2023年7月20日(木)午前-時--分 北九州市小倉北区
当初立てていた計画で枕崎を目指す場合、小倉駅のスタートは朝6時前とかなり早くなる。ネットカフェで朝起きるのは必然的に5時半より前となり、それはそれで朝の心地よさは味わえたのだろう。九州らしく"白いソニック"に乗る大義名分ができたとはいえ、ちょっともったいなかったか。
B10.小倉5:58発→博多6:53着 特急きらめき1号/博多行き
ということで、朝6時前の特急で博多へ。車両は前日のリレーかもめ9号と同じ787系8両編成で、停車駅(戸畑,黒崎,折尾,赤間,福間)も同じ。4号車の半個室(ボックスシート)は自由席となる。
博多のホテルを予約したため、大荷物も博多のコインロッカーへ入れなければならなかった。新幹線へ乗り継ぐため30分以上確保したのはこのためだ。加えてここから先、食事の調達に制約がかなり生じることとなる。ある程度まとめて仕入れなければならない。
B11.博多7:24発→鹿児島中央9:10着 新幹線つばめ311号/鹿児島中央行き
博多からは九州新幹線で一気に鹿児島中央まで南下。非常に珍しく、九州新幹線の各駅に停車する『つばめ』が鹿児島中央まで直通する。車両はN700の九州用8両編成で、自由席は2列3列となる。
さく「突然ですがここでクイズ。東海道から山陽、九州新幹線では車内案内に広告が流れます。東海道新幹線から直通し、九州新幹線では唯一の出稿主となるのはどこでしょう?正解すると…、サービスしてくれます。」(※2023年7月現在)
106分かけて鹿児島中央に至る。乗車時間とムードのバランスからすればちょうどよくなるだろうが、それでも2時間を切るとはさすが新幹線。在来線のみであった時代は5時間ほどかかったといい、まさしく時代の流れと…。
鹿児島中央で46分あるので、その間にも何か買うことはできたかもしれない。逆に博多の出発を遅らせようとすれば、本数が多くないことからうまく乗り継げない。このあたり難しく、考えるのが楽しくもある。
B12.鹿児島中央9:56発→指宿10:47着 特急指宿のたまて箱1号/指宿行き
指宿枕崎線の観光特急『指宿のたまて箱』には、指宿への往路で乗ることとなる。車内こそ大改造を施されたものの、モノ自体はキハ47そのもの。台車は振動の多いそのままで、線路状態もよろしくなければ乗り心地も察するべし。
アテンダントの方による観光等案内があり、それを基にメモ帳が忙しくもなりそう。この進行方向では海が左にあるため、それを分かったうえで指定していればどうなっていたか。
指宿に到着した次はといえば、また43分の空き時間が生じる。博多で何か仕入れたかったという話は何かといえば、指宿の周辺で何かしっくりくるものがなさそうということだ。一応、駅前に足湯はある。
ということで、今回の実行程では指宿にて引き返していた。この机上旅行では引き続き、枕崎の到達を目指していこう。
B13.指宿11:30発→枕崎12:56着 普通1333D/枕崎行き
乗り込む普通は鹿児島中央10:02発であり、指宿のたまて箱1号の指定が取れなかった場合は乗り通すこととなる。鹿児島中央では6分差だったものが、指宿の到着は42分後。このあたりはさすが特急というものだったのか。
枕崎へ向かう車両はキハ47で固定される。キハ200がクロスシート主体だった頃は、快速運転こそしないもののやや劣る印象を否めずにいたり。もっとも現状はキハ200のロングシート化が進み、長距離乗車でクロスシートと決まるキハ47が有利となった。
懸念事項は青春18きっぷシーズンに入ったことから、乗客が多くなりそうなことだろうか。途中の西大山はJR最南端の駅となっており、そちらの写真を得るため席を立つことともなる。
枕崎はホーム1本、駅員の配置されていない終着駅。堪能したところで本数は少なく、そのまま折り返すこととなるため滞在時間は31分。駅前にスーパーがあったところで仕入れるには足りないか。
B14.枕崎13:27発→指宿14:52着 普通5326D/指宿行き
そのまま折り返しなので、乗り込むのも同じキハ47でいいだろう。路線の性質や立地上、往路で混雑していたならば折り返し客も多いかと。往路で景色をある程度見たからと眠気に任せるか、あるいは往路で見ていない景色を復路で見ていくべきか。
指宿でまた乗り換えとなる。ここでのパターンも2つ用意しており、特急『指宿のたまて箱』と普通。特急は15分の乗り継ぎ時間となっており、結果的に実行程と合致することとなった。以下、指宿からも普通に乗るパターンで見ていこう。
さく「さて新幹線の車内案内で流れる広告について、クイズを出しました。東海道新幹線から直通し、九州新幹線では唯一の出稿主。どこでした?」(※2023年7月現在)
なぎ「…あんま足、見るなよ。」
B15.指宿15:46発→鹿児島中央17:11着 普通1344D/鹿児島中央行き
また54分の待ち時間となり、温泉もほとんど味わうことなく後にする。先述したようにキハ200はロングシート主体になってしまたため、指宿からの乗車時間で問題なさそうか。
鹿児島中央での"最終決戦"を挟んで、博多まで新幹線で帰りたい。
B16.鹿児島中央18:05発→博多19:40着 新幹線さくら404号/博多行き
九州新幹線完結の『さくら』も少数派ながら、そこへ800系が用いられるとなれば尚更希少。さらにこの便は翌日以降の行程にも絡んでおり、どう及んでくるのやら…。
ということで夕食後、博多で予約したホテルを目指せば終了。
(ぐるっと九州周遊旅 4日目につづく)