2023年4月1日(土)午前10時43分 大阪市淀川区・新大阪駅
ここからうめきたエリア(大阪地下ホーム)へ向かうべく、乗るのはおおさか東線。大阪行きは関西空港行き特急と共に3番線から発車する。4番線は主に北陸へ向かう特急が発車し、山陰や北近畿からの到着もある。
2.新大阪10:51発→大阪10:56着 普通2437S/大阪行き サハ220-39
2022年から用いられるは221系の6両となり、乗っていた結構な乗客は新大阪で結構な下車がある。適当に座って、少々の地上区間を堪能していこう。
このルートはこの3月改正まで特急と貨物のみが使用し、普通や快速は原則として経由せず。その車窓も追加料金なしに見ることができなかった。西日本JRバスの大阪北営業所で通常ルート(大阪駅地上ホーム)から離れていく。
大阪地下ホーム(うめきたエリア)、23番線に到着。この普通はそのまま久宝寺へと折り返していく。ホームは2面4線となっており、外側がさらに直通する"貨物線"となる。
階段からコンコースへ上がると、案内表示には液晶画面を多用。これまでは不可能だった動きある案内など、多様な表示が可能となった。
21・22番線のホームへ出よう。こちらからは関西空港へ特急『はるか』、紀伊田辺,白浜,新宮へ特急『くろしお』がそれぞれ出ている。この停車が実現したこともあって、3月改正からは西九条を通過するようになった。
21番線に設けられたのが今回の目玉であろう、完全可動式フルスクリーン型のホームドアである。こちらはこれまでのホームドアで不可能だった、あらゆるタイプの車両に対応できるものだ。
乗車位置は上部分のカラーLEDと、戸袋部分にあたる液晶画面で案内される。そろそろ来るようであり、戸袋の液晶画面が注意喚起に切り替わった。
はるか19号は281系の6両で入ってきた。発車のメロディとして、オリジナルの音源が新規で採用された。21番線と24番線とでは、それぞれ別の音源となっている。
続く回送は321系であった。客扱いを行わないこともあり、停車はしながらもホームドアは開くことも動くこともない。
22番線に直通快速が入ってくる。やはりこの改正から、221系の4両編成を2本連ねた8両となった。大阪駅からJR奈良のルートが複数となり、この地下ホームからは臨時で特急『まほろば』も発車するようになっている。
21番線から回送が発車する。せっかくなので位置を変えて、最新式のホームドアをもう少し見ていこう。24番線にはこのようなホームドアが設けられていない。
くろしお9号は287系の6両で入ってきた。
ホームドアはまたも動いていないようだ。次に『はるか』が21号,23号と続いており、位置が異なっていることから動くのだろう。それこそ『くろしお』は283系や289系も使われるので、位置を変えて対応させるのだろうと。
さすがに長居しすぎてもよくない。地下ホームのあるコンコースは、地上ホームとなる1番線から11番線へ地下からつながっている。
トイレに入っておこう。入口の上には空き個室が現在いくつあるか、やはり液晶画面で表示がなされている。こういったものがあると、非常にわかりやすくありがたい。
コンコースに面して、プロジェクションマッピングのコーナーが設けられていた。真新しい地下駅に椅子は一切設けられていないので、長居は無用ということだろう。
さらに地下へ潜った通路には、何やら物々しく制振装置らしきものがある。これで地下空間も避難用に使用できることだろう。
通路は思ったほど長くなかった。ただ2023年3月改正時点では11番線ホームへの動線が完成しておらず、一旦10番線を介して移動しなければならない。
エスカレーターを上がって7・8番線へ出てみよう。地上の高架ホームへは、もう少々の距離が残っている。
(つづく)