2024年4月6日(土)午後3時39分 愛知県知立市
1.三河知立15:37発→知立15:40着 普通/知立行き 名鉄6220
三河知立から知立まで乗車し、移行した仮線から旧線の様子を見ていこう。かつての駅は初代『知立』という由緒正しきもので、当時から使われていた島式ホームと屋根が最後まで使われていた。高架工事の用地にかかるため駅が解体されることとなり、位置ごと約900m移転することとなったのだ。
実のところ知立の仮2・3番線が、名鉄の発車案内で全面フルカラーLEDを採用する唯一例となるかもしれない。2022年からは名鉄で液晶画面式の発車案内を採用するとされ、有松,金山,岩倉など従来のLED式から順次交換されるという。
かつて6番線(旧ホーム→仮ホームへ移行)まで通じていた通路は、4・5番線への階段にて新しく突き当たることとなった。壁面の向こう側が解体されることとなり、特に3階部分は1年で役目を終えたこととなる。
3階へ上がると、先行して完成した高架部分への動線が一新されていた。この通路部分が、この度新しく組まれて完成したモノとなる。
窓から見ると、名古屋方向は鉄骨が順次組み上がってきていた。幅から見るに待避線部分は現5番線と干渉しており、暫定的に8番線と合わせ島式ホームにするのかもしれない。今後はこのような工事風景も、進むにつれて見られなくなっていくことだろう。
豊橋方向は地中の工事が進められ、完成した区画から順次土で埋め戻されている。かつて通路のあった構造体はすっかり姿を消し、壁面は装飾のない成型板で覆われた。
先に完成していた高架駅部分との"接続部"も、あまり違和感がないように仕上がっている。仮設フェンスは総じて、設置や撤去が容易に可能となる。
改札から外へ出よう。駅前には暫定的な広場が設けられ、人工芝が敷かれた。こちらは各種イベントも可能という。駅前広場はここから、どのように完成形へもっていくのだろうか?
2.知立16:05発→三河知立16:07着 普通/猿投行き 名鉄6240
ということで、乗車するは往復とも6000系の2両編成であった。立ち客も出ているところ、三河知立まで2分程度の乗車時間ならば座るまでもなかったか。
(三河知立と知立を往復視察する おわり)