北海道で正夢に!?
当ブログではライフワーク的に特急『しらさぎ』の快速格下げ、JR東海新快速への統合案を述べてきている。
そんな折、JR北海道で同じような動きが出てきた。札幌から室蘭の特急『すずらん』について、快速格下げ案が出てきたというのだ。背景には特急利用の低迷がある。
特急『すずらん』が2024年改正で全席指定となり、実質は料金が値上げとなったのだ。また全席指定化により、4号車(uシート)との格差が生じてしまった。グリーン車は連結していない。
仮に快速(特別快速)格下げとなった場合、車両は733系の6両編成でほぼ決まったようなものだろう。これにより『エアポート』との共通運用化が図られ、運用コストの低減になるだろうかと。しかし自由席5両はオールロングシートのままとなり、指定席も1両で足りるだろうか…?
案は3つ。1つ目は上記したように、これまでの6両編成と共通運用を組むパターン。2つ目は同じ733系6両編成でも、『エアポート』と異なる編成にすることだ。自由席はむしろ721系を踏襲して、転換式クロスシートが主体となる。指定席もできれば2両はあったほうがいい。
そして3つ目…。特急の車両を実質そのままにして、全席指定の快速として運行するということだ。この場合5両編成中の4号車はグリーン車とすることで、格差をつけることが可能だ。ただ口実として、785系を撤退させたいというのはあるだろうと。
快速格下げの場合、指定席料金の見直しも必要となろう。現行は距離問わず通常840円、チケットレスサービスは530円となる。ただチケットレスサービスへの安易な誘導は、クレジットカード非保持者の排除ととらえても仕方ない。
そこで新料金案。新千歳空港発着を除く50km以内完結の場合は530円、それ以外は840円にしよう。特に前者は媒体問わず、料金を同一とするのが望ましい。低迷の理由には"駅から当日手軽に利用しづらくなったこと"も要因にあるかもしれないし。なお引き続き、室蘭支線内完結利用の場合は乗車券のみで利用可能とすべし。
並行する特急『北斗』については長距離輸送重視な様相からか、今のところそういった話を聞かない。その『北斗』についても関与する事項があるのだが、そちらについては別記事に譲ろうか。
(つづく)