2023年7月5日(水)午前10時 東京都千代田区・東京駅総武地下ホーム
5.新宿9:39発→千葉10:27着 成田エクスプレス15号/成田空港行き モハE258-19
東京の総武地下ホームで前方に6両、横浜発の編成を連結し12両となる。作業が完了するまでドアは開かず、新宿発の編成から作業風景を見ることはできない。
12両で発車し、しばらく地下を走行した後に地上へ。出てきた様子を東京スカイツリーに見守られつつ、総武快速線を進んでいく。ここからは停車駅も少なく、スピードを上げていく。
しばらくして、左から近づいてきた線路がある。電化設備はなく、使われている様子も見られない。この線路は何だろうか?
川は東京都と千葉県を隔てるようにあり、架けられた橋を渡っていく。この川を渡った先はまだ東京都内。新小岩を通過したもう少し先で江戸川を渡っており、以降が千葉県の"領土"となる。
右には幕張の車両センターが広がっている。そういえば2019年のプレミア12で変則的ダブルヘッダーに挑んだ際、幕張本郷の付近から見下ろしていたり。あれから早いもので4年弱。
集合住宅の林立する稲毛を通過すれば、この便が停車する千葉はもう近い。早いところ、降りる準備をしておこう。
新宿から48分で千葉に到着し、乗車した車両からの下車は他におらず。前方からは降車した客がそこそこ見られる。日中はここから空港第2ビルまで停車せず進んでいく。
乗り換えるためホームを移動すれば、停車していた209系はこれでもかというほどに汚れている。この209系はそのまま回送となって千葉を発車していった。
もう少し待ってから、目的の快速へ乗るとしよう。来たのはE235系で、オールロングシートであることは確定したようなもの。
6.千葉10:40発→木更津11:22着 快速3879F/君津行き モハE235-1009
前期型は車内の造作がしっかりしているのも特徴的。中期型以降はコストカットされたらしく、一部造作が省かれているという。ドア上の液晶画面はこれまでと比べて大きくなっている。11両となっており、11号車にトイレはなかった。
本千葉までは高架線路を進んでおり、新京成線と並走している。続く蘇我までは外房線と内房線が線路を共有するため、その分だけ本数が多いともいえようか。
蘇我で京葉線が合流し、一部は外房線や内房線に直通していく。京葉線からの快速はここから先、上総一ノ宮や君津まで各駅に停車。ここで相互に接続しているのだが、ここにきて1本しかない209系とは…。
蘇我からはここまでの都会的雰囲気から、住宅の多い郊外めいた雰囲気になっていく。
五井からは小湊鉄道が出ている。東京近郊におきながら非電化の路線となっており、古典的な気動車も数多く在籍している。近年ではJRからキハ40を購入し、引き続きの活躍が見込まれる。
五井を出ると建物もより少なくなってきたらしい。
長浦は名鉄常滑線の駅とは異なるほう。あちらは普通しか停車しない無人駅であるが、こちらは曲がりなりにも快速が停車する。
東京や千葉の都会から離れつつあっても、宅地開発は粛々と進められているようだ。
東京湾アクアラインにつながる連絡道を見つつ、E235系は走り抜けていく。袖ヶ浦の次、巌根に総武線系統の快速は停車しない。
千葉から乗ること42分。到着した木更津は2面4線のホームを持つ主要駅となっており、久留里線と接続。久留里線は1面1線のみを間借りするような格好となっている。それはそうと、トイレに入らねば…。
何とか参事は免れた。木更津駅のトイレにある洋式便器は洗浄機能付きであったものの、手洗い場に石鹸液は用意されていなかった。
(つづく)