2017年10月8日(日)午後1時頃 岐阜県不破郡関ヶ原町
国道365号 伊吹山口(関ヶ原町)→国道東上坂(長浜市)
以降は緩くとも着実に坂を上っており、道幅も決して広いとは言えない。速度の低い原付は後ろからも迫られる。
ひろ「ってか、本当に滋賀県?」
めぐ「行くよ、365で。」
しばらくすると滋賀県米原市へ。昨年12月以来、原付で東海3県から出たのは10ヶ月ぶりだ。
ひろ「…しかも1回あるってのが。」
めぐ「入って、それだけなんだけど。」
ひろ「それだけって…。」
めぐ「今日はがっつり回るよ。」
やがて道幅がやや広くなり、緩くとも下り坂に転じている。岐阜県内よりは確実に走りやすいと言えるかと…。
めぐ「あんまりうまく言い表せないっていうか。」
ひろ「流れに乗っとけ。」
次第に視界が開けてくる。ところで滋賀県入りして少し過ぎた箇所に長浜19kmとあって以降、距離表記が見られない。時折山々を見ながら、対面通行のまま進んでいく。
めぐ「なんかいい雰囲気かも。」
ひろ「それさっきも聞いた。」
建物はそこそこ多いところ。関ヶ原町から30分程度走り、長浜市へ。
めぐ「…そろそろ入れるとこだよね。」
あま市を出発して70.3km、駐車場の広くとられたローソンで休憩時間としよう。ここまで10~15km毎に休憩としており、当該スティントこそやや長くなったものの間隔としてちょうどいい。
(現)ヨーグルトスタイル(明治※ローソン限定) 158円
低脂肪タイプの小ぶりなラクトアイス。確かにヨーグルトの風味があり、食感もどことなくシャーベット状。あくまでもフローズンヨーグルトではない。
めぐ「…なんだろうね?」
ひろ「選んだ張本人が悩むって。」
(現)BOSSコーヒー・コーヒーファームオリジナルブレンド(サントリー※ローソン限定) 100円
ホットコーヒーを買ってしまった。ブラジルのヴィクトリア契約農園で採れた豆を51%使用とあるが、なんだかんだで違いがわからない。味比べはアイスコーヒーにしよう。
ひろ「その…、両極端なバランス?」
めぐ「これ、こっちのミスだった。」
選択ミスはさておき、休憩もそこそこに再出発。
めぐ「…ごめん、ここまででいい?」
ひろ「え、だいぶ中途半端なのにか?」
滋賀県道37号 国道東上坂(長浜市)→川崎(長浜市)
国道からは常時左折可能な構造となっている。指定区間外の国道と主要地方道は、一応同等の立場にあるはず。しかし中央分離帯のない片側2車線であり、結局立場が逆転しているようなもの。
めぐ「市街地とかのほうから、国道8号で米原のほう。」
ひろ「わかった、国道の8な?」
長浜インターの前後にだけは中央分離帯が設けられている。沿線も大型店舗や、ロードサイド店舗が目立ってきた。その途中にauショップがあったので立ち寄ろう。スタートから74.9km、これで来店ポイント(※2019年終了)は今月残り1回。
ひろ「最初のとこ、なかったからってか?」
めぐ「取れるとき取っときたいじゃん、ポイント?」
国道8号との交差点は長浜の市街地が近く、交通量も多いためなかなか左折できない。
国道8号 川崎(長浜市)→米原警察署南(米原市)
長浜バイパスは郊外型の店舗やショッピングモールの目立つ、片側2車線の幹線道路。進むにつれて建物は少なくなり、反比例するように田畑が多くなっていく。やがて米原市へ。
ひろ「…にしても、よくこんなとこまで来れたよな。」
めぐ「なんか…、このマシンが一番驚いてるかも。」
片側1車線になり、高架橋を設けるかのように上下線が広く取られる箇所。そこから少し進み、東海道新幹線の構造物が見えたところで分岐する。米原バイパスは完全なつながりに至っていないため、国道表記もない。
ひろ「…左。」
めぐ「左。」
そのまま現道となる左へ進もう。新幹線の高架橋を潜って少し進むと山めき、古くからの対面通行が続いている。
程なくして国道21号と交差。ここ(西円寺)は案内表記と異なり3方向とも"Yの字"になるため、全て別々に信号が作動するほか左折の矢印信号も設けられている。
ひろ「何やってんだ?」
めぐ「これ、赤になってる時間長くって。」
右折後も対面通行。米原駅付近として広がっている留置線を横目に、山を下っていく格好。そのまま米原駅の東口が近づいたので、タイミングとしてはちょうどいい具合…。
めぐ「このへんで。」
ひろ「え…、また何もない。」
ということで、こちらも"サイレント起終点"となっている国道21号。土岐市から瑞浪市にかけても国道19号として扱われており、影の妙な薄さが(旧)一級国道らしくない。原付は今日ここまで、合計84.6kmを走行している。
めぐ「ここから21号として、…関ケ原とかだけど。」
ひろ「単にショートカットして戻るだけじゃねえか。」
国道8・21号 米原警察署前(米原市)→西円寺(米原市)
ここからは一旦引き返す形で、国道21号を大垣に向けて進もう。今度は米原駅付近として広がっている留置線を横目に、山を上っていく格好。分岐箇所は表記と異なり3方向とも"Yの字"になるため、全て別々に信号が作動するほか左折の矢印信号も設けられている。
ひろ「ここを右と。」
めぐ「さっき左だったから右。」
(つづく)