JR東海では2023年10月以降も引き続き、在来線一般車両の新規投入や転用。廃車回送が行われた。

 神領の211系5000番台は4両編成のみとなっており、残存数も少ない中で2本が10月初旬に西浜松へ回送される。入れ替わるように315系3000番台4両編成が、また2本新規で投入された。また当該投入分から所属表記(海シン)が廃止され、既存編成からも消去が始まった。

 315系3000番台4両編成の投入は進み、2本が10月中旬に投入。10月22日より3000番台重連による、中央西線での運用が開始された。2023年後半からの投入分は中央ドアにQRコードが貼りつけられ、東海道本線系統の運用も示唆されている。

 さらに神領にいた313系1100番台も、2006年に投入された4両編成2本が11月上旬に大垣へ転属。それにしても…、本当に0番台の改造を考慮せずJ14,J15編成でいいのだろうか?個人的見解では0番台も車端部をロングシートへ改造し、1100番台のグループ(J編成)へ編入したいのだ。

 315系も3000番台4両編成を、引き続き11月中旬に2本投入。

 313系1100番台のうち、最後まで神領にいた4両編成1本を11月下旬に大垣へ転属。これにて完了に至ったのだが…、本当に発電ブレーキ有無などを考慮せずJ16編成でいいのだろうか?何せ2010年から大垣生え抜きの編成もいるわけで…。

 中央西線から退き、関西本線で暫定的な運用を組んでいた211系5000番台。11月下旬に4両編成2本が西浜松へ回送され、残り2本となったところでとうとう運用を終了。315系3000番台も4両編成2本が、入れ替わるように11月末に投入。2023年度予定分はこちらも残り2本となる。

 さて211系5000番台だが、ここにきて静岡の車両に動きが出てきた。3両で組まれるうちLL編成の1本が、12月頭に西浜松へ回送されたのだ。検査期限が選定事由ならばともかく、この動きは怪しい…。

 すると313系で2両単位となる1300番台のうち、順次ワンマン対応工事の進められていたB400編成。ワンマン工事の施工されていた4本が、12月初旬に静岡へ転出した。どうも身延線でワンマン運用が拡大されるらしく、こちらがL編成を名乗るのかと。

 神領の211系5000番台4両編成で最後に残っていた2本も、12月上旬に西浜松へ回送。これにて全て完了し、名古屋地区から消滅。入れ替わるように315系3000番台4両編成2本が12月中旬に投入され、こちらもこれにて2023年度分は完了となる。

 これで終わろうと思わせて、そうはいかない。311系4両編成2本が12月後半に西浜松へ回送。さらに311系は4両編成1本が12月下旬に西浜松へ回送。合計3本中1本だけ時間差を設けたのは、12両で回送できないためとかだろうか…?311系については、この件を以て残存数が半数を切る。


 2023年12月末現在、関連分については以下のようになっている。10月時点で投入の完了した315系0番台8両編成(23本)と、退役の完了している211系5000番台3両編成(神領区,K100編成)については記載を略した。

 

 

315系:3000番台4両編成×12本

(投入完了?)


313系:1100番台大垣区4両編成×3本

(全編成転入)


313系:1300番台静岡区2両編成×4本

211系:5000番台4両編成×0本

(全編成退役)


211系:5000番台3両LL編成×15本


211系:5000番台3両SS編成×11本

(全編成健在)


211系:6000番台2両編成×9本

(全編成健在)

311系:4両編成×7本


213系:2両編成×14本

(全編成健在)

313系:1100番台神領区4両編成×0本

(全編成転出)


313系:1300番台2両B400編成×4本

 

 3月までに残すは315系0番台8両編成のうち、非常用走行装置を搭載していなかった1本の改造出場。313系1300番台2両B400編成の、残っていた4本もワンマン改造を経て身延線といったところか。


めぐ「ということで、2023年もありがとうございました。これにて2023年更新分は以上とさせていただきます。最後に、何とか新しいパソコンでブログ更新のめどが立ててよかったです。それでは皆様、よいお年を!」

(おわり)