2023年4月19日(水)午後2時23分 静岡県三島市・伊豆箱根鉄道三島駅

(現)伊豆箱根鉄道乗車券:三島→修善寺 550円
 伊豆箱根鉄道の駅ホームは2面3線の頭端式となっており、普通は全て線内の折り返しとなる。いたのはJRへ直通する快速の運用を見越し、上質な設備を持つ車両であった。


13.三島14:33発→修善寺15:11着 普通/修善寺行き 伊豆箱根7302
 伊豆箱根鉄道の一般車両はすべて3両編成。7000系の中間車両は2ドアでJR117系100番台らしく、先頭車両は3ドアとなるためJR311系に近い車内だ。転換式クロスシートと共に、車端部にはLED式の案内装置を装備。ワンマン運転を行う。


 座席が埋まったところで反対側に1本入り、発車時刻を迎える。隣に入ってきたのは伊豆箱根鉄道で古くから活躍している、生え抜きのセミクロスシート車両であった。


 三島田町までは市街地を回り込むように進んでいく。単線で建物も迫っており、狭苦しい中をカーブもきついためゆっくりと…。


 三島二日町で市街地を抜けたようで、視界が開けてきた。駅の間は距離が短く、以降も線形はよろしくないようで速度があまり上がらない。


 川が分かれる風景を見る。西伊豆は父の生まれ故郷であり、その昔何度か訪れていたため。なんとなく風景として受け入れやすかったり。


 世界遺産となった反射炉がある韮山は右側通行となる。


 韮山反射炉の最寄りとなるのは伊豆長岡となるようで、特急もこちらに停車する。この当たりは遠い昔、乗った覚えがあるかもしれない。


 大仁で交換待避していたのは、スクールアイドルの派手な装飾を施した編成であった。大仁からは修善寺まで、またもカーブの連続する区間となる。


 三島から38分で到着した修善寺は終着駅らしい頭端式ホームとなり、3面5線となかなか充実した配置をしていた。隣には特急として、E257系の5両編成が発車を待っている。


 また1人いた。


 改札は窓口に面した通路と共に、自動改札機が3通路と幅広い1通路を有する。発車案内は液晶画面式となった。


 君は…、違う子だろう。


 せっかく鉄道に乗って駅へ来ているので、外へ出て収めるべきモノだ。いつの間にか駅舎は一新され、コンビニや飲食店が入居していた。駅前広場からは各地へバスが出ている。


 駅前をもう少し散策していこう。付近はやや雑然とした雰囲気で、温泉地らしいというには足りないか。川を渡った先で、国道136号が交差している。


 以前の駅はまた違った姿だっただろう。少なくとも現在のような、木の温もりを感じさせるモノではなかった。さて温泉地へは行かないこととして、このまま来た編成で帰るのも面白くない。あまり時間を置かずして、JRへ直通する稀少な特急がある。



(現)伊豆箱根鉄道特急座席未指定券:修善寺→三島 200円
 ならばここでもう1発仕掛けよう。伊豆箱根鉄道のみ特急を利用する際、2021年からは有料となる。一律料金で座席未指定のみ窓口で購入でき、硬券で出てきた。

(現)伊豆箱根鉄道乗車券:修善寺→三島 550円
 乗車券は往路と同じく、券売機で購入することとなる。ICカードは自動改札のみならず、券売機も対応せず使用できない。


 最後にもう1人、駅務係の子に別れを告げる。

(つづく)