2023年3月20日(月)午後5時57分頃 横浜市保土ケ谷区・西谷駅
 いずみ野線への快速と接続するので乗り換えよう。入ってきたのはJRの車両がベースとなる10両編成で、ステンレス地に青とオレンジの帯色となる。

 


19.西谷17:58発→湘南台18:25着 快速/湘南台行き 相鉄11304
 かなり混雑していたものの、実際は海老名行きへの乗り換えが多かった。もっとも湘南台行きも着席可能レベルとは程遠く、しばらくは立ったままの移動となる。乗り換えると、先に発車した。

 

 二俣川で本線から分岐する。いずみ野線は開発された住宅地を進む路線であり、場所によっては写真の収まりがあまりよろしくない。適当に座れるならば座っておこう。


 快速は本線と同様に各駅停車で進んでいき、いずみ野で特急を待避するため少々の停車。駅もそれに対応する2面4線式のホームとなる。


 特急は東急の10両編成であり、よく見れば『Qシート』なる車両を連ねている。乗客の流れはというと、こちらへの乗り換えが多かった。


 新しい路線らしくいずみ野線に踏切はなく、ほとんど高架で進んでいく。多くなった乗客もいずみ中央でほとんど降りてしまった。浮かぶのは泉北高速線の和泉中央と、仙台市地下鉄南北線の泉中央。どちらも開発された住宅地だ。


 JR新宿から相鉄へ直通し、西谷での乗り換えを経て合計73分。到着した終着駅の湘南台は、1面2線式のホームを地下に有している。隣にいたのは先ほど抜かした東急の『Qシート』付き車両で、折り返しは志木まで直通する特急となった。こちらの折り返しは横浜行きの快速で先の発車だ。


 地下ホームは結構深い位置にあり、エスカレーターを乗り継いで上がっていく。壁面はやはりレンガ調となっており、洒落た高級感ある統一イメージとなっていることかと…。



(S)JR・相鉄運賃:大宮→湘南台 1482円
 相鉄の改札は1か所となる。大宮から残額内で直通できたうえ、それこそ高崎から在来線でここまで改札を出ずしてICカードで通せたであろう。そのまま地下通路を進めば、小田急や地下鉄の駅があるはず。


 せっかくだからと、小田急の改札まで来た。新宿であればこちらのほうが歴史も長く、直通もしているので便利なことだろう。新宿三丁目ならば、相鉄から東急を経て副都心線の直通ルートが完成している。


 そして夜間になってしまったが、地上へも出て駅前の様子を見ておきたい。とりあえず建物は多くあり、駅で何かというにはあまり困らないはずだ。ネットカフェは小田急の線路を挟んだ、向かい側に店を構えている。


 天井は低くも広大な地下空間を進み、相鉄の駅に戻ろう。今日は何かとたくさん回りすぎて、体力の限界もとうに迎えている。ここからは新横浜まで乗って、あとは新幹線で締めくくり。相鉄のみであればICカードの残額もあまりなくて済む。

 新横浜へ直通し、さらに東急東横線から副都心線を経て東武東上線まで直通する『特急』。森林公園行きとあるようにいつぞやの『Fライナー』を連想させるが、東急では急行となるため別モノ。種別色は種別でなく系統で分けられ、ピンク色で示される。



20.湘南台18:47発→新横浜19:14着 特急/森林公園行き 東急4410
 この運用は東急の10両編成で固定されていたのだが、ここでまさかの『渋谷ヒカリエ』が登場。フロントマスクが金色系で装飾されているので、外見だけでもすぐにわかってしまう。


 車内も通常の車両と異なり、渋谷の新しいまち並みをイメージさせるものとなる。それ以上に仕切りや背もたれなど、形状そのものが異なっているのだ。車内の広告用液晶画面は東急が管理し、ほぼイメージビデオしか流れていない。

 発車すると特急だけあり、通過駅もあってなかなかのスピード感。いずみ野で先に出た快速(西谷まで各駅に停車)を抜かすまでは、不思議なことは何もない。


 二俣川で本線と合流する際、特急として様子がおかしくなる。同格にしてこちらの特急が、本線からJRへ直通する特急を待避するのだ。これで何が可能かというと、いずみ野線からJR。あるいは本線から新横浜~東急などの相互乗り換えである。JRへ直通する特急はJRの車両であった。

 西谷からはすっかり新横浜線がメインルートになってしまった。西谷始発の横浜行き各駅停車に接続後、こちらは地下へ進んでいく。


 湘南台から新横浜まで27分。到着すると、ここからは急行として東急を進んでいく。新横浜の新しい地下ホームは2面3線で、中央の1線は折り返し専用。3・4番線は東急が管理している。


 地下ホームから改札へ出るならば、エスカレーターを上がっていくという流れ。LED照明は特有の"ギラつき"があるのか、数を少なくしてダウンライト風に配置している。ところどころ薄暗くもなり、かえってオシャレな印象にもなった。



(S)相鉄運賃:湘南台→新横浜 433円
 改札を出よう。湘南台からの復路は相鉄で完結し、新線として加算運賃はあるもののICカードへ追加入金することなく終えられた。券売機などは相鉄と東急が、それぞれ分けて設けていた。さらに地下鉄も駅を有しており、湘南台からであればそちらのルートもある。


 JRの駅は地上にあるため、またもエスカレーターを長く上がっていくこととなった。エレベータ共々案内は欠かないため、迷うことはないはずだ。


 地上に出ると、JRの駅はすぐ近くにある。一方でJRの駅から相鉄などの地下駅を見れば、入口があまり目立っていない印象を受ける。


 このまま結果的に至近距離だったJRの駅から、新幹線でそのまま帰ってもよかっただろう。


 ただ時刻も午後7時半を回り、ならばそのまま夕食会にもしたい。キュービックプラザ新横浜で何かあるだろうか。

(つづく)