※以下は提言です。


「憧れるのをやめましょう。」

 オオタニサンの助言がありながら、何かと海外に"憧れる"のをやめられなかった読売。その末路はいかに。


 2024年シーズン。ビジターユニフォームからオレンジ色を廃したことで、対するビジター先の球団はビジター席からオレンジ色を排除する決断を相次いで下す。ファンが悲しむのは目に見えていた。

 少年が小遣いをためて買ったグッズも、容赦なくその場で処分されてしまう。さすがにリサイクルなどの観点もあり即座の廃棄はされず、前売りチケットに個人情報が寄せられていたならば連絡を経て返却は可能だろうが。

 ビジター席以外ではオレンジ色が禁止されないことから、避けるように"混在席"が埋まり始まった。ビジター席では閑古鳥が鳴き、それ以外は満席。名古屋ではレフト側パノラマB席(5階)にも多く寄せられ、長くは続かない。ビジター席が拡大されたため、オレンジ色の禁止エリアが増える。

 当面の措置といいながら、それはユニフォームを変更せよとの意味。双方の球団へ苦情は止まらなかった。それができないのは外資の圧力なのか。ティファニーと縁を切れない呪いなのか。


 一方の阪神でも困惑は抑えられない。株主総会で電車(9300系など近鉄直通非対応)の色について言及されるのは恒例だったところ、読売のほうからオレンジ色を廃してくるとは。

 応援歌や語呂が誹謗を誘発しやすいことから、対策としてそれらを一新する必要もあった。闘魂を捨ててでも、商魂を込めなくて済むのならば。

 そして読売へは球団ごと、三井不動産への売却という声まで出てくる。皮肉にもこの措置を講ずることによって、球団は東京ドームを事実上の自家保有とすることができるのだ。それはとうとう、東京から移転しない唯一の選択肢ともなってしまった。

 連鎖する呪い。先行して2軍に参加した2球団をはじめ、迫りくる球団再編の動き。東京一極集中の象徴という、貼り付けられた悪しきレッテル。果たして選択はいかに…?


 そしてもう1人、テニスを捨てたかつての有力女子選手。同じ長時間スポーツなのに、テニスとベースボールで何が違うのか。国際的人気度に差があるのはおかしいと。ベースボールであれだけ時短を求めるならば、テニスも時短しなければならない。そう考えていた。
(おわり…?)


 なおオオタニサンは元通訳の件で"シロ"と確定した模様。