北陸地区のJR一般車両は交流電化に対応するため、521系電車に限定される。そしてこの度北陸新幹線敦賀開業により、第3セクターへの転換となった。合わせて521系電車も、第3セクターの所属となる。
さて第3セクター会社は石川県と福井県でそれぞれ設立され、福井県では『ハピラインふくい』と命名された。このため既存編成の"分配ドラフト"を行う必要があったのだ。
調べれば元来金沢に集約されていたところ、一部編成が敦賀へ転属となっている。このことから、金沢に残留した編成が『IRいしかわ鉄道』へ。敦賀の所属となった編成は『ハピラインふくい』となることだろう。
中期型で金沢に残留し、IRいしかわ鉄道となる編成はG14,15,17,21,23,29。北陸新幹線が金沢まで開業した際にG05,09,25が編入されており、石川県内の中期型は9本体制となる。
中期型で敦賀へ転属し、ハピラインふくいとなる編成はG20,22,24,28,30。福井県内の中期型は5本体制となる。
後期型で金沢に残留し、IRいしかわ鉄道となる編成はJ02,04~08,17~19。北陸新幹線が金沢まで開業した際にJ20,21を(JRで一度も営業に入らず)編入したため、石川県内の後期型は11本となる。(末期投入分を除く。)
後期型で敦賀へ転属し、ハピラインふくいとなる編成はJ01,03,09~16。福井県内の後期型は10本となる。
加えて末期に2本投入されたのは、やはり1本ずつ分配させるためであった。IRいしかわ鉄道となる編成はJ22、ハピラインふくいとなる編成はJ23になる。
合わせるとIRいしかわ鉄道が21本、ハピラインふくいは16本となる。初期型の5本は言及がないので、とりあえず保留としておこう。
(おわり)