2022年12月28日(水)午後5時40分頃 広島市南区/広島駅

(S)JR運賃:瀬野→広島 330円
 立ち食いで年越しそばの後は、一旦改札の外へ出るとしたい。広島市内で完結する短距離IC利用に特段申すことは何もない。

(現)JR乗車券+JR新幹線乗り継ぎ特急券:広島→新神戸→名古屋 合計14480円
 ここからは日帰りで帰るべく新幹線を使おう。せっかくならばと九州新幹線から新大阪への便を交えたく、指定を選べば新神戸での乗り継ぎが出てきた。広島から新神戸は『のぞみ』の料金が適用され、名古屋まで全区間の指定席料金に上乗せされる。

 乗車券についてはよくよく考えれば、復路も瀬野から広島を経てルートが重複しない。要するに瀬野からそのまま『広島市内』発着の乗車券を使用できたのだ。今回はICカード利用も目的だったとはいえ、教訓になっただろう。なお乗車券と特急券は、全て1枚にまとまって券売機から出てきている。
もも「これで全部、わかった?」
めぐ「わかったけど…、こっちだって考えあって。」

 さて…?


(S)ポテりこ・サラダ(カルビープラス) 310円
 在来線改札内には『カルビープラス』もあり、時間が少々あったためイートイン用に1つ。この『ポテりこ』はネットカフェにもフードメニューとしてあり、以前から気になっていた品である。その実態は『じゃがりこ』と似て非なるものであった。
もも「またまた…。」
めぐ「これすごいいいよ、欲しい?」
なぎ「じゃあ、1本2本ぐらい。」
もも「アンタもアンタで取らんでよろしい。」

 そもそも店頭で揚げたものを提供されており、アツアツのまま頂けるのがまず違う。食感もよりフライドポテトらしく、外のカリカリと中のホックリ感が揚げたてならではと言えようか。もっとも調べればモノ自体は市販品と同じ成形品で、工場で乾燥させないまま店で揚げたらしい。
さく「いいけど、時間は?」
めぐ「あ、じゃあ持ち帰りの袋いい?」


 新幹線の改札に入り、コンコースに店はそこそこあるだろうかと。さて東海道から山陽へ直通する『のぞみ』と、山陽から九州へ直通する『さくら』。山陽新幹線での速達性と、山陽新幹線での快適性。両者は棲み分けができているように思える。

 今回は新神戸まで『みずほ』の指定となっており、特に山陽と九州を直通して速達性も重視したモノとなる。本数は総じて多くなく、比較的希少性が高い。とりあえずこれにて、東海道・山陽・九州新幹線の"全列車名"を制することとなりそうだ。
さく「…最初から決めてたり?」
めぐ「…乗りたいかなってぐらい。」


9.広島18:12発→新神戸19:24着 新幹線みずほ608号/新大阪行き 787-8501
 薄い青色地に金色と紺色の帯を巻く、8両編成の車両が九州から入ってきた。そして番号を気にしないまま乗り込み、この車両がJR九州の所属だとわかる。指定席そのものは総じて"民族大移動"の向きと逆であり、比較せずとも余裕を感じさせる。

 もうこの時間では景色もまともに見られないからと、適当にランダムで指定したところ左側の窓側であった。復路の新幹線はもう、新神戸どころか名古屋まで軽く流す程度にしてよさそうか。


 そんなみずほ608号は福山にも停車し、広島から乗車したならば『さくら』とほぼ変わらない。ついでにあちらも山陽新幹線で最高300km/hを出すようなので、それこそ『さくら』と変わらない。


 2列2列の座席が並ぶ指定席は壁面に木目模様を用いり、照明も(自由席共々)電球色系であることから夜間帯はムードある車内の雰囲気を演出してくれる。車内案内のLEDは本州用(16両編成)とやや異なり、英語表記が一部省略されたままとなる。


 そのまま大都会、岡山へ。停車した際は位置が悪く、壁面しか収まらなかった。ここからの乗客も結構多く、山陽新幹線内のみでも速達便として成立することがわかるだろう。


 広島から72分。到着し乗り換えとなる新神戸は、2面2線という実にわかりやすい構成。車両番号末尾が"01"とわかれば、乗車した分は全てが丸く収まったか。
めぐ「中に番号とか書いてないもん、北海道はあったのに。」
もも「あのさ…、てっきりさっきは手を洗おうっていう…。」
めぐ「手は洗いたかったよ?」


 目的となる便の間に、のぞみ54号が入ってきた。N700Sであり、博多始発で広島から乗車すれば名古屋へ直行できたもの。これは獲物を逃したかもしれないな…。
もも「本当…、毎年毎年。進歩もせずこういうのばっかり。」
なぎ「別にいいってんだったら、最初から52号の自由席にしただろ。」
めぐ「…乗りたいつもりだったし。」
(つづく)