2023年4月1日(土)午前10時26分頃 大阪市淀川区・新大阪駅の手前
そのまま新大阪の手前で一旦停止後、ホームへと入っていく。名古屋から1時間ほどの乗車で、遅れがどうなっていたかなどはすっかりわからなくなっている。
24番線に到着した後は回送となった。京都でかわしたのぞみ61号は別のホームに入ったため、ここから乗り換えるには難が生じている。
さく「結局時間ってどうよ?」
めぐ「いいけど、それよりトイレある?」
用を足そうにも、肝心のトイレは混雑していた。そんな新大阪の新幹線駅はJR東海が管理し、在来線駅はJR西日本の管理する駅。双方で案内表示などはレイアウトが異なっている。
めぐ「じゃあ…。」
もも「だいたいわかるもん、新しい駅でしょ大阪の。」
ここからうめきたエリア(大阪地下ホーム)へ向かうべく、乗るのはおおさか東線。大阪行きは関西空港行き特急と共に3番線から発車する。4番線は主に北陸へ向かう特急が発車し、山陰や北近畿からの到着もある。
4番線に入ってきたサンダーバード17号は、12両のうち前6両(683系0番台)が和倉温泉行きとなる。後ろに連なるのは683系3両編成と681系3両編成であり、金沢にて切り離される。
さく「北陸もどうなるんだろうね?」
もも「やめてよ、また行くってフラグ。」
323系の回送も入ってきた。2025年大阪万博なども控えており、将来的に桜島まで"ユニバーサル快速"として乗り入れるのだろうか?
さく「あったね、そういや直通の。」
もも「もう、乗ろうってのなし。」
2.新大阪10:51発→大阪10:56着 普通2437S/大阪行き サハ220-39
2022年から用いられるは221系の6両となり、乗っていた結構な乗客は新大阪で結構な下車がある。適当に座って、少々の地上区間を堪能していこう。
もも「それでまた変に息巻いちゃって。」
なぎ「いいだろ、特急じゃないってだけで。」
このルートはこの3月改正まで特急と貨物のみが使用し、普通や快速は原則として経由せず。その車窓も追加料金なしに見ることができなかった。西日本JRバスの大阪北営業所で通常ルート(大阪駅地上ホーム)から離れていく。
めぐ「後はもう地下だからね…。」
新大阪から乗ること5分で大阪地下ホーム(うめきたエリア)、23番線に到着。この普通はそのまま久宝寺へと折り返していく。ホームは2面4線となっており、外側がさらに直通する"貨物線"となる。
もも「…で?」
さく「まだホーム降りただけだってのに。これから見て。」
階段からコンコースへ上がると、案内表示には液晶画面を多用。これまでは不可能だった動きある案内など、多様な表示が可能となった。
さく「個別で動きとかわかるって本当かな?」
もも「さあ?なんかアプリとかの電波とか、取ってんじゃない?」
21・22番線のホームへ出よう。こちらからは関西空港へ特急『はるか』、紀伊田辺,白浜,新宮へ特急『くろしお』がそれぞれ出ている。この停車が実現したこともあって、3月改正からは西九条を通過するようになった。
なぎ「動き見ようってか?」
めぐ「見たいじゃん。」
21番線に設けられたのが今回の目玉であろう、完全可動式フルスクリーン型のホームドアである。こちらはこれまでのホームドアで不可能だった、あらゆるタイプの車両に対応できるものだ。
乗車位置は上部分のカラーLEDと、戸袋部分にあたる液晶画面で案内される。そろそろ来るようであり、戸袋の液晶画面が注意喚起に切り替わった。
はるか19号は281系の6両で入ってきた。発車のメロディとして、オリジナルの音源が新規で採用された。21番線と24番線とでは、それぞれ別の音源となっている。
さく「まだ降りてるのに鳴らす?」
なぎ「何とかするかもな、まだ…。」
続く回送は321系であった。客扱いを行わないこともあり、停車はしながらもホームドアは開くことも動くこともない。
もも「…どう動くかってんでしょ。」
めぐ「そりゃ…、見たいじゃん。」
22番線に直通快速が入ってくる。やはりこの改正から、221系の4両編成を2本連ねた8両となった。大阪駅からJR奈良のルートが複数となり、この地下ホームからは臨時で特急『まほろば』も発車するようになっている。
さく「いいけど…、片方だけホームにドアあるって。なんか。」
なぎ「まだ完成じゃなかったりしてな。」
21番線から回送が発車する。せっかくなので位置を変えて、最新式のホームドアをもう少し見ていこう。24番線にはこのようなホームドアが設けられていない。
さく「まだ見るんだ?」
めぐ「そりゃ、1本だけじゃわかんないよ。」
くろしお9号は287系の6両で入ってきた。多くは白浜行きとなっており、新宮まで行く便はあまり多くない。
さく「やっぱりドア全部開く前に鳴ってない?」
発車後、ホームドアはまたも動いていないようだ。次に『はるか』が21号,23号と続いており、位置が異なっていることから動くのだろう。それこそ『くろしお』は283系や289系も使われるので、位置を変えて対応させるのだろうと。
もも「もういいでしょ、2本も。」
めぐ「…見れてないのあるし。」
(つづく)