ジャニーズ問題が色々と騒がれる中、JR東海はどうなのか。結果的に"回避した"という見解も一部にあるだろうが、当事者と無関係なところで重要な観点が抜けていた。

 JR東海では『AMBITIOUS JAPAN!』を車内チャイムに使用し、その原曲がTOKIOの楽曲であった。(作詞:なかにし礼、作曲:筒美京平)

 2003年10月1日は東海道新幹線で品川が開業。ダイヤ改正では『のぞみ』主体のダイヤとなり、自由席も設けられた。JR東海にとっては『のぞみ』運行開始以来となる歴史的出来事となり、合わせてキャンペーンが開始。車内チャイムも一新されたのだ。

 キャンペーン自体は2005年9月まで続けられた。以降は車内チャイムとしてのみ継続。TOKIOもCMには以降出演していない。

 2018年4月、当時のメンバーによる不祥事が発覚。すでに広告媒体などの接触がなかったこと。そもそもJR東海が作らせた1曲ということもあって、最終的には車内チャイムとして継続することとなる。

 2022年5月、葛西敬之名誉会長が死去。実は楽曲の制作を依頼した"主"であり、国鉄民営化前からJR東海への大きな影響力を持っていた人物でもあった。ということで、これが大きな転換点といえよう。

 2023年2月、新たなキャンペーンを発表。車内チャイムを『会いにいこう』へ一新すると発表。きっかけは2020年の第1次緊急事態宣言以降、人との交流が途絶え。ようやく交流の阻害されない世情となったことだろうと。

 2023年7月20日に『AMBITIOUS JAPAN!』の使用を終了し、翌日から切り替わった。まあ要するに…、たまたま一連の問題が拡大される報道と時期が重なったに過ぎず。実際は以前から特に関係が切れていたこと。2022年5月に葛西名誉会長が死去し、影響を及ぼさなくなったことだ。


 …何が言いたいか、まとまらずにわかんなくなった。

(おわり)