めぐ「時は2013年7月13日。岐阜駅前からモレラ岐阜へとバスで向かい、モレラ岐阜から樽見までは樽見鉄道を乗車。そのまま折り返していき、樽見から大垣まで乗車したことによって樽見鉄道を制したことになりました。」
めぐ「で…、お待たせしました。今回はようやくのサッカーネタなんですよ。それも今2024年で、もう11年も前になっちゃいましたか。もうすっかり過去の話ですので、3回ほどは流してもらっていいと思います。」
2013年7月13日(土)午後5時 名古屋市中区/金山駅
野球は終わっていた。サッカーだけでなく、野球も相撲も重なれば混雑も当然か。
めぐみ「私、相撲も有りだと思ったのよ。」
ももか「相撲見て間に合わないならしょうがないじゃないのよ。」
なぎさ「…それでやめたとか?」
6.金山17:05発→瑞穂運動場東17:18着 名城線左回り 名古屋市営2302
愛知県体育館での大相撲は結局、帰りの混雑で試合に間に合わない可能性があるために断念したということだ。
さくら「そういえばサッカーって…」
めぐみ「10年前かな?豊田スタジアム行ったんだけど…。」
それ以来10年間はサッカー観戦とは全く無縁であった。
なぎさ「…私ら野球ばっかだもんな。」
ももか「野球もさ…、なんで私が鴎派と鷹派とどうでもいいのと一緒なわけ?」
金山から瑞穂運動場東までは13分の乗車。名古屋市営地下鉄はICカードに対応することから、運賃の230円も当然のごとくICで済ます。
地上に上がって見たところ名城線の東側らしく、八事日赤と同じような緑と起伏のあるマンション街だ。瑞穂陸上競技場へはここから歩くことになる。
さくら「そういえば国道153だとかを自転車とか…。」
めぐみ「乗ってきたけど…。まあこんな感じの景色かな?」
横を見るとどうやら公園らしく、こちらから入る人もいる様子。もうここは瑞穂公園でいいのだろうか?
ももか「さあ…?調べてよ地図か何かで。」
メインの通り(山手グリーンロード)にはマンションが林立しており、進んでいくと緩やかにカーブしながら下っている。すると前方から…、何やら聞こえてきた。
めぐみ「この応援って…。」
なぎさ「お前テレビでもサッカー見ないのか?」
めぐみ「見るときは見るけど、あんまりじっくり見ないっていうか…。」
隣にあるラグビー場の駐車場を見ると、団体のバスが停まっている。アウェーチーム関係もあれば、団体観戦かもしれない。
さくら「なに、バスが気になった?」
正面では"赤き衣を纏った集団"が待ち構えていた。歌われていたグランパスの応援歌は、後で調べると新曲だったそうな。
さくら「…こういうのって調べた?」
めぐみ「ない。」
風船状に膨らませてある『グランパスくん』に出迎えられ、いよいよ場内へ進んでいこう。今回の瑞穂陸上競技場(現:パロマ瑞穂スタジアム)は、過去に少なくとも実観戦では訪れていない。
正面の広場にはすでに多くの客が来ており、グルメ系の出店もある。スタジアムの外観を見れば、独特の興奮がある…。
さくら「だって…、さっき1回見ちゃってるもん。」
ももか「別にさ、あのグランパスくん?後だっていいのに、またアレ?」
結局はこの"ブログネタ"用の写真のためということ。持っているチケットはサポーターズシートだが、チケット売り場で"アップグレード"が可能らしい…?
ももか「また…、それだけ金使うことになるけどいい?」
めぐみ「どうかな…?」
なぎさ「別にいいだろ。」
アップグレードはせず、そのまま入場。500mlまでのペットボトルが持ち込めることは事前に調べている。
ももか「…紙コップいらなくない?」
めぐみ「あ…、そう?使うかもしれないのに?」
さくら「…それより600と1000もあるんじゃなかったっけ?」
細かいことを気にしつつナゴヤドームなどと同様に紙コップを手にしてしまった。これは後に役立つこととなる。
入るとマッチデープログラムが配られていたのでもらっておこう。今回の表紙とインタビュー記事はダニエル選手。
さくら「…オリックスでもこういうのなかった?」
めぐみ「あったけど…」
野球では連戦が当たり前なのかこういうのは少なく、過去に京セラドーム大阪で受け取った『Bs TIME』もシーズン中全12回の発行となっていた。バックナンバーについては有料らしい。
陸上競技場のグラウンド全景。屋根が多くかかり規模も大きく球技専用でもある豊田スタジアムと比べると、歴史はあるものの利点は名古屋市内にあることぐらいしかない。
ついでにこの試合にはLED広告が用意されない。バックスタンド側のそれはJ1で1節1試合ずつしか使われず、クラブ側に選択権はないのだろう。
屋根はメインスタンドにしかなく、個別席があるのもメインスタンド中央部ぐらい。他は背もたれもない長椅子で、屋根がないことから…。
ももか「やーねーってのなしよ?」
アウェー席は南側の一角が一定数割り当てられており、今日はサガン鳥栖の水色に染まるはず。もっとも九州の鳥栖であることから、名古屋まではそこそこ遠い。
浴衣を着たグランパスくんと…、その隣は?
ももか「あれ、アンタ知らない?水族館の…、アレよ。」
めぐみ「アレったって…?」
ももか「私に黙って行ったんじゃなかったっけ?」
どうやら夏の暑さ対策を推進するため、打ち水イベントが行われたとのこと。それからの雲行きからしてああなるとは、少なくともこの企画が通った時点では予想だにしなかったことだろう。
さくら「…ちょっと何言ってるか。」
どうも落ち着かないので、一旦外へ出ることとしたい。このエリアは"ゾーン指定"であり、要するに自由席である。ある程度他人に自分の席であることを示すため、紙コップと手持ちのタオルなどを置いておこう。手荷物に貴重品が入っているのでそれは持っておく。
(つづく)