2017年10月8日(日)午後0時頃 岐阜県不破郡関ヶ原町
国道21号関ヶ原バイパス 新日守(垂井町)→伊吹山口(関ヶ原町)
 1級扱いの国道バイパスらしく、規格はそこそこ高い。用地は片側2車線分確保されており、ところどころチェーン脱着場として活用されている箇所も見られる。
ひろ「これはこっちのほうがいいかも。」
めぐ「そうだけど…、つながってないのよ。」

 古戦場付近からは最高速度が40とあり、トンネルを抜けた先でバイパスは途切れている格好。そのままカーブして国道365号と交差、これをもって現時点のバイパス完成区間である。
ひろ「やっぱりつながってない。」
めぐ「…つなげる気あるかな?」


 あま市から52.1km、関ヶ原バイパスは伊吹山ドライブウェイにつながっている。原付はここから先へ通行できないので、交差点付近にある事務所の駐車スペースで小休止。
ひろ「あんま邪魔ならんようにな。」
めぐ「わかってるって、そんな堂々とするタイプじゃないし。」


 入口に自動車専用道路の標識がある伊吹山ドライブウェイ。正確に言うと、道路運送法に基づく一般自動車道となる。道路法に基づく通常の道路とは、やや解釈や扱いが異なるそうな。基本的に観光用の有料道路が多く、伊吹山も同じだ。
ひろ「そうか…、わからん。」
めぐ「まあ、わからなくてもいいっぽいけど。」


 事務所の外壁には、伊吹山ドライブウェイの案内図が掲げられている。路線全長17kmの一本道であり、ここから標高1260mの駐車場までは30分で駆け上がる。2023年の営業開始予定は4月15日だ。

 

 休憩程度で失礼しよう…。
ひろ「とりあえず、…食べるとこどこかないか?」
めぐ「さっき買ったおにぎり、座れるとこだよね。」


国道365号 伊吹山口(関ヶ原町)→小池北(関ヶ原町)
 昼食に使える場所を探しつつ、とりあえず国道365号の中抜きは避けたいもの。国道21号現道と交差する関ヶ原西町へ、実質的には戻る格好だ。その途中、合戦の地へ案内する看板に従ってみた。
ひろ「完全に通りたかっただけか。」
めぐ「まだだけど…。」


 あま市から53.7km、関ヶ原の合戦が行われた地へ。石碑などの傍らに植物と鉄骨で屋根が形成され、ベンチに腰掛けられる東屋が設けられている。
ひろ「…ここでいいよな?」
めぐ「…ほかにないっぽいし。」


 そびえる石碑は、昭和13年に完成したものらしい。加えてのぼり旗がいくつか立ち並んでいる。では東屋のベンチに腰掛け、海津市の『河合寿司』で買ったものを頂こう。



(現)ツナおにぎり(河合寿司) 130円
 おにぎりは大きく、手作りらしくふんわりした感がある。これはコンビニのような機械モノで、まずできない仕上がりだろう。
めぐ「なんだろう…、塩加減?」
ひろ「ツナマヨじゃなくってか?」


(現)牛焼肉おにぎり(河合寿司) 200円
 しっかり濃い目の味付けがなされた牛肉は、米との相性が抜群にいい。
めぐ「…はい。」
ひろ「いや、ほかに何かないのか。」


(現)うずら串(河合寿司) 2本180円
 要するにうずら卵を串にさしたフライ。ソースはあったほうがよかったのだろうが、今回はさすがになし。
めぐ「味、ついてなかった。」
ひろ「それは、…まあそれで。」


 缶コーヒーはほぼ画像が欲しかっただけ。とりあえず、走行中における冷却材にはなっただろう。
めぐ「ごちそうさま。」
ひろ「でした。」


 周辺地図と共に説明文が記されているので、参考にしておこう。
ひろ「あ、これ外に丸投げするパターンだ…。」
めぐ「あんまり、詳しいこと入れて。かさばるかもだし。」



 山々と共に、西軍を率いた石田三成の陣地跡を眺めてみた。他の跡地が石碑しかないのに対し、笹尾山にある『石田三成陣跡』はあらゆるものが復元されたとか…。
ひろ「なんなら、今からでも見に行ってもいいんだし。」
めぐ「…いいけど、今日はもっと遠く行きたいし。」


 しかし合戦地だと言われなければ、ただの田舎風景でしかない。それが現在の不破郡関ヶ原町。
めぐ「この景色好きなのよね。」
ひろ「…原風景でよかった?」

 

 ということで、ここからはどうするか。
めぐ「一応、まず365を21まで合わせて。」
ひろ「何のことかわからん。」

 まずは国道365号の"中抜き"を埋めるべく、国道21号現道と交差する関ヶ原西町へ。そのまま伊吹山口(関ケ原バイパス)まで引き返し、さらに先へ進めたい。
ひろ「…出るのか?」
めぐ「岐阜から滋賀県。」

 滋賀県入りして程よきところで国道8号へ渡り、米原駅付近まで南下したい。その後は国道21号で関ヶ原西町へ戻りたい。
めぐ「まあ、いろいろ行きたいとこもあるし。」
ひろ「…一応分かった。」


国道365号 小池北(関ヶ原町)→関ヶ原西町(関ヶ原町)
 軽い昼食と休憩を終え、関ヶ原古戦場決戦地を後にする。国道に戻って、ひとまず関ヶ原西町へ。同じように対面通行であり、お世辞にも広いとはいえない。
ひろ「そんなわざわざ合わせなくたってな…。」
めぐ「なんか、やっぱり中途半端だと気持ち悪いし。」


国道365号 関ヶ原西町(関ヶ原町)→伊吹山口(関ヶ原町)
 そのままターンして、伊吹山口までは単純な折り返し。これで走行方向が揃い、中抜きもなくなった。
ひろ「向きも合わせるのか。」
めぐ「そりゃそうしたほうが、ちょうど戻るだけだし。」

(つづく)