2024年4月13日(土)午後3時39分 岐阜県各務原市/各務ケ原駅

 今回は高山本線。岐阜県各務原市の市名を冠しつつ、JRとしての主要駅は1駅先にある鵜沼という。そんな『各務ケ原』を見ていこう。なお『各務原』でないことに留意しべし。


 方向別の相対式ホームを持つ各務ケ原。ここから鵜沼へも起伏ある地形となるが、鵜沼から美濃太田にかけては山間の川沿いを進んでいく。


 現状停車する普通はワンマンの2両が多く、最長でも4両となる。ホームはかつて長大な客車列車の名残からか、停車しない位置にも駅名標が設けられていた。それはそうとこの"かがみがはら"やら"かかみがはら"やら、読みが一定しない。


 各務ケ原はホームの位置がズレているのも特徴かもだろうか。ここから岐阜にかけてはひたすら平地となり、住宅の多いところを進んでいく。


 高山方向のホームには古い待合室がある。木造でトタン張りの外壁を持つ佇まいは、どこか時代が止まったかのような哀愁を感じさせた。裏手にはICカード専用の改札端末があり、そのまま"勝手口"みたく抜けられる。


 その昔らしい歩道橋のような、屋根のない跨線橋を有している。バリアフリー関連ではエレベーターがなく、スロープや構内踏切もない。停止位置表記は特急の交換待避に備えてか、ホームのない位置にもあり最大10両となる。


 無人駅であり改札らしい改札は有しておらず、観音開きのガラス戸とIC専用装置がある程度となる。駅舎内は待合室に特化し、自動販売機とベンチぐらいか。券売機も一切の設置がない。


 駅舎は外壁こそ新しくなったものの、実態はもともと店舗併設型だったり。入居する店もないままであったため、店舗部分が減築されたらしい。駅そのものは当初から無人であることを前提としており、近年導入の進む無人駅システムも導入されていない。


 駅前広場はなく、とりあえず駐車場と少々のスペースがある程度か。駅前を横切るのはかつての国道21号となる。並行して名鉄各務原線が通っており、名鉄の駅(名電各務原)も近隣に位置している。駅番号の数字部分が同じ04なのは、なんという…。
(米原につづく)
 

 

 ところで、彼女の苗字って…?