2019年11月10日(日)午前9時4分 愛知県一宮市/一宮ジャンクション


1.名鉄バスセンター8:30発→金沢駅前12:33着 特急北陸道金沢12108便 名鉄バス3603
 繁忙期にありがちな一宮の渋滞もなく、一宮ジャンクションを通過。今回の行程で第1希望は東海北陸自動車道を経て、高山へ向かう路線であった。
もも「で…、高山から新宿って?」
めぐ「一応、そのつもりだった。」


 木曽川を渡って岐阜県へ入る際、左側には新幹線が並走していた。今回も右側となったため、川の景色だけが収められる。さて第1希望行程の場合は高山までならばともかく、高山から乗車を希望した路線がほぼ満席であったのだ。
もも「じゃあ仕方ないわね。今日だって…、金沢から自由席の?」
めぐ「一応それならつながるし。」


(S)直巻和風ツナマヨネーズ(ファミリーマート) 118円[軽]
 長良川を渡って安八スマートインター、揖斐川を渡って名神大垣を通過。この点、名神高速線の特急便とは異なる対応だ。ここで1個目のおにぎり、ツナマヨ入りツナご飯をを投入。
もも「それ好きね。」
めぐ「悪い?」


 養老ジャンクションで東海環状自動車道が交差。2005年愛知万博に合わせた東部分と比べて、西部分の開通に向けた工事は慎重なペースだろう。それでも大野神戸から山県まで2024年度の開通予定となるなど、着実に完成形へと進んでいる。
さく「つながったらこれ、大阪から高山の。」
なぎ「ああ、分散する。」


 養老サービスエリアからは山岳部へ進み、最高速度が80km/hとなる。2019年4月の大型連休前に下り線施設を訪れており、上り線もじっくり味わいたく2020年11月に再訪した。

(S)たっぷりタルタルチキン南蛮(ファミリーマート) 210円[軽]
 ここで2個目、おにぎらないチキン南蛮とレタスを投入。
もも「本当、そう…。」
めぐ「気にならない?外からも。」


 関ヶ原トンネルを抜けて滋賀県へ。並行する国道21号沿いに廃墟と化したガソリンスタンド跡があり、規模が大きいことから目立って仕方ない。伊吹パーキングは下り線のぷらっとパークがないため、原付では探索できない。
もも「またそれ…。」
めぐ「気になるもん。」


 米原から北陸自動車道へと進路を変え、名神高速特急便の"復習問題"は終わる。その大昔、現在のジャンクション付近に小さなパーキングがあったらしい。
なぎ「それはわからん。」
さく「…だよね?」
めぐ「…え?」


 トランペット型のきついカーブを持つランプウェイを経て、検札所の跡地は除雪基地となった。現在はそのまま本線となり、最高速度100km/hとなる。


 北陸自動車道に進んで最初となる神田パーキングも、原付シリーズで圏内というのだから大したもの。分岐元の名神高速が最高速度80km/hだったのに、いきなり100km/hというのも違和感。もっとも線形はいいので、道路規格相応のことだろう。
もも「本当…、よくあんなちっちゃいのでこんなとこ。」
めぐ「…来てないよ?近いとこ通っただけ。」


 高速バスは、合戦で知られる小谷城跡に差し掛かる。織田信長に仕えていた浅井長政が、朝倉義景のもとへ寝返ったことに端を発するという。
なぎ「なんか、両方結ばれた小豆袋の。出られないって。」
さく「それで察したんだ、寝返ったなって。」


 そんな城跡を冠した、小谷城スマートインターを通過。合戦の行われた旧跡を名称にしたのもどこか奥ゆかしい。


 木之本からは最高速度80km/hの山岳区間。休憩箇所となる南条まで47kmだが、舞鶴方向は賤ヶ岳を逃せば150km以上給油にありつけない。
もも「アンタのも新しいのにして、200km大丈夫ったじゃん?」
めぐ「新しいのいいよ。前の、直す前なんか100km持たない。」

 賤ヶ岳サービスエリアからは県境の山越えに向けて進んでいく。写真はタイミングが合わずに逃した。


 トンネルの手前で上下線が少々離れる。間にある使われていない舗装路は、工事の際に対面通行とするため存在しているのだろう。
さく「使われてるの見たことないんだけど。」
なぎ「そんな工事の…、あった。恵那山の。」


 トンネル前後も履道があり、道路にして側面が開けた"部屋"らしく独特な雰囲気。福井県に入って、最初のパーキングとなる刀根はトイレだけ。
めぐ「あれ、リニューアルした?」
もも「元からそんなんじゃないの?トイレだけならさ。」


 敦賀ジャンクションから舞鶴若狭自動車道へ回れば、料金が割高な大阪近郊区間を通ることなく中国自動車道へ抜けられる。カバーの被さった標識は、積雪時におけるチェーン専用区間を示すものだろう。
なぎ「それこそ見たことないだろ。」
さく「ない…、ね。中身もどうなってるか。」


 敦賀インターからも山岳部を進んでいき、上下線は完全に離れた位置を通っている。このために杉津パーキングは反対側の施設が見られない。
もも「…ここは?」
めぐ「原付じゃ無理。」

 


 左側からであれば、パーキングの付近から海を眺められた。そのまま続いてトンネルを抜けて、上下線が合流する形。


 今庄で山岳区間を抜けたことになる。近くにJRの駅が見えるのだが、今庄から1駅進んだ湯尾だったりする。南条まで3km…。
さく「今まであっちのほう通ってた。」
なぎ「…こういうのいいんだよな。」
(つづく)