2024年4月13日(土)午後5時45分 滋賀県米原市/米原駅


11.米原17:56発→敦賀18:26着 特急しらさぎ59号/敦賀行き モハ681-8
 2024年の"大革命"で全席指定となったことから、今回はこれまでも指定席だった3号車を指定。敦賀での新幹線乗り換えが円滑に進められるよう、座席背面には乗り換え経路などを示したモノが入れられた。
めぐ「今日は敦賀でじっくり見るってだけだからいいよ。」
あい「やっぱり…。」


 車内そのものも若干変化しており、ヘッドカバーが西九州新幹線でも見られたレザー調となっている。乗車時間が短くなることから、折り返す際の車内整備にて交換する手間を省くためだろう。
涼子「え、九州ってそうなんだ?」
なぎ「乗ったらそうなってた。」


 座席が少々埋まったところで発車。4月中旬の午後6時過ぎ。夕日によって照らされる琵琶湖を、左に見ながら進んでいく。今回は敦賀までの往復に終わるのだが、桜咲く春に北陸ルートというのはこれまでなかったのかもしれない。
あい「あ、なんかすごい。水浸しみたい。」
涼子「本当だ。ウユニ…、だった?みたい。」

(現)大きなメンチカツ(山崎製パン) 162円[軽]
 小腹もすいてきたので、朝に購入していた総菜パンをここで投入する。揚げ物であるメンチカツを包んで再度揚げたため、なかなか重量感がある。食べ応えはあるのでしばらく持たせられそう。
涼子「使い時あった…。」
めぐ「これパスすると、夜が早くても8時過ぎるのよ。」


 この便は長浜を通過しており、米原から敦賀までノンストップで完結。それこそどこかのミュースカイを連想させてしまう。
めぐ「これをせっかくだしやってみたくて、今日。」
なぎ「わかったけどミュースカイではないだろ。」


 すっかり沿線から人気もなく、特急は余呉を通過。余呉湖とともに、咲きわたる桜を画として入れてみる。日没の頃には山々が日を隠し、春の1日を終えるように寂しげな表情らしくあった…。


 近江塩津から長大なトンネルを経て福井県に入り、平野部へ抜けると舞鶴若狭自動車道の高架橋が出現。日没後の夕焼け空とともに映し出される風景も、また美しきものだ。
あい「いい夕焼けしてる。」
涼子「すごい、きれいになった?」


 そしてこれまで通ってきた線路から分岐し、この度新設された乗り換え専用ルートへ進む。やや位置が高くなったらしく、見下ろすような視点となる。
めぐ「ここからなんだよね。」
なぎ「本当、これだけのために悪いな。」


 新幹線の高架下へ進むと、左に見えるのがこれまでの在来線駅。これらの側線を挟むため、乗り換えルートとは距離が生じてしまった。在来線特急としてはこれにて終着となる。
涼子「本当、すぐ終わっちゃった。」
めぐ「…ごめん、これ2回目。」


 米原から45.9kmを途中無停車で30分。到着した敦賀は34番線に入っており、車内整備等を経てそのまましらさぎ62号として折り返すこととなった。隣は大阪行きのサンダーバード40号で、683系の4000番台を含む12両となる。


(現)JR特急券:敦賀→米原 1290円
 44分もの時間を使って、敦賀の新しく完成した部分をじっくりと見て回った。戻った後は折り返しなので同じ6両となるところ、復路は元来自由席だった6号車を指定。

12.敦賀19:10発→米原19:43着 特急しらさぎ62号/米原行き クモハ681-505
 敦賀からの復路はそこまで座席が埋まらないまま発車を迎える。もっとも空席が多かったのは、単に階段から離れた位置だったためだろうかと…。
なぎ「自由席だったらどこでもいいんだしな。」
あい「…そうかな?たまたまこの時間って、あんまり乗らないってだけじゃない?」

 この時間となれば外も暗くなっており、敦賀から左に見られるであろう景色もタイミングを逃す。他に収められる景色もないため特別することもない。写真枚数の多かった駅について、記録とすべくまとめるとしよう。


 復路も同様に途中無停車で33分。米原は7番線に到着したため、折り返しは回送となった。13分後に米原から敦賀へ向かうしらさぎ61号は、5番線からの発車となる。
涼子「…ミュースカイではないよ?指定席があれば越したことないかなって。」
あい「30分だったら快速でいいったの、わかった。」
なぎ「やっぱそうなるか…。」

 ということでここからは再度、JR東海の青空フリーパスを使用する。時刻は午後8時になり、米原で探そうにも心当たりはコンビニ売店としてセブン-イレブンしかない。
あい「岐阜ってなってるけど…。」
めぐ「一応…、まだわかんない。」


13.米原20:05発→名古屋21:11着 新快速5362F/豊橋行き モハ313-5304
 来たのは313系5000番台が単独編成となる6両。2006年に製造されたタイプでありLED照明への交換はされておらず、どことなく照明が緑っぽく薄気味悪い色味になってしまっている。
めぐ「これ最初は青っぽくて、明るかったんだよ?」
なぎ「それがカバーか何か黄ばんで、変な色。」

 西日本の新快速から接続を待った後、座席が埋まる程度となり発車。座ったら最後外の景色を見るわけでもなく、特別することもなくなる。先ほどと同じく、写真枚数の多い駅などまとめるとしよう。
涼子「…夜どうする?」
めぐ「…名古屋のほうがいいかな?」

 当初の計画は岐阜までとなっており、早くとも午後9時以降は"晩餐会"を含めてフリーになっていた。岐阜に何か飲食モノがあったかは思い当たらず、岐阜からも乗り続けるとする。
あい「別に何でもいいかな…?」
なぎ「だったら、名古屋のほうがあるな。」
涼子「じゃあ、ホームにラーメン屋出てるのどう?」
(つづく)