「過去に関西空港を訪れた際は完全に"鉄道路線制覇"が目的であり、事実上すぐさま折り返していきました。今回はさすがにそうするわけにいかず、時間"だけ"は確保していたのです。さあ空港内での計画がないまま…、何をしたのでしょう?」


2016年4月9日(土)午前11時19分 大阪府泉南郡田尻町・関西空港駅

 もうひとつ、JR西日本で導入が進むもの。先頭車両用の転落防止幌は、連結運転に伴ってこの部分が中間に入ることを考慮したもの。車体に取り付けられたそれは、窓に接していなかった。


 これが製造段階で取り付けられた最初の車両が、前年に金沢地区で乗った521系の後期車両である。以降に投入される広島地区向けの227系は、車体色共々赤色なことから『Red Wing』と名づけられた。
もも「…ってか、何狙いなのよ?」
めぐ「…225の新車?」


 関西空港の駅名表と、記号入り路線図。この路線記号は大阪近郊にとどまらず、和歌山県南部や福知山地区にも導入された。その後導入が進む、広島,岡山,山陰地区のそれとは基本的に連動していない。
さく「なんか、山陰だと都会になったって自慢しそう。」
もも「アンタら関係ないのよね?」


 続いて、281系特急『はるか』が到着。臨時化された便が定期運行に戻されたこともあってか、この日も利用は好調の様子。南海電鉄が通っていない京都が発着となっているのも、利用が多い要因だろうか?
なぎ「京都な…。」
さく「新大阪で新幹線から直もあるかも。」


 と言うことで、実は2007年1月以来であった関西空港の改札口。ここはホーム共々、南海と分かれている。
なぎ「なんか…、やけに人多くないか?」
さく「だって今日土曜日でしょ?」
もも「そうよね?」
めぐ「…それだけじゃないかも。」


 ターミナルビルへ入ろうか。どうも中国人が多いようで、韓国と同じく日本人と顔つきに大きな違いもなくわかりにくい。
なぎ「北海道のアレじゃないんだし…。」
もも「あのスーパー北斗で空いてなかったの忘れてないわよ。」


 中に入ると、広々とした吹き抜け空間がある。大型連休などで日本人の空港利用が多くなると、人であふれかえるのだろうか。
さく「人がゴミのようだ、って?」
めぐ「そういうのあるよね。」


 ではエスカレーターで、上の階へ行ってみようか。3階はレストランや土産物屋、4階が国際線出発フロアとなる。
めぐ「とりあえず見ないことにはね。」
なぎ「まあ、食べるものとかな。」


(現)スポンジ両面テープ(ダイソー) 108円
 そうそうそう。原付の修理に使えたらと、欲しかったんだった。…なんでやねん。
さく「…それどうやって使うの?」
もも「あのさ…?」

 結局両面テープは使うことなく、初代原付は退役する日を迎えた。



 ノリツッコミが成功かどうかはさておき、3階を見終えたこととして2階へ降りよう。朝食はパン食だったこともあり、ややバッテリー不足かと。
なぎ「それでできるだけ安くいっぱい食べれるものってか?」
めぐ「そりゃあね…。」
もも「いいけどもう大人なんだから、もっと考えたら?」


 グルメアベニュー『煉瓦灯路』。ハンバーガーとドーナツの両チェーンによる共同店舗や、他にもお洒落な感じの飲食店がある。
さく「どこにしようかね?」
もも「さあね、今回なんかどうせ見物ついでとか。ルートばっかりで空港内とか調べて…。」
めぐ「ないけど。」


 続いて、ダイニングコート『町家小路』へ。こちらは和の雰囲気をもち、通路幅が狭いことから荷物カートの通り抜けが制限される。
めぐ「なんだろうね…?フードコートがよかったのかな?」
なぎ「フードコートがどうかしたのか?」
めぐ「…トレイに乗せるやつ?」


 鉄板カレーやお好み焼きなどの店が並ぶ中、今回選んだのは…?



(現)ご飯・中盛り(まいどおおきに食堂) 172円
 おかずを自分で取る方式の食堂に決定。空港という場所とあってか、外国人客の姿も見られた。ここでは釜焚きのご飯を、炊き立てで提供している。そのご飯や味噌汁などは、会計時に注文する方式。
もも「またアンタの選んだのってさ…、もうちょっと野菜とか魚とか工夫しなさいっての。」
さく「食べたいの選んだらこうなるよね?」


(現)コロッケ(まいどおおきに食堂) 118円
 会計場所にドレッシング類があるため、ここでおかずへ好きなようにかけることとなる。このコロッケは味がついていないようなので、ソースをかけていただこう。
なぎ「普通に美味しいコロッケだ。」
もも「…それ、あえて言うこと?」


(現)鶏とじゃが芋の照焼(まいどおおきに食堂) 356円
 単なる唐揚げに終わらず、じゃがいもと共にタレをからめた料理。アイデアがなかなか面白く、味も結構好み。もうちょっと強く宣伝してもいいようなもの。
さく「それは個人の感想でいいんじゃないかな?」


(現)ミンチカツ(まいどおおきに食堂) 205円
 普通に…、好き。それ以上でもそれ以下でもない。この店の主力商品は玉子焼きで、注文しなければ食べられないのでパス。結果、悔いが残るというオチ。
めぐ「…これはもう1回調べるパターンということで。」
なぎ「じゃあ…、行けよ?」


 そしてフードコート"トレイを持っていく"という行動は、ここでは店員がやってくれる。そのため、食べ終えて退出する際はそのまま席を立てばいい。
さく「…揚げ物ばっかり飽きない?」
めぐ「…わかんない。」


 もう1度、内部の吹き抜け空間を見る。エスカレーターの位置が合わないことがあるようで、しっかり確認したいところ。ではそもそも、旅行班が訪れた目的は何だろう…?
なぎ「バスとかか?」
めぐ「…どうだろうね?」
もも「本当、現地のことを調べてから出れない?」

(つづく)