2022年12月28日(水)午前11時50分 大阪市淀川区/新大阪駅を出発


3.名古屋10:58発→岡山12:35着 新幹線のぞみ137号/広島行き 787-1020
 JR西日本の乗務員に交代して、新大阪を発車。左には在来線の車両基地が広がっており、どの車両をメインに据えるべきかは迷いがち。ならば最初に購入していた中から1つ投入しよう。
もも「しっかしよくまあこう…。」
めぐ「え、勝手にしちゃダメだった?」

(A)重慶飯店監修サンドおむすび鶏唐揚げ(東海キヨスク) 315円[軽]
 通常の"サンドおむすび鶏唐揚げ"だったならばそのままか単にマヨネーズ、チキン南蛮風ならそれらしき甘酢タレやマヨネーズが入る品だろう。そこをこの品はチリ風味ソースとマヨネーズを加え、なかなか後味も辛口に仕上げてきた。中和させてくれるマヨネーズがあってよかったものだろうかと。

 問題は食べ進めるバランスが悪く、唐揚げを先に食べてしまうこと。後半は辛口なチリ風味ソースと、中和させてくれそうで完全に至らないマヨネーズだけ。肉なしのソースでどう米に合わせろというんだ?
もも「…それ、向きは?」
めぐ「こうするしかないし。」


 さて、やはり東海道新幹線から新神戸への需要が多いのだろうか?そうならば、山陽新幹線へ直通する『のぞみ』に集中するのもわかる。もっとも前年11月に自ら、新神戸から品川まで『のぞみ』に乗車していたのだが…。
もも「そういやあったんだった…。」
めぐ「最初、ひかりでもうちょっとね…。時間かけてでも。」

(A)がブリチキンのおにぎりサンド(東海キヨスク) 313円[軽]
 ここでもう1つ投入する。こちらも唐揚げの品だが、そもそも通常の"サンドおむすび"とは全く異なる形状。むしろコンビニらしいサンドイッチと同じ形状であり、ご飯ものでそれをやってしまったかと思えばなんともいえない。

 それ故食べ応えは抜群だ。味付けも通常の唐揚げどころか、先に食べた『重慶飯店』監修の品とも異なる。鶏肉系居酒屋兼テイクアウト店の『がブリチキン』が手掛けた、こちらもスパイシーな味付けである。酒がなくとも不思議と進むんだよな…、こういうのって。
もも「そういや、アンタが酒飲んでんの見たことないんだけど。」
めぐ「あんま飲みたくないんだよね…。」


 そうこうするうち、西明石を通過していた。姫路にかけては山陽新幹線で唯一、トンネルのない区間となる。海も遠くなく眺められるのがいい…。


 過去には2度ほどか青春18きっぷ旅行の際、姫路から岡山まで"別料金"を使って『ひかりレールスター』に乗って飛ばしたもの。今回乗車しているのぞみ137号は姫路を通過し、500系の中で目立つ『ハローキティこだま』を抜かす。
めぐ「500系…、またいい?」
もも「いいってか…、アンタが乗りたくて決めてんでしょうよ。」

(A)おにぎり和風ツナマヨネーズ(東海キヨスク) 130円[軽]
 こうなれば最後の1つも投入。要するにアレだ。和風と称して醤油飯にして、ツナマヨを入れて直巻きにしたモノ。系列ごとに醤油飯の味で違いを見出しているのが全てとなるか。あるいはツナマヨにも醤油を加えて、和風とするか。5月の札幌遠征でフル出場して、そのような結論に至った次第。


 ところで特に相生から岡山にかけ在来線は本数が少なく、シーズン中は混雑しやすいこともあって苦心する区間となる。とりあえずデジカメで収まるのは、だいたい備前市のあたりだろうか。
さく「…で、いい?」
なぎ「…調べて出るか?」


 名古屋から乗ること97分。到着した大都会、岡山は大きく四国や山陰への分岐点となる。隣の線路には何も入っていなかった。
めぐ「この音、なんかよくない?」
なぎ「スピーカーが何かか…。」

 山陽新幹線で採用される『銀河鉄道999』が送り出すように、のぞみ137号は発車。次は福山に停車する。


 旅行班は岡山で新幹線の改札を出た後、ICカードで再入場し在来線の改札内へ。今回の"本番"はここからだったりする。まずは在来線で普通を乗り継いでいくところ、国鉄車両がメインで運用される全国でも数少なくなった路線だ。
なぎ「絶対最初、広島まで買ったほうがよかったろ。」
めぐ「それだと、瀬野じゃちょっとあんま良くなくって。」
さく「いいけど、時間あるし。どうするよ?」
もも「早くてもいいんじゃない?」

4.岡山12:56発→糸崎(14:22)14:25着 普通1731M/糸崎行き モハ116-103
 当初の見込みより1本早く糸崎まで乗れると思い、ホームにいたのは115系でなく117系。2022年3月改正で廃止された快速『サンライナー』用ながら、生き残っていたとは正直思わなかった。シーズン中だけあり、座席は結構埋まっているようだ。
めぐ「ごめん、18のこと忘れてた。」
もも「あのさ…、そういうのやめて。」
なぎ「…他に使う予定とか、あったりはするか?」
めぐ「今のとこはないけど…。」

 適当に空席を見つけて座った後、立ち客が多く出て発車。もっとも倉敷までであれば、最悪立ったままでいいのだろう。


 やはり倉敷で一気に下車していく。ここで伯備線が分岐しており、ホームも山陽本線と分かれている。そのホームは"台座"もナマコ壁の装飾がなされるなど、なかなか凝ったデザインだ。
もも「よくできてんよね、こういうのどっか。」
さく「そういや、津山にこんなのなかったっけ?」
(つづく)