2023年9月17日(日)午後2時51分 岐阜県岐阜市・岐阜駅北口

 岐阜駅前にて、原付は国道157号を小回りで右折できなかった。ひとまず駅前広場を用いて迂回とするも、結局元の交差点へ戻るしかなかったり。仕方ないので少し直進すれば、小回りで右折することができた。

 ひとまずこれで国道157・303号まで北上し、左折して進められる。千手堂で右折となるところ片側3車線相当となり、こちらも原付は小回りで右折できない。仕方なしに少々迂回して方向転換するも、それこそ岐阜駅前から突き当たるまで直進すれば小回りで右折出来たりと…。


国道303号 千手堂(岐阜市)→屋井(本巣市)
 進行方向を整え、国道に戻ってきた。この区間はかつて名鉄岐阜市内線(忠節線)が路面電車として通っており、現在はこの区間を吸収した片側2車線となる。そういえば早々と午後3時になり、あまり派手なことはできなくなりそうか。

 長良川を渡る忠節橋も同様に路面電車として通っており、当時は片側1車線相当で走りづらかったことだろう。渡った先で国道は左折し、対面通行の堤防道へ。程なくして下っていくと、以降は建物が多く狭苦しい雰囲気。何なら、途中で交差する岐阜県道77号(岐阜環状線)が片側2車線で格上なくらいだ。

 それはそうと、沿線では家族葬専用ホールもそこそこみられた。この日午前の法事もそうだが、最近では家族葬が多いらしい。

 さて伊自良川を渡る尻毛橋に差し掛かる。橋の上は開放感があったところ、渡った先は再度建物が迫って狭苦しい。北方町に入ったあたりで旧道らしき分岐があり、そちらには古びた門が残っていた。現在の国道はかつて名鉄揖斐線(岐阜市内線直通)の線路をまたいでおり、廃止後は跡地を用いて平坦で広々と…。

 本巣まで7km。引き続き建物の迫った狭苦しい中を、対面通行で進んでいく。糸貫川を渡ると本巣市に入っており、程なくある箇所で国道は右折となり、以降は中央分離帯のない片側2車線。

 そしてようやく国道303号が左折する箇所となり、直進する国道157号から離れることとなる。単独となった国道は片側1車線対面通行となり、程なくして樽見鉄道の線路を上から跨いでいく。建物はやや少なくなったようで幅も十分あり、次第に開放感を感じられる雰囲気となった。

 工事の進められる東海環状自動車道(国道475号)が上を跨ぐこととなる。2023年9月時点ではようやく橋脚が立ち並んできた段階だろう。この区間は平坦な地形ながら、橋脚が多く必要となるようで時間を要しているのかもしれない。



(現)野菜生活100グリーンスムージー(カゴメ) 190円[軽]
 スパゲッティーのパンチョで豪勢なランチを頂いてから、岐阜駅付近での"迷走"を経て18.6km。トイレに入りたくなったこともあり、ファミリーマートで小休止するとした。何か買うべきだろうと手に取ったのは、野菜メインながら甘味あるスムージー。まあ…、特に言いたいことはない。

国道303号 屋井(本巣市)→黒野八幡町(大野町)
 再スタートするコンビニの箇所で左折となる。そこから続くようにバイパスらしき道路が建設されており、国道157号に向けている。実際は東海環状自動車道に関連した工事であり、ひとまずは本巣パーキングの付近まで至っていた。

 国道を引き続き西へ向かうとすぐ橋を渡り、大野町へ。渡った先で『ルート303グリーンハウス』も気になるところだが、他に目的があるのでパスしよう。建物は多くなく農地の広がる風景を、対面通行で走りやすく抜けていく。

 岐阜県道78号と交差し、国道303号は左折となる。そのまま建物が増えてきたところ、黒野駅レールパークの案内があった。


 ということでコンビニから2.5km。かつて名鉄揖斐線の黒野駅があった、その名も『黒野駅レールパーク』に立ち寄りたかったのだ。2018年5月に訪れた際は日没を過ぎて暗くなっており、明るい間に見るのは初めてとなる。敷地内で自由に使うことができるのは遊具類など、あくまで"公園"としての設備。

 かつての駅部分はホームと線路が残っているものの、ホーム部分へ立ち入ることは出来なくなっている。形状からして島式ホームであり、元来は2面3線を有していたという。末期は終着駅だったが2001年までは谷汲線が分岐していたほか、揖斐線も本揖斐まで続いていた。


 2階建ての駅舎も活用され、ミュージアムとなった。1階部分は喫茶店が入っている。残された窓口の運賃表は黒野北口(谷汲線)にあったもので、運賃(初乗り110円)や書体からしてかなり年季が入っているらしい。2階部分にジオラマの展示があるとされつつ、1階部分にもあったり…。

 もう少し休んだところで、揖斐川町へ向かおうか。午後4時になろうとしており、よく見れば遠目の空模様が怪しい。


国道303号 黒野八幡町(大野町)→上新町(揖斐川町)
 国道303号に戻って、揖斐川町まで進もう。引き続き対面通行で続いている。大野町の中心部に差し掛かったらしく、次第に広々とする中でロードサイド店舗が多く目立ってくる。

 中心部を抜けたようで、建物が少なくなると広々した雰囲気。山々も近くまで迫ってきた。そのまま揖斐川町に入っていく。

 谷汲山へ向けて右折する交差箇所では、曲がった直後に山を貫くトンネルが待ち構えている。この夏は山への長距離走行ができず、トンネルの空気を味わうことなく終わってしまった。

 直進を続けていくと、揖斐川町の中心部に差し掛かった。ここにも旧道らしき分岐があり、現在の国道は左に反れていく形状となる。こちらは古くからあるまちの雰囲気を有しており、趣深く感じたり。

(つづく)