2024年4月の旅行記、いよいよスタート!

2024年4月13日(土)午前7時15分 愛知県あま市/木田駅


 今回は鉄道系の旅行モノなので、朝から駅でスタートとしたい。まずは例によって、名鉄で名古屋まで向かうこととなる。
涼子「本当、いいの?抜け駆けちゃって。」
めぐ「一応、今日はそのつもりだったし。」


1.木田7:23発→須ケ口7:31着 普通/須ケ口行き 名鉄6459
 今回名鉄で朝乗るのは6500系で、前期~中期型にしてセミクロスシートのまま存置。それでいてまだ現役を継続させるつもりなのか、窓外に保護棒が取り付けられていた。
涼子「で、名古屋から今日何するつもりよ?」
めぐ「今日ね、一応は青空フリー。」
涼子「あ、JRのね…。この辺だけど、また変に…。」

2.須ケ口7:34発→名鉄名古屋7:42着 急行/豊橋行き 名鉄9551
 この普通は須ヶ口行きなので、急ごうとせずとも乗り換えなければならない。須ヶ口で乗り換える急行は豊橋行きだった。この系統はいつからか最高速度重視で3000系列(+9500系・9100系)に限定され、さらに改正が進む度4両での運転も増加。こうなれば混雑するに決まっている。
涼子「…これ、シーンとか使ってたり?」
めぐ「2人でもチームだし、4人もそうなるもん。」

(M)名鉄運賃:木田→名鉄名古屋 330円
 乗り継ぎながら、合計では20分を切っている。運賃はこれまで330円だったところ、この3月改正と同時に値上げとなった。JRなどでは大都市部でバリアフリー用途向けとして、若干の追加運賃となる事例も見られるようになってきた。
涼子「そういや集合場所って、広小路口選ぶのいつも?」
めぐ「近いもん、ここから。」


 ということで旅行班は名鉄の駅から近いことを理由に、名古屋駅の集合場所を広小路口としている。今回も例によって広小路口にて、こちらも少々顔ぶれを変えて"企画発表"と参ろう。
涼子「この並ぶの結構珍しくない?」
なぎ「悪かったな。」
あい「呼ばれて参上。」
めぐ「で…、本題なんだけど。」


(現)青空フリーパス(JR東海) 2620円
 今回は1年3か月ぶりとなる青空フリーパス。JR東海の名古屋近辺(在来線)が休日に1日フリーといいつつ、その範囲は2006年以降なかなか広くなった。もっとも今回は一部例外要素を挟みつつ、基本的に名古屋近辺で完結する。
あい「例外的要素ってのがちょっと怖いね。」
めぐ「まあ、ダイヤ改正したじゃん。それを…。」
涼子「本当、いつもいる2人に怒られない?」

 目的は2024年3月改正で、多々変化した箇所などを回っていこうというもの。JR東海だけでもそれなりにある中、何を選んだのか。
めぐ「武豊線にも315…。」
なぎ「わかった、乗るってんだな?そこからたっぷり。」


 まずは武豊へ向かおう。隣で案内されるのは、こちらも2024年改正で敦賀行きとなった特急しらさぎ3号。
あい「…行くの?」
めぐ「今日はもうちょっと後で敦賀まで。」
涼子「そういや、新幹線で北陸とか言わなかったっけ?」
なぎ「開通前に行ったんだけど、後も第2弾ってやりたいとかな。」

 武豊へ向かう区間快速まではもう少し時間がある。この間に食事時間などが確保できない可能性も考え、ホームのコンビニ売店でパンなど少し仕入れておこう。


3.名古屋8:08発→武豊9:06着 区間快速5812F/武豊行き モハ315-3503
 目的となる区間快速こそ、この改正での変更点。武豊線電化まではキハ75が起用され、末期はキハ25を併用。電化開業後はワンマンの313系2両編成を除き、東海道本線と電車を共通化。そして今回、新しく315系が入っている。
涼子「あ、これよね。315系ってピカピカな。」
めぐ「これでどんな感じかなって。」


 側面にあるカラーLED式の行先表示も『武豊』と表記。2006年以降に投入された313系もそうだが、区間快速は明るい緑色をしており美しい。
めぐ「名鉄の準急って濃くって、そこまででも…。」
なぎ「アレはアレでいいだろ、濃い緑って考えりゃ。」


 新車特有の匂いが残る車内へ。ドア上には車内案内の液晶画面を設置し、東海道本線のオレンジにも対応する。区間快速の表記そのものは、先に入っていた関西本線で見られている。さあ、そろそろ発車する。
涼子「ってかこれ、1回やり直してるのよね?」
めぐ「ちょっとデジカメ、サイズ間違えちゃったみたいな。」


 乗客もそこそこに多くなり発車。金山から共和までは名古屋市内4駅を通過し、キハ75で運行された当時から最高120km/hを出していた。今回の315系でも性能を発揮して飛ばしていくところ、先行との間隔もあってかそこまで出していないようにも感じられる。
あい「あれ、そうなの?」
めぐ「そうなんだけど、あんまり揺れとかなくない?」
なぎ「あ…、そういえば。」


 南大高を通過し、国道23号と伊勢湾岸自動車道が上をまたいでいく。複々線の用地が施工されたのは貨物線計画の名残であり、大高付近では橋梁の老朽化対策で一部が貨物線用地に移動している。
涼子「左右に動いてたのってそれ?」
めぐ「そう。貨物できてたら…、ちょっと色々使えたと思うんだよ。」
(青空フリーパスの旅2024年春 つづく)