2023年5月3日(水)午前8時59分 三重県鳥羽市・伊勢湾フェリー鳥羽港
国道42・259号:鳥羽港(9:00)発→伊良湖港(10:00)着 伊勢湾フェリー2便/伊良湖港行き 伊勢丸
時間に余裕があるため9:50発でよかったところ、二輪車の枠に空きがあったことから9:00発の便になる。船内の駐留スペースまで0.1km移動させよう。
階段を上がって2階から船内へ。デッキからは乗船する四輪車を見下ろしつつ、ターミナル建物の2階から乗船する入口も…。
客室に入ると、後方は自由な姿勢で過ごせるフラットスペース。中方から前方にかけて座席が並ぶほか、中央部分に売店等のコーナーがある。3階は特別室となっており、船内で追加料金を支払い利用できる仕組みだ。
前方に並ぶ座席は前を向いた4人掛けで、小ぶりながらも背面テーブルが付いていたのがありがたい。船内のテレビは2県の電波を切り替えるため、広域圏の放送局ながら時折途切れてしまう。
そして陸から離れ、大海原へと旅立っていく。鳥羽の海には島々がいくつかあり、それぞれ市営の定期船で結ばれている。左のデッキからしばらく景色を見ていこうか。
鳥羽港から少しずつ、着実に離れていく。愛知県は渥美半島、伊良湖までは1時間ほど。優雅な船旅の始まりだ。
海の向こうには、うっすらと陸地が姿を見せる。2005年以前は知多半島、師崎へもフェリー航路が出ていたという。
伊良湖から来た便が通りかかる。あちらからも同じように見られるのだろうが、こちらからの人影がどうみられるのか…?
出港しておよそ25分し、後ろを振り向けばもうすっかり鳥羽は遠い。大型連休中に晴れた中、船旅は最高だ。
右を見れば大海原の中、島が1つ現れる。すると案内放送が流れ、その島が『神島』という。神島は鳥羽市に属しており、市営の定期船も就航している。
もう少ししてまた右を見れば、見慣れない船が付近に来ている。見たところ旅客船ではなさそうだ。
左に見えてくるのは愛知県の離島や、対岸にあたる陸地やら。肉眼ではうっすらと見えたものが、デジカメを通すとどうなっただろうか。それと以前上陸したことのある篠島は、どこにあっただろうか。
テレビで流れるローカル情報番組では、各高速道路の渋滞情報が流れている。最繁忙期はこれがあるので、基本的に回避するような流れで育ってきたこと。さらに原付シリーズ以降はそちらを用られることで、外から見て回る立場にある。本当、いいエサだ。
伊良湖港まで来れば、伊勢湾を横断した船旅も終わる。大型連休の最中、防波堤を見れば釣りに勤しむ人も多く見られた。海で遊ぶにはまだ早いだろう。
そのまま接岸し、鳥羽から1時間で到着となった。では原付を置いた1階に降りていこう。
乗船した向きと同じように、自動車等は前から出ていくこととなる。後から入った四輪車(普通乗用車など)が、下船する際は先となる。
二輪車はベルトと車止めで固定されており、全て外されてから退出することとなる。サドル部分は養生のため、さらにタオルのようなものが掛けられていた。
下船した後0.2km進めて、道の駅『伊良湖クリスタルポルト』の駐車場へ。こちらはフェリーターミナルの建物を改装した際、道の駅として登録された施設となる。2023年5月時点では改修工事が行われており、営業を休止していた。
駐車場は小型102台、大型4台とされているらしい。大型連休とあってすでにスペースは埋まっており、伊勢湾フェリーへ乗船する車が多いとわかる。トイレは工事休業中でも24時間使用可能となっており、フェリーターミナルは仮設で運用していた。
最後に、今回乗ってきた『伊勢丸』を見ておこう。次に機会があれば、3階の特別室も見ておきたいものだ。
(つづく)