2023年10月7日(土)午後2時54分 愛知県江南市・布袋駅


 高架駅となった布袋を見てから早3年。高架駅完成時点で残っていた仮設備が撤去され、側線と駅前広場。駅前から高架下を通り抜けられるよう、対面通行の道路が整備された。


 今回は周辺の整備も進んでいた布袋を、改めて見ていこう。すっかり仮設備の痕跡はなく、整備と共に新しくトイレも設けられた。高架下は空地のまま残っており、簡易的なパイプ柵で隔てられた先は殺風景。


 側線の完成を待って、ガラス面の多用された近代的な外壁も完成。これは…、宮殿やらお城ではない。インテリジェンスなオフィスビルに近いかと。そんな駅の前に整備された広場からは、バスも少数発着がある。


 これだけの規模を持つ新しい高架駅でありながら、改札は幅広1通路を含め3通路だけ。さらに完成時点で終日配置されていた駅員も、平日は一部時間帯のみの配置。休日は終日無人化されている。券売機は新調され、無人駅でも遠隔で対応可能な設備が追加された。


 この高架工事ではこれまでなかった東口が設けられており、こちらは2020年の時点で形が完成。その後も整地など進められている。


 駅前には新しく公共施設も完成し、4階建ての3階以上は図書館となる。この日は図書館などテーブル席に人が多く、なかなか空きがない。また公共施設に隣接してスーパーや100円均一も入っており、日中であれば買うモノに困ることはなさそうか。


 10月に入って、一気に気温も下がってきた。今回は原付でありながら道路ネタをほぼ無視し、駅を重点的という話…。


 改札を出た先が使われないままなので、2020年当時から引き続き工事用フェンスで囲われている。先述したように休日は終日無人化されたため、新型の精算機には遠隔操作用端末を備えたインターホンを装備。自動改札増設用と思しきスペースにあったゴミ箱は撤去されたようだ。


 工事段階では側線がなかったため側壁もなく、残っていた仮設備や周辺の風景を眺められた。側線が完成し、側壁で隔てられても側壁はガラス面が大きく眺望は利く。もっとも側線に車両が留置されているので、景色は眺められない。


 ホームそのものは2面4線式で完成。側線は2線設けられ、1線は犬山方向へ向かうことなく途切れている。待合室には空調がやはり装備されていなかった。
(おわり…?)