2024年1月8日(月)午後5時 愛知県一宮市/名鉄一宮駅

 今回は名鉄一宮の、これまで触れてこなかった部分に触れていこう。まずはあまり利用しないであろうエスカレーター,階段を上がっていく。


 駐車場出口とある橋上通路には、自動改札が遠隔対応の幅広な1通路しかない。自動精算機もICカードに対応せず、こちらでは必要最小限というスタンスらしい。


 入口の券売機も1つあるだけ。改札に窓口らしき区画はあれど、現在は無人化されて使われない。橋上通路そのものも装飾はなく、殺風景そのもの。用途がそもそも限られるので、これぐらいで十分だろう。


 外に出ても外観はさっぱりしている。そもそもが駐車場からの出入口となっており、まさしく商業施設の屋上にあるそれだ。上部に『名鉄線』とあるのが、唯一駅を示すものか。


 そのまま名鉄百貨店一宮店の4階につながっている。1月末をもって閉業するため、今回はこちらも目的地の1つとして加えていた。ということで軽く見て回るとしよう。

 この一宮店は地上7階と地下1階で構成され、5階までがメインの売り場となる。6階はイベント会場となるところ、ほとんど何も残っていなかった。7階はレストラン街となるものの、中途半端な時間帯もあって人があまり来ない。

 地下は食料品を扱っている。何か欲しいとは思わせつつ、特に欲する時間でもなかった。


 外へ出よう。名鉄一宮の駅前は集合住宅が多く、商業ビルはあまり見られないことからJRの駅前と比べて"裏口"らしい雰囲気が否めない。駅前広場からバスは発着しないものの、十分なスペースが設けられている。


 イルミネーションやプロジェクションマッピングで彩られた、名鉄一宮の駅前と駅ビル。名鉄百貨店一宮店が閉業した後、この駅ビルはどうなるのだろうか?公共施設を入れようにも、正面に構えるJRの駅ビルがそうなったわけだし…。


 ビルの1階部分は高架下に当たり、JRの駅部分と合わせて広々とした空間となる。店などが多くみられる中、ここにもフリーピアノがあった。


 さて名鉄バスのターミナルも1階にあり、4か所ある乗り場から各地へ出ている。ドアは設けられているところ、全体的な設備が古めかしいこともあって自動で作動していないようだ。


 そんなバスターミナルに面して、名鉄による商業施設『ミュープラット』がある。こちらは雰囲気も新しく、飲食店も多くある。そうなれば…、やはり駅ビルの改修後は『ミュープラット』の拡張だろう。施設だけ用意して、店はテナントを集めればいいのだし。
(名鉄一宮駅 おわり)