2024年3月2日(土)午後1時43分 名古屋市中川区/ナゴヤ球場


 今回は原付で片道合計18.7km。名古屋市中川区にある2軍本拠地、ナゴヤ球場へ出向いてみた。ファームクラスで理想の野球場を求めつつ、参考となればということだ。なんだかんだで2015年4月以来、随分と久々だ。

(現)春期教育リーグ入場券(ナゴヤ球場/中日ドラゴンズ) 500円
 ウエスタン・リーグの春季非公式戦(教育リーグ)では、窓口販売の当日券のみ扱われる。入口にある窓口で購入する際、現金以外は使用できない。


 現在のメインスタンドは2010年に建て替えられたものとなり、入口から左右に分かれて階段を上がっていく方式。1塁側へ上がる階段の手前にあるドアから、外の喫煙所へ出られる構成だ。


 正面には2011年にファーム日本選手権で優勝した、優勝旗が飾られている。


 売店は2階へ上がった通路に1つあり、飲食もパスタやとりめしなどそれなりにオリジナリティあって取り揃っている。教育リーグではグッズの扱いはないようだ。トイレもメインスタンドの通路端部に設けられる。


 メインスタンドから少し進んだ内野席はまた座席が更新されていた。濃い緑色をした座面固定座席であり、内野に近い区画では背もたれ付き。最上段と外野に近い区画は背もたれなしとなる。1塁側,3塁側とも、構成は変わらない。


(現)サントリーはちみつレモンホット280ml(サントリー) 140円[自]
 何はともあれ、3月頭ながら雪が舞うほどに寒かった。とりあえず温かなモノがあるならばと場外の自動販売機にて探せば、持ち込み可能なペットボトルでコーヒー飲料は切らしている。仕方ないのではちみつレモンにしよう。酸味よりは甘みが強いタイプだ。


 3塁側に中日ドラゴンズの施設を構えているため、2010年以降は3塁側がホームとなる。周辺は集合住宅が多く、高層階からは試合や球場内部の様子も眺められそう。近隣に新幹線が通っており、それを含めた景観として成立していた。


 スコアボードは古来からややライトに寄せて設けられており、現在も躯体そのものは変わらず使われ続けている。この躯体のまま1軍のような全面ビジョンを設けるとどうか考えるも、面積がやや足りないかもしれない。


 メインスタンドへ移動しよう。2015年当時と比べ外野フェンスの広告が多くなっており、正直この程度あったほうが個人的には好みだったりする。一方で内野ファウルゾーンに敷かれていた人工芝は面積を大きく縮めている。ナイター照明は2024年現在設けられていない。


 一応来た以上、試合に目を向けよう。教育リーグは1軍のオープン戦と同じく、9回終了時に同点ならばそのまま引き分けとなる。2024年から2軍のみ新規で参戦する『くふうハヤテベンチャーズ静岡』を迎え、中日の2軍と引き分けた。


 そんなナゴヤ球場が1軍本拠地だった頃、現在の山王(名鉄名古屋本線)は『ナゴヤ球場前』と駅名を冠しており。球場に近い臨時出口を『グラウンド・ゲート』と名付けていた。JRについても尾頭橋が開設される前、臨時駅が設けられている。


(現)唐揚げ(ナゴヤ球場) 500円
 試合終了後も売店が開いており、唐揚げを1パック持ち帰るとした。そもそもが作り置きなうえに試合終了後となり、しかもそれを持ち帰って食べるのだから冷えてしまって無理もない。そのお味はショウガ醤油の風味が効いている。
 

 退出後、ライトフェンス裏手へ回ってみた。2軍本拠地となって以降は外野スタンドへ立ち入りできなくなり、先立つようにレフトスタンドなど3塁側の多くを解体。2010年の大規模改修工事でライトスタンドなど1塁側も縮小し、完成当時の外観に近くなったかと。

 そんなライトスタンド跡地は駐車場となった。レフトスタンド跡地は中日新聞のグループ会社、中日総合サービスが営業所を構えている。

 


 ここからはおまけ。愛知県道115号(佐屋街道)を金山から津島に向かう場合、現在は環状線を右へ進むこととなる。かつては直進だったらしく、センターライン付きにしてなかなか狭苦しかったという。特に烏森駅付近は鉄道の高架工事が完成する以前、踏切の待機時間もあった。


 庄内川の手前、堤防に突き当たったところで旧道は途切れている。かつてはここから橋がかけられ、対岸を結んでいたらしい。現在は片側3車線の万場大橋で結ばれており、旧道の当時は間違いなく片側1車線。…あとは察したほうが早いか。

 今回は往復合計で35.9kmを走行した。


(現)ENEOSウイング/DDセルフ七宝下田(エネオス/愛知県あま市) 171円×4.26L
 原付は2月以来長距離走行もなく、3月に入ったところでそこそこ合計距離が相当に達する。実のところ燃費ベースで適正なのかもしれないが、長距離走行の際は1給油あたり230kmに及ぶこともあるわけだし。
(おわり)