めぐ「皆さんこんにちは。今回の鉄旅リターンズプラスは2019年11月10日、プレミア野球観戦と題した旅行記の初日です。大まかな内容については、ヤフーブログから移行して早い段階でベーシック仕様にて流していました。」


めぐ「旅行班という形で再編集していた中、2024年元日のことでした。能登半島地震です。ちょうどしばらく旅行予定もなく、間を埋める題材を探していました。ということで…、時間を2019年11月10日に戻します。」



 

 2019年11月10日(日)午前7時58分 名古屋市中村区名駅
 


 時は2019年秋。11月も中旬になり、気持ちよく晴れた朝の名駅通。今日はここからどこへ向かうのか…?
もも「今日は前もってね…、それが普通なの。」
さく「じゃあ、言ってみてよ。今日の。」


 今回は名鉄バスセンターからのスタートとなる。初日は金沢までバスで向かい、金沢から北陸新幹線で東京都内へ入る。2日目は世界野球『プレミア12』を、1日で2試合観戦。最終日は新宿からバスで高山を経て、バスで帰ってくるという行程だ。
もも「…で、とうとうネタに走ったって。」
めぐ「ネタじゃないよ、本気で乗りたくて。」


 そんなこんなで、乗車する予定のバスは発車時刻までもう少々ある。待合所にあるコンビニで軽く仕入れておこうか。
なぎ「で…、金沢で昼食べて。自由席で?」
めぐ「…行くしかないかなって、始発だし。」


(現)北陸道ハイウェイバス金沢線乗車券(名鉄バス) 4500円
 この路線はコンビニ端末で取り扱っていなかった。そこで事前に名鉄バスセンターへ出向き、金沢への高速バス乗車券を購入。晴れて決定した次第。来たのは名鉄バスの3600番台、つまり"新車"といっていい分類。
さく「…あれ、何か問題あった?」


 …だが、どうもおかしい。予約内容とバスが一致しない。
めぐ「ごめん、方向逆で入れちゃってた。」
もも「…なに?」


(現)バス変更手数料(名鉄バス) 100円
 このタイミングにして失態が発覚!購入時に方向が逆(金沢→名古屋)になっていたのだ。とりあえずわずかに時間はあるので、窓口で変更を申し出る。幸いにも空席があったので、手数料の追加でバス予約を変更できたもの…。
もも「また…、アンタのそういうとこ。」
なぎ「いや、こういうミスってあんまなかっただろ。」


1.名鉄バスセンター8:30発→金沢駅前12:33着 特急北陸道金沢12108便 名鉄バス3603
 改めて、座席は4列ワイドシートタイプで黒系モケット。上下稼働式ヘッドレストを備え、さらに最後部は"大型化粧室"まで搭載。ハイグレード感を演出するとともに、座席間隔も車両左右で統一が図られている。座席定員が36人と少なめなのもそのためだ。
めぐ「当たっちゃったかも。」
もも「…アンタさっきまで何やってたか。」


 ある程度座席が埋まって発車。県道68号からは新幹線口へ直接出られず、名駅通を回り込む必要がある。
なぎ「かえってミスがいい流れかもな、逆に。」
さく「最初、狙ったのってどこだったっけ?」


 各種バスツアーの集合場所となるJR新幹線口は、バス乗り場から各地へ高速路線も発着。今日も新幹線かバスなのか、どこへ向かうだろうか人が多い。
もも「…名鉄だからよかったってもんよ。」
なぎ「いや、乗ったら乗ったでいいだろうよ。」

 いつもならば多く乗る新幹線口で、今日は3人乗車しただけであった。
もも「じゃあ、もう後好きにしたらいいじゃないの。」
めぐ「じゃあ…、いつもの。」


 ビルに囲われた名駅入口から、今回の高速走行が始まった。米原までのルートは名神高速線京都便と変わらず、名古屋高速都心環状線から6号清須線へ進む。
もも「ここだったら前も…。」
めぐ「前って夏休みで大渋滞して降りたじゃん、高速。」


 赤とんぼ橋で庄内川を渡り、大都会たる名古屋市から抜ける。川の穏やかな風景となり清須市に入って少々、ジャンクション手前で2年前は高速から一旦降りていた。
さく「渋滞はなさそうだね。」
なぎ「本当、…晴れてよかったし。」


 そのまま名古屋高速を降りず16号一宮線へ進むと、最高速度80と表示。別料金になるが本線料金所はなく、出口で支払う方式だ。高架から周辺を見れば、大規模商業施設や物流倉庫が目立ってきている。ここまでは渋滞もなく、順調そのもの。


 一宮からは名神高速へ進む。かつてはインター付近の国道22号沿いに『名神一宮』バス停があり、名古屋高速として直結後もしばらくの間国道を経由していたり…。
もも「…そうなの?」
めぐ「…よくわかんないけど、バス停はあったかも。」
(つづく)