2023年3月19日(日)午後1時17分 東京都文京区・東京ドーム

 2022年に一新されたビジョンは外野の広告看板とも一体化され、総面積も日本野球界で屈指のサイズとなった。外野フェンスにもLEDパネルが設けられ、通常は外野フェンスに溶け込むような広告表示となる。


 オープン戦でも公式戦と同様、先発バッテリーの発表がある。2023年から鳴り物がフルに解禁され、太鼓とトランペットの音が響き渡った。待ち望んだこの音があってこそ、プロ野球の観戦なのだ。

 北海道日本ハムのガントは前年に唯一、1軍出場のなかった支配下登録選手。バッテリーを組む伏見寅威は前年までオリックスに在籍し、シースン後にFA宣言し移籍してきた。対する読売のグリフィンは2023年からプレーする。


 試合開始30分ほど前にしてスタメン発表の時間となった。例によって淡々と進められるビジターチームの発表も、レイアウト等が一新された。横書き縦並びの方式はこれまでと変わりなく、当日までの打撃成績などが併記されるようになっている。


 オープン戦なので、ホームチームの発表も演出なく淡々と進められる。


 発表後は得点と共に、両チームの選手名が集約されるだけになってしまった。審判団も最後に発表されて以後、一切表記されなくなる。



 …と、座席位置を間違えていたと判明!指定されたのはもっと上にある位置であり、幸か不幸か横の位置番号は間違えていなかったと。


 試合開始に先立ち、両チームの監督と審判団がホームベース付近へ集合。最終のメンバー表交換を行う。


 試合が始まるとスコアボードの表記になった。両チームともロゴ文字はモノトーンが基本となる。現在の打者や投手は、それぞれ顔写真付きで成績が出ており。それ以外はポジションと名前だけが縦に並ぶ。オープン戦なので、試合内容については軽く流す程度としようか。


 前年をもって福岡ソフトバンクを退団した松田宣浩が読売へ。登場曲は移籍元から継承しているようだ。


 ウォーカーは読売が久々に当たりを引いたであろう、日本の他球団を経由せず入団した外国人野手となる。2023年オープン戦は不振なようだが、公式戦でどうなるか。


 試合開始からだいたい1時間。ビジター席や内野下段はともかく、特に内野上段は空きが多い。オープン戦ならばこんなものだろうか。


 北海道日本ハムはドラフト1位指名の新人、矢澤宏太をマウンドへ。投打どちらでも出場する"二刀流"選手となり、前日は打者として出場していたようだ。


 三馬鹿の1人にして色々と確定させていた、坂本勇人が代打で登場。そもそも前年は不振を極めていたので、日本代表に選ばれずとも仕方なし。


 2018年に大阪で初回先頭打者本塁打を放ち、移籍後の2020年も名古屋で1発を見ていた。そんな長野久義も代打で登場。移籍した広島東洋で引退の意向だったらしいが、古巣で引退すべきという球団の考えからか出戻ってきた。


 三馬鹿のもう1人、中田翔も代打で打席へ。2021年は"ダメなほうのショータイム"をしでかし、北海道日本ハムから移籍。2022年は好成績を残しており、2023年シーズンはどうなるか。

(つづく)