2023年7月22日(土)午後2時44分 福岡市博多区・博多駅
これから乗るのぞみ40号は回送されて入ってきた。JR東海のN700Sであり、今回の目的と合致する。折り返し便と異なり車内は整備された状態であるため、並んで待つこともなさそうだ。
24.博多15:00発→小倉15:15着 新幹線のぞみ40号/東京行き 746-528
16両中3両ある自由席のうち、今回は3号車に乗ることとしよう。これまでのN700(スモールA,ラージA)から内装が一新され、雰囲気もどことなく軽量された感があった。やはりすんなり乗車でき、容易に着席できる。
それでも発車前となれば、自由席にはそこそこ多く乗ってきている。さすがは日本を代表する高速鉄道にして、在来線特急とも競合関係にある区間だ。
21日から使用される新しいチャイム『会いにいこう』と共に、東京まで1069.1km(実キロ)もの長旅が幕を開ける。今回はとりあえず1駅先、小倉までの乗車とした。
新幹線で1駅間とはいえ、博多から小倉まで在来線の営業キロは67.2km。在来線特急では最短でも45分かかっており、新幹線ならばもっと早い。景色もあっという間に移り進んでしまった。
N700以降に登場した車両は最高速度が300km/h。ここでもおそらくそれぐらいは出しているのではないだろうか?
早々と小倉に来てしまった。新しいチャイムは聞いた限り始発終着用、途中駅用で共通化されているようだ。この点旧来のチャイムや、JR西日本所属車両が使用するチャイムと異なっている。
博多から15分で小倉に到着するとは、さすが新幹線の速いこと。この便は小倉から先、追加停車駅に珍しく姫路が設定されている。
(A)ビニール傘70cm(ファミリーマート) 820円
いつしか外は雨模様となってきていた。このため例のジンクスも期待しながら、どこかに置いてきていたような傘を買っておこう。もっとも3日目からここまで忘れずにいたところで、手元はふさがっていたままだっただろう。
(現)JR往復乗車券:小倉←→門司港 560円
ということで、小倉からは再度在来線で門司港へ向かいたい。往復乗車券も午前の段階で購入しており、この点はまたも入念なこと。新幹線の駅を見れば、入ってきたのは500系『ハローキティ新幹線』だ。
ここから乗る普通は8両なので、4両編成の811系を2本連ねたとわかる。来たのはリニューアルされた編成であり、乗ってみたかった車両の1つでもあった。
25.小倉15:34発→門司港15:47着 普通※区間快速3228M/門司港行き モハ811-2101
これまでクロスシートの並んでいた車内は一変し、オールロングシートとなった。座面はYC1(200番台)と似通りつつ、異なるものとなっている。背もたれの形状は他に見られない、厚ぼったくも不自然な曲線を成しているもの。モケットはブルーグレー系で、個席ごとに異なる模様らしい。
小倉から門司にかけて、左を見るとコンビナートの景色となる。右は小倉の車両基地となっており、定期運用から撤退した415系普通鋼車両が留置されていた。
門司から先も基本的に景色は変わらず、工業地帯を進んでいく。
相変わらず天候は優れない中、海が見られるようになってきた。さて門司から門司港の間、途中駅に小森江がある。特急が停車しないだけで快速は停車するものの、存在感がいまひとつ…。
小倉から乗ること17分。門司港に到着すると、折り返しは回送となった。隣はリニューアルされていない811系だ。九州の鉄道はここから始まっており、ここで終わることとなる。
(つづく)