2024年5月5日(日)午後1時47分 岐阜県中津川市


 日本一の農村景観展望台入口から18.9km。国道19号と交差し、国道363号を完全制覇。今回の目的が全て果たされたことになる。傍らには飲食店の集まる区画があり、郊外の主要地点らしい。
めぐ「これで一応…。」
ひろ「まだ帰りがあるだろ、それと…。」


 ということでここからは"元の組み合わせ"に戻そう。
もも「…アンタらも小さいので良かったかもね。」
ひろ「ああ、大きいほうの荷物だと。さっきのとこなんか、下りがな。」


 時刻は午後3時過ぎ。給油後の距離を基準にここまで162.9kmを走行しながら、まだまだ余裕があるように感じられる。ただ実のところ、原付のオイル交換とする目安が迫ってきていた。
もも「…アンタらしくない。いつもだったらまだ行きたいって、オイルよね?」
めぐ「オイルがあるのよ。で、今日のもやりたかったし。」
たか「じゃあ…、今日はそのまま19号でって?」
めぐ「そうなるね。」


国道19号 中村(中津川市)→向流(恵那市)
 とりあえず国道19号を中津川市から恵那市まで制していこう。多治見までは43kmあり、途中にはバイパス化されていない区間を挟んでいる。もっとも中津川市内で渋滞らしく、片側2車線ながら進ませてくれない。
ひろ「いきなりこうってのもな…。」
めぐ「どこが頭かわかったら…、さ?」


 川を渡る橋から左を見れば、先ほどまで通ってきたであろう山々と中央自動車道。国道19号とは長野県内で異なるルートをたどっており、高速道路として中津川からは8000m級の恵那山トンネルで飯田へ抜けていく。
たか「なんなら…。」
めぐ「ごめん、こういうのは自力がいいの。」
もも「本当、だったらもっと大きい免許取ってさ。」


 少々進むも、名古屋までは71kmを有している。前方を見ると車列が一気に見られなくなり、一気に流れている。単に信号のタイミングが悪かっただけなのだろうか?
めぐ「さ、一気に行けるよ。」
もも「また調子よくなっちゃって…。」

 さて大型連休も後半になり、高速道路も渋滞が多くみられるようになってきている。中津川インターの情報案内を見たところでは、小牧ジャンクションに向けて4kmほど出ているようだ。
めぐ「さっき見たけど、いつもの上野原とか?だともっと大きいの。」
たか「この辺とかだと、結構開通とかしたろ。それで結構…。」
ひろ「減ったんだっけな。」

 以降も片側2車線で流れがよく、8kmほどで国道257号が左折となる箇所へ。気づかぬ間に国道257号が合流、重複していたのだ。ここからは午前に"予習"した区間であるため、ひとまずは中津川市から名古屋市までつながったことになる。
もも「…なんならまた、左の。」
ひろ「もう進んじゃったし、曲げないからな…。」


 予習のかいあって、バイパスの完成していない対面通行区間でも多少慣れていたことだろう。もっとも交通量が多いことで、午前も国道257号を引き返してよかっただろうと。そうなれば『サラチェーノ』とも出会えていなかっただろうが。
もも「本当、こういうのって一期一会じゃないけど。」
めぐ「あったんだよ、去年の佐世保だったかな…。」
ひろ「いいから、写真終わらせたら行くんだろ?」


 国道363号の起終点にして、中津川インターに近いCoCo壱番屋から18.3km。国道418号へ分岐する箇所にコンビニがあり、主要な地点にあるからか駐車場も広めにとられている。ひとまずはここで小休止しよう。

国道19号 向流(恵那市)→小田南(瑞浪市)
 瑞浪市に入って引き続きバイパス化されていない区間であり、片側1車線対面通行となる。国道21号や国道41号に同様な区間があれど、何せ名古屋市からそこまで離れているわけでもない。
ひろ「どうだ?60…、50ぐらい。」
めぐ「名古屋って、名古屋だけじゃないけど。基本、市役所までの距離。」

 そのままオドメーターがオイル交換目安とした11000kmを突破。屏風山のパーキングへ外から入れるかどうかという前に、残る走行距離が長くなりすぎてもよくないこととなる。よってパーキングはお預け…。
もも「ポイントじゃないの?」
めぐ「ポイントもだから、今日はね…。行けたら行きたいし。」

 周囲が開けたところで左からバイパスの構造が合流する形となり、片側2車線になった。以降はそのまま流れもよく進められることだろう…。
たか「これはまだかかるな…。」
ひろ「ま、あとは流れ。なんだろ?」


 恵那武並のコンビニから14.3km。やはりauPAYの大量ポイントがあり、誘惑に抗えず休憩を兼ねてマクドナルドへ。時刻は午後4時半になろうとしており、夜マック(午後5時)までまだ時間がある上にそこまで欲しているわけでもない。


 むしろメモ書きをしたかった。

国道19号 小田南(瑞浪市)→坂下町6丁目南(春日井市)
 ひとまずは再スタート。瑞浪インターの情報案内は引き続き小牧ジャンクションに向けられ、渋滞長よりも所要時間が増加している。国道19号も国道19号で、土岐市から多治見市にかけて混雑しているという。
もも「いいけどさ…、アンタも外から見て楽しむばっかりじゃなくって。」
めぐ「そうなんだけど…、小さいし機動力じゃないけど。」
(つづく)