2024年4月13日(土)午前11時38分 岐阜県中津川市/中津川駅
今回は2022年改正にて、中央西線の一般車両の系統分離が完全になされた駅。中津川を見ていこう。
改札に面した1番線が名古屋方向の本線となっており、ここで折り返すことが多い。ここから塩尻方向へは山々を分け入って進んでいき、カーブの多くなるところ特急は振り子機能を生かしていく。この先十二兼までは複線となる。
トイレは古めかしい外観のままとなっていながら、内部はリニューアルされており古さを感じさせない。洋式便器には温水洗浄機能も付き、手洗い場には自動で泡石鹸が出てくるタイプ。
ホームは2面3線式となり、塩尻を経て松本へ行くワンマン普通が2番線に入ってきた。車両越しに見る3番線が松本方向の"本線"となり、奥のほうにも側線が広がっている。
主要駅にして改札は幅を広くとりながら、有人通路のほか自動改札は幅広型,通常幅,ICカード専用が1つずつしかない。使用されないところはフェンスで仕切られており、臨時的な開放は可能なようだ。
改札の外へ出るとコンビニ売店と待合室があり、待合室からもコンビニ売店へ入ることができる。待合室はこの他、立ち食いそばとコーヒースタンドが入居している。
主要駅らしく窓口でJR全線の券類を購入することができる。券売機はスペースも手狭なようで、近距離用と指定席用が1つずつしか設置されていなかった。
中津川は駅舎というか、駅ビルというにはどうなのだろうか。国鉄時代からあろう2階建てのそこそこ大きな建物ながら、一般客は1階の一部分のみ立ち入ることができる。
駅前広場は2分割されているような配置をしていた。バス乗り場は主要駅らしく広くとられ、路線が各地へ出ている。4本植えられている樹木は"中津川市の木"である『こうやまき』以外、ヒノキ科だったり…。
反対側は駐車場となり、その奥もバス乗り場となる。駅前には『にぎわい特産館』が構えており、市の施設と共にかつて大型スーパー(ダイエー中津川店)だった建物を活用したものだ。
駅の周囲は建物が並びつつ、高くとも6階建てぐらいか。すぐ近くをトンネルが通るなど山々も迫り、景色の変化に富むことだろう。
(各務ケ原につづく)