2023年4月18日(火)午後0時29分 横浜市港北区/新横浜駅


(S)ミニ豚丼セット+単品コロッケ(濱そば) 合計770円
 豚生姜焼きと温泉卵の小さな丼が気になったので、冷たいかけそばとセットにした。肉の味付けは比較的あっさりしたタイプだろう。さらにコロッケそばも気になったため、単品でコロッケを追加する。冷たいそばにはワサビが添えられ、普段あまり使わないがちょっとだけ…。
さく「あ、やっぱ"そば"っぽい。結構カタい。」


 歯ごたえと歯切れの良いそばは、濃いめの汁とともに飽きさせない。ご馳走様。
なぎ「…ちょうど来たし。」


3.新横浜12:39発→桜木町12:55着 各駅停車1230K/桜木町行き モハE232-6028
 食べ終えたところでちょうど入ってきた。結構乗っていたが降車もあったことで、空席が結構ある。適当にでも座っておこう。
もも「…適当ったから、この辺はてっきり飛ばすもんかと。」
めぐ「別にいいかもだけど…、せっかくだし。」


 貨物線と思しきシェルターに覆われた高架線路を見たあと、快速の通過する大口に停車。降りていく流れにあり、気づけば空席が多くなってきた。
さく「なんかホームドア違くない?」
なぎ「あ…、なんか。軽そうな。」


 横浜で多く下車し、発車すると東海道本線(横須賀線など)が分岐。そのままかつての東急東横線であっただろう、現在は使われていない構造物とともに桜木町へ。
さく「みなとみらい線で地下入ったじゃん。」
なぎ「それで何か、使い道ないのかってんだろ?」


 新横浜から16分。到着した桜木町は2面3線式ホームとなり、屋根の形状が何となくアーケードらしくあった。両面にホームを有する"中線"は折り返しに使用され、乗ってきたE233系6000番台も一旦ドアを閉めてから快速として折り返す。


 新幹線自由席と一体化した乗車券はここまで。南改札を出て左が東口となっており、ロープウェイの『YOKOHAMA AIR CABIN』はそちらと出ている。
もも「…で、いいのよね?」
めぐ「いいけど…、これから乗るし。」


 まず遠征先で駅に降り立ったからには、駅の写真というものだろう。鉄道開業時に『横浜』を名乗るなど歴史ある駅であり、現在高架となった駅の正面も三角屋根調になっている。
めぐ「…じゃあ、行くよ。」
なぎ「いやいや、飛ばすな。あるだろ色々。」
めぐ「あるにはあるけど、ここでそんな取れないんだよ。」


 横浜ランドマークタワーから見下ろされつつ、もう1つ商業ビルに隣接してロープウェイの"駅"はある。そんな都市型ロープウェイとなるYOKOHAMA AIR CABINを、これから乗っていこうか。
さく「モノレールなかったっけ?」
もも「ないけど…、あ。もしかして去年のアレ?スカイ…。」


(S)YOKOHAMA AIR CABIN往復乗車券 1800円
 片道1000円のところ、往復で購入すると100円ずつ値引かれた。これら通常の乗車券のほか、周辺施設とのセット券がある。券売機で対応するのは乗車券のみであり、セット券は窓口で購入する方式。領収書を発行してもらったところ、乗車券と同様に(別柄ながら)写真入りとなっていた。
なぎ「いいのかこんな…。」
さく「これ、乗るだけで記念になるよ。」


 乗車券にはQRコードが入っており、入場改札機ではコードを読み取って入場する。入場後は乗り場まで割と殺風景な通路であり、なんなら券売機でも押さえればと軽く思ったり。
もも「本当、これじゃわかんないっての。」
さく「あの外から、中入ったらこんなんって…。」
めぐ「悪かったね。」


4.桜木町→運河パーク YOKOHAMA AIR CABIN 往路
 常設する日本初とされる都市型ロープウェイは、複数のゴンドラを循環運行させる方式となる。ガラス面の多用された搬器には冷房が搭載され、夏場でも乗車中あまり苦心することはなさそうだ。空いているので1組ずつ案内されて、"33"へ乗車した。
なぎ「…ここじゃなくて、もう1つ別のタイプあったんだっけ?」
めぐ「あるね、岐阜とかの。交互に行き来する。」


 横浜のみなとみらいを、対岸に向けて飛び立っていく。前年末に乗車した広島市瀬野のスカイレール(2024年4月末に廃止予定)がそうだったように、吊り下げられた小型の"車体"は結構な揺れを伴う。
さく「ああ、来た来た。この、去年。」
なぎ「あ、揺らすなって。」


 ランドマークタワーとともにそびえるのは、合わせてシンボルとなる3連の高層ビル。その姿かたちは出てくれど、名前は意外に出てこないもの…。
めぐ「…なんだっけ?」
もも「…調べなさいよ。」

 のちに調べれば、建物の名を『クイーンズスクエア横浜』と出てきた。


 乗車中はBGMが常時流れており、ちょっとした優雅な時間を演出。桜木町の駅に振り向けば、運河に直接支柱を立ててるような形態だ。
さく「これもよく建てたもんじゃない?」
なぎ「底とかあるもんな…。」


 この循環式ロープウェイは、運河を挟んだ対岸までを結んでいる。眺められる景色は『みなとみらい21』の名前が示すように、近代的な高層ビルと港町を織り交ぜた近未来的なものである。
めぐ「あんまりじっくり見たことないっていうか…。」
もも「アンタ散々飛ばしてきたくせに今更。」
(つづく)