2018年4月14日(土)午後3時33分 兵庫県西宮市/阪神甲子園球場


(現)甲子園スパイスカレー(阪神甲子園球場/甲子園カレー) 700円
 食べ放題企画で"問題児"として扱っているカレーも、たまには変化を付けたいもの。モノ自体は名物たる甲子園カレーそのものらしいが、そこへスパイス類を後から振り掛けるのが特徴。これによってカレー以外の辛味が程よく加わるということ。形よく"成形"したライスの上に、キャベツの酢漬けが添えられる。辛さは選択できないので、おそらく中辛かと…。

 結局は2016年の『スーパー北斗』と同様、何もないところで立ち食いせざるを得なくなった。幸か不幸かこの回は何も起きず、今回の試合は成立。これで正式に、セ・リーグ6球団の主催試合を全て観戦したこととなる。
もも「おーそーいー。」
めぐ「ごめんごめん、食べる場所全然なくって。」


 6回表は山田が2ベースの後、1アウト3塁からバレンティンがレフトへ2ベースで先制点。雨が降りながらも、応援目的で傘を降るビジター席。その後は続かず、1点で終わった。
さく「本来の目的じゃないんだもん、傘。」
めぐ「…傘使ったほうがいい?」


 6回裏は1アウト1塁から福留が2ベースで2,3塁も、糸原がファーストゴロで2アウト。
なぎ「原付用で足りるか?」
めぐ「なんか、風除けのほうが勝っちゃってる。」


 ここで先発の石川から近藤に交代し、リリーフカーが登場。4代目として用いられている『smart』は、3代目までと異なり電気自動車でないらしい。また2022年からは5代目になり、メーカーが変わったらしい。
めぐ「この見た目だと電気自動車で…。」
もも「アンタ原付シリーズやってんじゃないの?」


 大山は三振で攻守交替。7回表の前、セ・リーグ球団のビジターながら『東京音頭』が流れる。東京ヤクルトの応援席では傘を舞わせるため、風船を飛ばさない。内野屋根下『甲子園ライナービジョン』は、法人向けの個室に取り付けられている形。


 秋山は続投。雨で土の状態が悪くなっており、乾燥砂が入れられる。これがなかなか優れものらしい。
さく「去年のアレよりはいいでしょ。」
なぎ「あ…、田んぼ野球か?」


 福留がレフトへの打球をファインプレー、40歳にして本日2度目である。
めぐ「…中日から?」
もも「…だから、何が言いたいのよ?」


 1アウトから坂口が右中間へ1発を放って2点目。雨の中、またしても傘が舞うビジター席。雨除けとしての役割を、ほぼ放棄しているようなもの。
さく「これぞ本末転倒な…。」
もも「やめなさい。」


 7回裏、恒例の風船飛ばしが始まる。甲子園ではチームカラーとなる黄色が多いものの、統一はされていない方針。このとき用いられるBGMはいつから使われているのだろうか?
もも「あれ、アンタもやる気?」
めぐ「来週の予行演習と、在庫処分みたいな。」


 昨年所沢『炎獅子の祭典』で使用した赤い風船が残っており(大阪『鷹の祭典』でも使用予定だったが忘れ、所沢でも7回表に不慣れで使用できなかった分)、その"処分"を兼ねて飛ばしてみる。
さく「乗り気になっちゃって…。」
もも「ってか、予行演習って何よ?」
めぐ「ああ、風船配られる日だし。」

 なお2020年に"例の件"で飛沫防止の観点からジェット風船が禁止され、2024年現在も甲子園では再開に至っていない。その間に風船柄のタオルが発売されたことから、そちらを使用することで定着したのかもしれないか…。


 さて投手に代打が出たので、3番手として秋吉が登板する。対して、西岡が代打として打席へ。
めぐ「これも…、いつだっけ?」
なぎ「…帰ったら調べような。」

 結果として見せ場は登場時で終わってしまい、この回は何もなく終了。後で調べれば、やはり2007年9月1日以来の"生登場"であった。
さく「…わかってるね?」


 8回表は藤川がマウンドへ。雨も強まっており、グラウンド整備係の方々と並ぶ。
もも「この画もなんというかね…?」
さく「なんたってあの阪神園芸だもん、信じようよ。」

 イニングとして、西浦のバントがエラーになって0アウト2,3塁。バレンティンがセンターの頭を越える2ベースで2点追加。さらに1アウト3塁から、途中出場の奥村は犠牲フライでもう1点。
なぎ「…それもう書きにくいだろ。」
めぐ「こんな雨とか、なんか。」

 8回裏、4番手は石山。鳥谷が代打に出て連続試合出場を継続し、四球で出塁。糸井もライト前ヒットで続く。しかしロサリオは本日2度目のダブルプレー。福留も三振に終わった。これで試合はほぼ決まったようなもの。
さく「…もう帰るの?」
めぐ「いや、アイスのスプーン使い道なかったから捨てるついで。」

 9回表は伊藤和雄が登板、1塁と3塁の周囲にも乾燥砂が入れられた。雨もかなり降っており、強まる雨によってボルテージも流されたのか途中帰宅する客も多い。もう何も起こらないで欲しいと、旅行班は考えが一致する。
もも「そのメモでしょ。」
めぐ「…それで?」


 しかし手は緩めず、坂口がセンターオーバーの2ベース。1アウト3塁から代打の荒木は三振も、山田の四球を挟んで西浦がセンターへタイムリーヒット。6点差では決まったも同然なようで、あれほど埋まっていたスタンドも空席も目立ってきている。
さく「雨具?持っててよかったよ、今日。」
めぐ「…ヤッケじゃダメだった?」
もも「とりあえず、今日のアンタ見る限り役に立ってないでしょ。」


 9回裏のマウンドはカラシティー。こちらは何も起こらず、そのまま試合終了。
さく「こっちはこっちでアレだもん。」
もも「都合がいいんだか悪いんだか…。」
(つづく)