2023年4月1日(土)午前11時36分 大阪市北区・JR大阪駅地下
西口から改札を出た後は、せっかくなので今回完成と同時に制定された"新ルール"を使ってみようか。
(他)JR大阪駅地下通行証 0円
西口からうめきた地下口へ抜ける際、これまでのルールでは入場券(140円)を購入する必要があった。新ルールでは通行証を発行し、20分以内に通り抜ければ無料となる。入場券と異なり、ホームへ上がることはできない。
では西口から改札を入ってスタート!
西口の地下通路もこの工事によって新しく設けられ、完成したばかりだけあり壁面や床面など汚れもなく光沢ある薄白色が美しい。もっとも工事そのものは続いており、11番線ホームへの動線以外にも塞がれた個所や案内がいくつか見られる。
エスカレーターを下っていこう。天井のLED照明はポツポツとあり、場所によってはかなり薄暗い。
エスカレーターを下ったところにあるのが、先ほど見た制振装置となる。壁面にもスリット状に照明が入っており、近未来的な雰囲気を演出。こういったものは結構好きだ。
エスカレーターを再び上がると、地下ホーム上のコンコースとなった。ホームへは出られず、トイレも先ほど用を済ませている。左のプロジェクションマッピングを見るか、右に進んで改札を出るだけ。
うめきた地下口の改札を出てゴール!一角には今回こちらも新規導入された、顔認証用の"カルバートボックス"が扉もなく設置されている。
地下鉄や阪急、阪神の梅田駅。JRの中央口へは地下通路を介している。その距離だどうだろうか?グランフロント大阪となれば、そこそこ離れていそうな気もしなくなさそう。
とりあえず地上に上がってみよう。まだ梅田北地区の周辺は完成しておらず、フェンス越しにビル群を眺められるに過ぎない。
よってうめきた地下口の看板も、2023年3月改正時点では見る姿勢にやや無理が生じてしまう。
結局は大阪環状線に乗ることとし、地下通路を改札内で1往復半してしまった。さすがにこれ以上、余計な疲労をため込むわけにもいかない。
3.大阪11:53発→西九条11:58着 関空快速4153M/関西空港行き クモハ225-5105
もはや来たものならば立ってでも乗るだけ。前4両となる関空快速は225系5100番台、後ろの紀州路快速は225系5000番台となる。前者に連なることで特別感を覚えた後者に、大和路快速が嫉妬したのも"らしい"話か。
立ったまま西九条で降りるとしよう。目的地となる京セラドーム大阪へ向かうべく大正まで乗れば、徒歩移動がそこそこ残る。そしてせっかくならばと、西九条での乗り換えがどうなのかも調べたかったのだ。
(M)JR運賃:大阪→西九条 170円
JRの改札を出た後、阪神の駅は階段を上がってすぐ近いらしい。
阪神の駅は単純な相対式ホームとなる。JRと同じく高架構造ながらJRをまたぐため、位置は結構高く設けられている。なんば線として大阪難波(~近鉄奈良線)までつながる以前は終着駅だったのか、幅は結構広い。
4.西九条12:05発→ドーム前12:08着 普通/東花園行き 近鉄9621
入って来た普通は近鉄の6両であり、いわゆる"シリーズ21"のロングシート車両である。短い区間でも座れるのならば、座って休んでおく。体力は確実に落ちてきたかもしれない。
わざわざJRの大阪から西九条を経て、阪神のドーム前まで15分かけて到着。壁面にレンガを使用していることもあり、なかなか凝ったものとなる。エスカレーターで改札へ上がりながら、壁面を眺めていく。
(M)阪神運賃:西九条→ドーム前 220円
ということで、阪神の地下駅から京セラドーム大阪はすぐ近い。特徴的な外観を見ながら、デッキにはイオンモールも面している。
野球本編はすでに触れているので、話をここで区切っておこう。大阪の話で残すは、新大阪までの往路。そして観戦後の復路だ。そちらについてもご期待あれ。
(大阪うめきたエリアとグランドスラム観戦記 つづく)