなビニール袋が自由に取り出せるように用意されていたので、ありがたくもらっておこう。再入場が可能となっており、出る際にブラックライト式ハンドスタンプを押してもらう。
めぐみ「…これ11年前かな?舞浜と同じなのよ。」
なぎさ「このスタンプのことか?」
さくら「この前のモリコロパークはそうじゃなかったけど。」


 正面広場では氷で名古屋グランパスの"エンブレム"を作っており、ひとまず入場していた間に完成していた。暑い夏には涼しげな印象を与えてくれるだろうが、早々に溶けてしまうこともありそうか。


(現)フランクフルト(瑞穂陸上競技場/ZiZi工房) 1本300円
 香嵐渓では有名な『ZiZi工房』のフランクフルトは食べ応えもあって味もなかなか。機会があれば香嵐渓や、百年草(ZiZi工房)へも出向いてみたい。

 

 

(香嵐渓へはその後、2015年,2017年に訪れている。)
ももか「結局買っちゃったんじゃん…。」
めぐみ「なんか…、欲しくなった。」

 味噌串カツを買ったところで、スタンドから応援歌が聞こえてきたので戻ることとしよう。えびせんの試食もあったものの、いかすみ味やうめ味などとあまり好みでないものなのでパス。
ももか「アンタの好みはどうだっていいけど、食べてみればいいのに…。」
めぐみ「…こういうのって、もう反応?」


 ホーム側は前売りで完売のようで、チームカラーの赤に染まっている。結局メンバー発表はもう少し後になった。そういえば戻る途中で『ガッツ氷』が溶けかかっているようなことを聞いて…。
めぐみ「かき氷も食べたいような…、ね。」
ももか「…前も氷とか言わなかった?」
なぎさ「もういいだろ去年の話は。」

 午後6時45分、いよいよ選手紹介の時間を迎える。スコアボードは大型LED画面で、愛知万博で使われたもの。まずはマッチコミッショナーと記録員、審判団の発表。主審の東城へブーイングがあったが、後で調べてもこれまで何かとあったようで…。


 続いてサガン鳥栖のメンバー発表。ここまではポジションと名前ぐらいで、特に凝った演出もない。
なぎさ「そういえば…、豊田が注目だとか言ってたよな…。」
ももか「…豊田?」
なぎさ「私もあんま見ないからよくわからんけどな、野球ばっかりだし。」


 帰ってから、豊田は東アジア杯日本代表に選ばれることとなった。雨も降りしきり、陸上トラックは照明を反射する。


 そしてグランパスのメンバー発表は、派手な演出。グランパスの顔ともいえる楢崎に代表復帰論があるようだが、実際どうなのだろう?
なぎさ「野球もサッカーも変わんないよな、こういう時。」

 発表で盛り上がったところで、7時4分の試合開始を待つだけ…。
ももか「…それいつ食べるのよ?」
めぐみ「…今。」


(現)味噌串カツ(瑞穂陸上競技場) 3本400円
 揚げた串カツを店頭で味噌につけるタイプ。購入後に席に戻ってからメンバー発表を挟んだので、その分食べるまで時間がたってしまったが味は安定的。
ももか「…それで?おちょぼさんは?」
めぐみ「…今年はまだだけど。」
なぎさ「串カツなんだろ?」
めぐみ「私やっぱり味噌の方が好きかも。」


 選手入場。アウェー席は結局あまり埋まらない様子。やはり鳥栖から名古屋は遠いのだろう…。
ももか「…どれだけ時間かかるのよ?」
めぐみ「18きっぷで1日…?」

 参考までに、2009年は1日がかりで名古屋から博多まで乗り継いでいる。4日間かけたうち、最終日は広島からの帰路に費やしている。九州は確かに遠かったのだ。
なぎさ「そういやそうだった。」
さくら「そりゃ低予算だしさ、新幹線なんか夢の。」

 これ以降新幹線の利用頻度が高くなったのは内緒にしておこう…。

 午後7時4分、雨の中で試合開始。キックオフの瞬間が一番盛り上がるのかもしれない。
ももか「本当、始まる前が一番っていうもん。」


 前半はサガン側がこちらに向かってくる。それにしても、こういう日に雨が降ると厄介なもの。豊田スタジアムではホーム側スタンドのほぼ全体に屋根がかかるので、観戦中はあまり心配が要らないはず。
さくら「…あれ、あそこって全体に屋根なかった?」


 映像装置そのものにタイマーが取り付けられていないため、ビジョン内左上の部分に出している。これは、ナゴヤドームにおけるカウント表記と似たようなものだろうか?
ももか「あ、そういや…。」

 前半12分、ケネディが決めて先制。しかし雨がやみつつあった39分、野田に決められ同点。そのまま同点でハーフタイムとなった。
めぐみ「…いや、まあ試合はいいけど。…座ってて濡れない?」
なぎさ「タオル敷いてもか?」
めぐみ「タオル…、座ってると濡れちゃってあと帰り用の1つぐらいしかない。」
さくら「そういやかき氷は…?」
めぐみ「かき氷なんかもうどうだっていいよ…。」
なぎさ「…45分立ちっぱなしは嫌なんだな?」


 再び雨が強まる中で後半開始。今度はグランパス側がこちらに向かってくる。前半は雨がやみつつあった中で同点とされたので、こちらが有利だろうか?もっとも雨上がりとなれば湿度が高く、観戦環境が劣悪なのは変わらない。
なぎさ「…なんだったら、無理に座らなくたっても。」
めぐみ「…それもあるんだけど。」
(つづく)

「さて2015年になり、瑞穂は屋根が少なく洋式トイレも少ないことでJリーグ側から注意を受けたといいます。豊田スタジアムは屋根も洋式トイレも十分数があり、アクセス面以外の全てで優秀といえるでしょう。瑞穂はアクセスで優れていることもあるので、全面移転に消極的と考えました。」