めぐ「皆さんこんにちは。先日また出かけてまいりまして…、結構これが長期連載になりそうなんですよ。そこで今回からの初日分は、ひとまず4人の旅行記として文書を完成させまして。画像はまだベーシックのままですけど。では見ていただきましょうか。」
2023年7月18日(火)午後3時42分 名古屋市中村区・名古屋駅広小路口
今回もいつもと同じように、名古屋駅は広小路口からスタートする。広小路口のJR東海ツアーズは営業を縮小し、JRの窓口としてのみ継続していた。
もも「東京ドームから帰って、何をコソコソやってたって思ったらさ。」
めぐ「東京ドームより…、前なんだよね。始めたの。」
もも「まあ、それはいいの。今日からほとんど1週間びっしり押さえられてさ?」
なぎ「こんな大荷物ならんって。」
今回は2019年7月の仙台以来、5日に渡る長期の旅行モノ。この企画そのものは8月頃に向けていたところ、諸事情あって7月に前倒しで実行することとなった。
もも「で…、今から新幹線使って行くの?」
さく「今から乗って、今日は小倉まで。」
(現)JR往復乗車券:名古屋市内←→福岡市内 20380円
2018年以来となる九州上陸を画策した一行。まずは当日中に九州へ入るべく、福岡市内(博多)まで往復で購入した乗車券の往路を使用したい。名古屋市内(名古屋)からの片道距離は601kmを上回るため、乗車券に往復割引が適用され合計1割引となる。
もも「え、博多?なんで、小倉じゃなくて?」
さく「最終日に博多の、地下鉄も新しいのできたじゃん。」
(現)JR新幹線のぞみ特急券:名古屋→小倉 7210円
今回は長距離長時間に及ぶ大移動。このためあらかじめJR東海の指定席券売機を用い、往路の新幹線を指定して行くこととしている。ところが仕様なのか、ひかり→さくらと乗り継ぐ指定ができない。
めぐ「本当は…、ひかりからさくら乗り継ぎ?」
なぎ「ああ、あのいい座席。」
もも「アンタらそういう、変なことばっかりするの。」
当初の計画では名古屋から新大阪ないし岡山まで、ひかり515号に乗車。さくら565号に乗り継いで、小倉まで乗るとしていた。ところが実際は直通で最速となるよう優先され、のぞみ41号で直行とされる。ならばとこの際、名古屋から一気に九州入りを図ることとした。
とりあえずここまでの確定事項として、初日に小倉へ新幹線で直行。最終日に博多まで足を伸ばし地下鉄を制覇し、博多から一気に名古屋ということだ。ということで、いざ!九州はとりあえず小倉へ。
なぎ「で、また何か買うんだ?」
めぐ「そりゃ、何もなしで3時間はちょっと…。」
改めて、今回はあらかじめ指定席を購入済み。発車時間まで、ゆっくり過ごすことができる。
もも「まあそれがいいんじゃない?」
さく「そうだよ…。外また暑いし、中だったら涼しいもん。」
冷房の効いた待合室から、先に出るひかり515号を見送る。さて東海道新幹線では、駅の自動放送が三島,静岡で更新されているという。名古屋は現状そのままのようだ。
もも「え、今の変わんの?」
めぐ「なんか、合成で。」
さあ、そろそろ時間だ。2面4線の外側となる17番線、指定した14号車の位置で待つとしよう。
もも「本当、まだ始まってもないのに汗ばっかり。」
めぐ「ちょうど昨日ぐらい、スーパー銭湯の。」
もも「そんな暑いのにわざわざ、発汗量上げるからよ。」
1.名古屋16:10発→小倉19:13着 新幹線のぞみ41号/博多行き 786-2277
来たのはJR東海のスモールA、X77編成。14号車はある程度埋まっていた反面、見た目の空席もそれなりにあるようだ。今回は左側、3人掛けの窓側から景色を見ていこう。
もも「これで不満なんてよくもまあ…。」
めぐ「だから、ここはいいの。新大阪から乗り換えたらさ?」
さく「2列で大きくて、ちょっと安いんだよ。」
猛暑の名古屋を出てスピードも一気に上げ、西に向かって進んでいく。正直なところ、岡山までは軽く流す程度でよかっただろう。
めぐ「それと、九州のほうが名古屋より涼しいって。」
さく「あ、そう?」
もも「出任せで逃げるんじゃなくて?」
寝ることができたとして、特に眠くなることはなく。岐阜羽島,米原と通過していく。
(A)トロピカーナエッセンシャルズ鉄分(キリン) 153円[軽]
猛暑下から"脱出"するところ、やはり水分補給は必要不可欠。加えて栄養分とともに、何か甘い味があればいい。ということで今回も鉄分補給を兼ねつつ、甘い味の飲料をゆっくり飲み進めるとしたい。
京都を出ると、左側には京都らしく五重塔が現れた。さて京都では2面4線の新幹線ホームを有しているのだが、待避線に入るか入らないかという基準が良くわからない。ただ繁忙期は交互に入線、発車させている。
さく「あったでしょ、春の大阪行った。」
めぐ「それもだし、年末の。」
もも「普通にそれで決まってんじゃなくて?」
(A)ベビー母恵夢・白桃(母恵夢) 108円[軽]
ここでもう1つ投入しよう。瀬戸内のお菓子が期間限定で名古屋駅に登場しており、なんとなく購入した次第。白餡に白桃が練りこまれており、砂糖の甘さ一辺倒でないのがいい。
なぎ「…ここで食えって?」
さく「いいじゃん、こういう…。」
新大阪は先に出たひかり515号から、同じホームで接続を受ける。そしてこちらから接続を受けることなく、新大阪を先に出発していった。その向こう、20番線には薄青色の8両編成がいる。さくら565号で、あちらも当初の計画に含まれていた。
もも「…乗り換えるなら新神戸で。」
めぐ「ああ、それもいいけど。違うの。」
(つづく)