今回は思い付きから可能な限り3本をまとめてきた。

(4)九州用N700系8両編成による『のぞみ』、過去に突発運行されていた

 


 とあるブログ記事によれば、過去に定期『のぞみ』が遅れた際のこと。突発的に臨時『のぞみ』として、九州新幹線用のN700系8両編成が使用されていたらしい。その昔あった"のぞみレールスター"も同様で、やはり突発的臨時便として運行されたと…。


 要するに2023年の大型連休後半で設定された(のぞみ616号)というのは、九州新幹線用のN700系8両編成が初めて使用された"当初から運行予定だった臨時便"ということだろう。

(おわり)


(5)東海道新幹線『のぞみ』を静岡県内に停車させて『ひかり』とした場合、毎時総本数がどうなるかはわからない

 


 静岡県における新幹線諸問題は定期的に起こる。詳細は他社に"丸投げ"するとして、現況定期便だけでのぞみ,ひかり,こだまの割合は6:2:2とされる。臨時便を含めると最大で12:2:3となり、極限状態だといえよう。

 そもそも現在の『のぞみ』主体ダイヤとなる以前から、静岡県内の停車本数はあまり多くなかったり。多くの利用を東京都内・新横浜-名古屋-京都・新大阪が占めており、静岡県内からの利用は相対的には少ないためだ。


 とりあえず『のぞみ』を『ひかり』にさせた場合の総本数など影響は無視して、停車させた場合に想定される停車駅を示そう。とりあえず元となる『のぞみ』は、広島発着と新大阪発着で1本ずつ。静岡か浜松のどちらかに停車と想定する。静岡のみに停車させれば、より人口の多い浜松が文句を出だすだろうし。

 そうなった場合、上下線で追加停車駅が一致しない可能性がある。広島行きが静岡停車、新大阪行きが浜松停車でいて。逆に広島発が浜松停車、新大阪発は静岡停車みたいな。もしそうなれば『のぞみ』と『ひかり』の毎時最大合計本数は、14を維持できないだろうと。輸送力が大きく低下することも避けられない。

 ついでに広島発着は現状、姫路と福山のどちらか。あるいは姫路と福山の両方に停車するものが多数。姫路も福山も停車しない便は少数となる。そうなればいよいよ、山陽新幹線内における『のぞみ』料金の設定に疑問が出てくるか…。

 通常料金の『こだま』『さくら』は普通車指定席が2列2列で快適性重視だし、いっそ山陽新幹線内の指定席料金は『のぞみ』基準に統一したほうがよさそうな気がする。話が大きくオーバーランしてしまった。

 加えておまけに、現行新大阪発着『のぞみ』毎時1本を新横浜~名古屋はそのまま。岐阜羽島と米原に停車させたものも示してみた。こちらは北陸新幹線敦賀開業後、特に米原乗り換えで重宝しそうだ。


 まあ、実際どこまで可能かどうか。ダイヤ作成について詳しいことはわからん。可能な方はぜひ…。

(おわり)


(6)あいの風とやま鉄道521系、3両編成化が巻き起こす波乱の予感?

 


 あいの風とやま鉄道の521系は2両編成だが、その一部を3両編成にするという。


 ただ521系は交直流両用であり、パンタグラフが"クモハ"になく"クハ"というように複雑な構造をしているはず。3両編成でそのまま中間車両をとなれば、パンタグラフなどの移設も絡んでそれこそ大改造は避けられないだろう。


 それこそ681系が北陸新幹線敦賀開業で余剰となり、老朽化も進むことから廃車となる。その走行機器類を流用しつつ、主制御装置等一部機器類は一新させ。521系の新造車体と合わせ3両編成にしたら面白く思った次第。


 実現によって521系2両編成は余剰になってしまったならば、JR西日本でのオールロングシート改造を経てJR九州がいい。そうすれば関門トンネルにおける415系の置き換え問題も、とりあえず解決する。


 なおこの一連の流れにより、413系『とやま絵巻』が引退することとなった模様。同じ413系では『一万三千尺物語』も残存しているが、おそらくそちらへの部品供給に用いられるだろう。それこそ、えちごトキめき鉄道の1本も…。


 そもそもJRの段階で413系など3両編成から、521系では2両編成にしたことが悪い。2両編成では案の定足りないようだが、2本つないだ4両としてよさそうなところ多すぎるのだろうか?6両が多すぎて、5両ならちょうどよかったりもするか。

(おわり)


 さあ、あれよあれよと7月。2023年も後半に入ってしまう。どこかの誰かが身体で例えるならば、上半身から下半身。随分前から寝かしてあるネタを、どうしていこうか。