リアルタイム検索などに出てくる『X』(旧:Twitter)等の情報を基に、2024年3月改正以降の動きを見ていこう。
まずは静岡にいる211系5000番台3両SS編成のうち、2本が2024年3月後半に三岐鉄道へ譲渡されることとなる。そのまま続けて、211系5000番台3両SS編成3本が三岐鉄道へ譲渡となった。ここにきてSS編成にも動きがあったうえ、移籍も実現するという…。
大垣にいた313系300番台2両編成について、合計9本が3月後半に静岡へ回送という動きも見せた。大垣での運用が減ったということもあったのだが、4月以降正式に転属となっている。静岡ではK編成を襲名。
315系は3000番台4両編成2本が、2024年4月に神領へ新規投入される。前年度から続くようにC113,114編成となっており、静岡がU編成となったため異なるようだ。
315系3000番台4両編成2本は2024年5月上旬にも新規投入されるのだが、今度こそ満を持して静岡へ。正式にU編成を襲名し、3029から附番されている。名古屋地区と異なり、半自動ドアボタンを当初から装備している。
315系3000番台4両編成2本は5月下旬にも静岡へ新規投入され、6月に4本体制で運用を開始した。
これと313系によって211系5000番台を置き換えていき、3両LL編成3本が6月上旬に西浜松へ回送。運用から離脱することとなった。さらに315系3000番台4両編成2本が、6月上旬に静岡へ新規で追加投入される。
211系5000番台は3両LL編成2本が6月中旬に西浜松へ回送されると、この時点で残存が半数になった。211系5000番台3両LL編成は、さらに2本が2日連続で西浜松へ回送。
211系5000番台3両LL編成の撤退は続くところ、3本は6月下旬に三岐鉄道へ譲渡という動きを見せた。これで先行して譲渡したSS編成と合わせて合計8本になり、現有編成数から見れば充足する。
211系5000番台3両LL編成2本は、翌日にも三岐鉄道へ譲渡。これで10本となるのだが、おそらくは部品類確保の目的もあるだろう。
2024年6月下旬現在の配置数はこうなった。
- 315系:3000番台名古屋地区4両編成×14本
315系:3000番台静岡地区4両編成×6本(3029以降)
211系:5000番台3両LL編成×3本
211系:5000番台3両SS編成×6本
211系:6000番台2両編成×9本(全編成健在)
311系:4両編成×5本
213系:2両編成×14本(全編成健在)
313系:300番台大垣区2両編成×7本
313系:300番台静岡区2両編成×9本
特に静岡のLL編成は最大20本あったところ、3本までになってしまっている。前期に投入された編成であることや大垣から転属してきた編成であること、車体高が若干高いままなことで身延線へ乗り入れられないこともあるのだろうか?
そして静岡で新規投入の進む315系は、ひとまず313系2両K編成と組むこととなったらしい。これにより6両での共通運用枠が設けられ、既存編成との組み合わせがランダムに。
最終的には…?
- 315系4両U編成+313系2両K編成:最大11本
313系3両T編成+313系3両S編成:最大6本
6両固定運用を共通化するならばこんなところだろう。ロングシートとクロスシートを共存させることで遠近分離も図る、近鉄名古屋線急行方式だ。
- 315系4両U編成×1:3本
313系2両W編成×2:4本
4両固定運用はこんなところか。短編成は区間便(島田~興津)に特化させたほうがいいと思う。
(7月以降につづく)