JR東海ではICカードの乗車利用区間を拡大することとなり、合わせて駅番号の導入範囲も拡大するものと思われる。そこで今回はこれまで駅番号を導入していない線区も含めて、独自で考案してみたという話だ。以下、あくまでも私案である。


 東海道本線では大府(CA60)から共和(CA61)の間に新駅を設ける構想があり、区画整理事業と合わせて駅前広場も造成されている。そこで新駅開業に際して駅番号を追加する際に、既存番号に"A1"などを追加することを思いついたのだ。

 御厨(CA30)は制定時点で開業が決定していたため、追加附番を前提に当初から空けられていた。また大垣から分岐する美濃赤坂支線は今回ICカードの導入が決まったため、こちらも同様な追加方法をとりたい。


 身延線では今回ICカードに新しく対応することとなった区間(鰍沢口~甲府)で、駅番号を追加する。対応しない区間は特急停車駅のみ駅番号を表記すればいいだろう。既に富士~西富士宮で附番があり、その続きで甲府までもっていけばいい。


 飯田線も今回ICカードに新しく対応することとなった区間(三河一宮~本長篠)で駅番号を追加する。対応しない区間は特急停車駅のみ駅番号を表記し、やはり既存の続きとすることだろう。そもそも特急は飯田までであるため、以北は全く不透明。


 で…、ICカードもなければ駅番号もない紀勢本線。既に番号のみ付与されている伊勢鉄道を踏襲し、後述する経路で共通する四日市から多気まで延長するように通し番号としてみる。併せて名古屋(CJ00)を起点とする通し番号も考案してみた。

 加えて以下もそうだが、路線記号もラインカラーも入っていなかった。加えてJR東海では"カラーユニバーサルデザイン"の観点から、隣接する路線に同系統の色を避ける傾向にある。ならば…、いっそ白色はどうだ。

 一方同じ紀勢本線でも、亀山~津は少々事情が異なる。メインルートが伊勢鉄道となっているため、先述した美濃赤坂支線と同等な扱い方としたい。路線の色は…、とりあえずJR西日本(関西本線:加茂~亀山)から続く濃紫色にしておく。


 で、参宮線と紀勢本線の多気~新宮。先述したメインルートで分岐する方式となっており、正式にはどちらが優先されるべきなのかはっきりしていない。そのため双方とも通し番号とするパターンもあるし、双方ともにリセットするパターンもある。

 紀勢本線の多気~新宮については名古屋近郊から離れることもあり、本数など多くない。そのため主要駅のみ駅番号を表記するのもいいだろうかと。

 参宮線の路線色は、伊勢市の色がオレンジ色らしいことからオレンジ色としてみる。紀勢本線南部はJR西日本と共通化するような、緑の少々混じった明るい水色とかどうだろうか?


 名松線は運用が独立していることから、松阪から新規で附番するとみた。路線色は沿線の『火の谷温泉』から連想し、赤系にしてみよう。


 まあ…、"CA-60-A1"はないわな。
(おわり)