JR東海は普通・快速指定席,在来線特急自由席,在来線特急指定席を一体化し、定期券との併用を全面解禁すべし。

 …そう。しらさぎの"改革"はあきらめていない。どこかで聞けば、特急でなければ新幹線との乗り継ぎ料金が適用されないともあった。一方で2024年3月改正にて新幹線との乗り継ぎ割引を廃止することから、その件は解消に向かうようだ。

 一方で快速や普通の普通車指定席料金と、特急料金は別個に設定されている。実際は特急料金から指定席料金を値引いた額が、自由席特急料金となる。また、急行料金は指定席料金を上乗せする形。


 ところで近年では着席通勤の需要が高まっており、JRでも他社で一般車両に指定席車両を連結する例が目立つ。それを1990年から運行していたのが、何を隠そう隣の名鉄名古屋本線であった。

 何せ名鉄は2023末時点で、料金が一律360円。JR東海で同等の制度とするには快速の指定席となり、料金で見るならば閑散期が330円。通常は530円となる。現行では快速『みえ』のみが該当し、座席は自由席と同等となる。

 まあ要するに…、JR東海各線でもそのような需要があるのではないかと。名鉄の特別車両料金を見るに、設備面で差別化するには価格が安すぎるということ。特急とするには価格上昇が急すぎるうえ、特急の指定席では定期券との併用が不可能なことだ。

 特急も特急で全席指定とする事例が急増し、2024年3月改正で特急のまま残った『しらさぎ』も全席指定となる。


 何ならこれを機に、特急を原則として全席指定に統一。料金も従来の自由席料金を準拠に再設定。さらに設備面で統一を図るため、快速や普通の普通車指定席も併合してしまえばどうかと。

 料金については対抗(参考)となる名鉄の特別車両料金が値上げ(通常購入:450円)するため、特に(現状の一部区間における)30km以内についてはハードルがやや下がったか。自由席のような使い方に余地を残すべく座席未指定券を発売し、最繁忙期を除く新料金と同額とすればいい。


 最繁忙期に座席を指定する際は400円増しになりそうか。合わせてネット予約やチケットレスの普及もあることから、そちらについての割引があればなおよろしいだろう。クレジットカードなしで利用させないという意図は感じるが、それはまた別の話。

 車内精算の割り増しはあってもよさそう。JR東日本や九州(門司港~博多など)では車内料金を設けていることから、乗務員の手間とみているのか。名鉄でも新料金において、車内で購入する際は50円増しとなる。(閑散時間帯のネット購入割引もあり。)


 グリーン車は別途考えたい…、ってか例によって面倒臭くなった。
(おわり)