それは、歴史を変えるきっかけになるか。
(1)東海道新幹線の車内販売について、ワゴンサービスが廃止される件
東海道新幹線の車内販売について、従来から主流だったワゴンサービスを10月31日で廃止する。11月以降はグリーン車のみモバイルオーダー方式で継続。座席周囲にコードを表記し、そこから利用することとなった。
近年では売り上げも少なく、販売員の負担になっていたという。持続可能なサービスを提供するためならば仕方ない。一定数は例のアイスをカタいまま食べたい方という層だろうし、アイス自体は売店でも購入できるし。
ところで車内販売準備室は7号車と11号車に有しているが、300系~500系まではサービスコーナーと称した売店スペースになっていた。ならばワゴンサービスを廃止するかわり…、固定売店方式ならばどうかと考えた。それこそ、過去に存在したサービスコーナーである。
サービスコーナーを復活させるならば電子マネーなどカード決済、コード決済は対応させるべきだろう。
ただ現在は車内販売が東海と西日本で、販売員が交代している。山陽新幹線は現在一部の『のぞみ』のみ営業しているのだが、とりあえず営業分のワゴンサービスは継続らしい。
また、東海道新幹線でも『こだま』は車内販売を行っていない。九州新幹線においても廃止された。ということで…、結局過去の産物だろうな。
ついでに車内販売を行ってきた『ジェイアール東海パッセンジャーズ』はコンビニ売店を運営する『東海キヨスク』と合併し、10月1日から『JR東海リテイリング・プラス』となる。よって最後の1か月だけ、合併後の新会社による車内販売と…。
(おわり)
(2)私案:東海道新幹線リニューアル計画~序章~
東海道新幹線は1964年に開業後、現在まで日本の大動脈として担ってきた。ただ2024年で開業から60年。少なからず老朽化した箇所は存在するし、取り替えが急務となった箇所もあるはずだ。
災害対策という面でも多重化は求められている。そんな対策というかはともかく、紆余曲折を経てリニア中央新幹線の建設は進められる。一応、品川から名古屋の開業予定は2027年度という。
そこへ先頃の台風や、その後の大雨があった。特に最繁忙期で乗客も本数も多かったことにより、ダイヤの回復は大雨が一過した翌日にずれ込んでいる。これで猛運休賞というありがたくないのを。
大雨で運転を停止した基準があるらしく、特に東海道新幹線は盛土構造を多用するなど設計が古いこともあっただろう。土壌水分量に左右された。一方で降水量については、高架構造でも運行に危険な量だったともされる。(盛土構造にもメリットはあるだろうが。)
このために東海道新幹線は、静岡地区でよく止まるという印象が強くなった。加えて先述したように開業60年を迎え、設計の古さから大規模更新工事はいずれ必要不可欠となっている。
まずは長期運休等を伴う大規模な工事について、必要性を大きく公表することとなるか。さらに今回の騒動は最繁忙期だったことから、国が主導して長期休暇の在り方をも再考しなければならなくなった。何か起きなければ動けないが、何か起きれば動くしかない。
周知を徹底したうえで、順次工事計画や時期などを公表していこう。勿論工事期間中の代替ルートも確保したい。この文書を書いている時点で2023年8月となっており、2024年3月改正を予定している北陸新幹線敦賀開業は十分だろう。リレー特急は強固に確保したい。
ということで今回は序章として、妄想半分に必要性を訴えたまで。詳細についてはまたいずれ、ブログで話せればと思う。なおこの私案が浮上したことにより、これまで駄弁ってきた2024年以降の『しらさぎ』私案も大きく変わってくる。
天災は、リニアを待ってくれない…。
(東海道新幹線リニューアル計画 つづく?)