めぐ「皆さんこんにちは。前回までの鉄旅リターンズプラスでは、横浜の"エアキャビン"について紹介していきました。話はまだ続いているのですが、その前に1つ紹介したいことがございました。」
話は同じ2023年、少しさかのぼって3月19日(日)となる。東京ドームのオープン戦が日中だったため、そのまま直に新幹線で帰ってもよかっただろう。しかしながら月曜日に休暇も取り、合わせて4連休としたため2日間に仕立てていた。
めぐ「当初は月曜日に、開業3日目となる相鉄新横浜線などを制していこうと考えていました。ところが色々と理由がありまして、元々フリーだった初日夕方に相鉄新横浜線としたのです。」
2023年3月19日(日)午後5時36分 東京都文京区
とりあえずは都営地下鉄三田線の駅に向かおう。案内に従えば、JRの駅よりかなり近かったりする。何せ水道橋からも相鉄へ直通する系統はあるし、とりあえず東急目黒線へ以前から直通していたことからそちらも狙えたり。
もも「決めてないってんなら、別にいいでしょうよ。1回乗って、クリアしたら満足って。」
めぐ「新横浜は地下だからいいの。目黒線とか、相鉄がこの時間だと見れるのかわかんないし。」
地下鉄の水道橋はシンプルに1面2線の島式ホームとなる。ICカードで入場した以上は、目黒から一旦遠ざかってもいいのだろう。
さく「本当、ICっていいよ。当日ノープランでもなんとかなる。」
ホームには『東京水』の飲める冷水器が設けられている。冷水器の設置理由はともかく、主な"活躍機会"としては2009年のこと。地下鉄を乗って回る際は大いに活用させていただいた。
もも「アンタもまた持ち帰ろうったって…。」
なぎ「タダだしいいけど持ち帰らん。」
4.水道橋17:48発→武蔵小山18:15着 各停/日吉行き 都営6316-2
来たのは都営の従来型車両であり、6両のままとなる。東急東横線の日吉まで直通するので、適当に座れば東急目黒線だけでも直通して制することができそう。
さく「何とかなっちゃってるし。」
めぐ「本当はこれ、春日のほうが座れるかなって。」
都営三田線で取り上げることは特にない。白金高輪からは(東京メトロ)南北線が合流しており、目黒まで線路を共有する。フルスクリーン式のホームドア形状からして、主導権は南北線(東京メトロ)にあるようだ。
目黒からは東急の目黒線となる。地上に出ると周囲はすっかり暗くなってしまった。
めぐ「…ごめん、失敗。」
写りがよろしくないので、不動前に停車したところでやり直し。東急もホームドアを完備させて、地下鉄や相鉄と直通に向けて合わせていたのだろう。
めぐ「ちょっと遅かった…。」
さく「ま、行けるとこまで行って。新横浜も。」
もも「本当、何してんだか。」
武蔵小山では相鉄に直通する急行を待避する。地下に入っており、2面4線のホームを有している。
めぐ「もう…、先に。」
なぎ「ってか、さっきのじゃ新横浜行けんだろ。」
5.武蔵小山18:17発→二俣川18:54着 急行/湘南台行き 東急5389
急行は東急5080系の8両。とりあえず座れないほどに混み合っており、立ったまま先へ進めよう。
もも「…さっきの日吉まで乗ったほうがよかったんじゃない?」
めぐ「行くなら…、先行きたいかなって。」
大岡山からは少々空いたようなので、適当に座っていこうか。ここでは大井町線が接続している。景色がどうかという以前にこの目黒線は、地下に入ったり地下から出たり忙しい。
さく「ま、こういうのは見れるうちに見てさ。」
なぎ「…あきらめて後々でもいいけどな。来月も東京なんだろ?」
田園調布もホームを地下に有している駅。ここからは東横線が合流しており、合わせて複々線の様相を見せる。
さく「結構、字が出てこなくない?調布とかって。」
なぎ「ああ中央…、は高速か。京王まだなんだよな。」
武蔵小杉から相鉄の直通は今回の東急だけでなく、以前からJRのルートが開通していた。東急ルートの起終点となる日吉は特急が停車しないため、東急では全て急行となる。
めぐ「で、ここからが本番。」
もも「そうよ。ここのためにオープン戦まで入れて、今日なんかいきなり…。」
めぐ「オープン戦はオープン戦だよ。相鉄とか新横浜は東京来てる以上の。」
日吉からはいよいよ、今回新規で開通した新横浜線だ。もっともこの路線は全て地下を進むため、景色などは時間帯にあまり関係しない。急行はここから各駅停車となる。
めぐ「新横浜までが東急で、新横浜からが相鉄になるの。」
なぎ「これ色々あるんだっけな、横浜市が何かして。」
新横浜からは相鉄の路線となり、この急行は正式に各駅停車となった。地下にある2面3線式のホームは、両側にホームを有する中線が折り返し用となる。
めぐ「で…、東急の新横浜はクリア。」
もも「別にここ、今降りるわけじゃないのよね?」
めぐ「下りないよ?次…。」
JRからのルートが合流する羽沢横浜国大は、単純な相対式ホームとなる。ここまではJRルートで先行して到達しており、ここから西谷まではJRルートと共に先行で開通した区間だ。
さく「まだ殺風景だったし。」
もも「さすがに1年そこらじゃ、大して変わんないでしょうよ。」
西谷で地上に出て、相鉄の本線と合流する。
めぐ「…どうしようね?」
なぎ「ここから…、そのままじゃダメか?」
めぐ「このまま湘南台だと、ちょっとロスが大きいっていうか…。」
(つづく)