2023年2月11日(土)午後5時10分 愛知県常滑市・榎戸駅
さあ榎戸からはどうするか。このまま終わるには早く、そもそも普通のみ停車する駅でそのまま帰ることはできない。
10.榎戸17:17発→常滑17:21着 普通/常滑行き 3211
結局は中部国際空港へ向かうべく、常滑まで普通に乗ることとした。来たのは3100系の2両で、2200系に準じた特急色をまとっている。
何せ神宮前から榎戸まで来た以上、高架へ上がった多屋を無視するわけにはいかないだろう。常滑線も普通のみ停車する駅は単純な相対式ホームが多く、該当しないのは豊田本町と西ノ口しかない。
4分で常滑に到着すると、2両のまま空港線へ回送されていく。基本的に普通は常滑で折り返すものとされるため、意外にも思う。
11.常滑17:28発→中部国際空港17:33着 準急/中部国際空港行き 3659
準急も機器更新された3500系が来た。これならば、先に空港へ入った2両編成とも連結できそうだ。
りんくう常滑に停車し、常滑線と空港線が各駅停車で成立したことになる。ところでこの空港線は名鉄のほか、JRなど複数の経路を想定していると思われる。何せ成田空港や関西空港がそうであるように、緊急時に備えて複数の経路を確保すべきだろうし…。
周辺の開発もかなり進んできたものの、まだまだ空地は多く残している。これからどのように景色が変化していくのか注目していこう。すると反対側を通ってきたのは、先ほど回送されていた2両ではないか。
到着。中部国際空港の駅にあるホームドアは少々用途が異なるモノで、開業当初からある2面2線は風避けとして隔てる目的に専念。このためドア位置やドア数は問われない。
発車案内はホーム上のほか、頭端式ホームの正面にそれぞれLED式のモノを設置。後者は名古屋への到着時刻や特別車の空席状況も表示されるなど、他では見られない詳細形だ。
現在はミュースカイ専用の1線が加わって2面3線となり、もう1線分のスペースも当初から確保されている。有効長は20m級8両ならば収まるだろうが、21m級で8両となれば結構苦しい。頭端部のギャラリーは現在乗り入れる車両を紹介するコーナーとなった。
他に機器室を有しており、JRなどが別ルートで乗り入れる場合に中間改札というのは難儀しそうだ。
さて中部国際空港に初めて来たのは2005年のこと。そのときは乗るほうが優先され、駅前にあたるアクセスプラザだけで終わっていた。
2020年元日以来となる空港であり、せっかく来た以上何もなしに帰ることはできない。第1ターミナルのほうを少々見ていこう。国際線はまだ本数が戻っておらず、本日終了の様子。
名鉄小牧ホテルに続いて、本日2度目となるフリーピアノがイベント広場あった。飛行機にかけて『ひこうピ』と名付けられ、装飾がなされたこちらもグランドピアノである。この日はイベントが開催されており、使用できないようベルトで仕切られていた。
少し小腹が減った。
(S)富士宮やきそば・ドリンクセット(甘味と富士宮やきそば 柴ふく) 910円[軽]
この店はコード決済に対応せず、交通系電子マネーでの支払いとなる。ということでメロンソーダと合わせて1つ。フードコート外で使い捨て容器だったのか、イートイン扱いにならず軽減税率が適用されたらしい。
歯ごたえのある特有の蒸し麺を使用し、イワシの削りだし粉をかける焼きそば。最大の特徴といえるのが肉かすであり、独特の歯切れ良い食感が魅力だ。さすが公認店。現地でなくとも知名度が高く結構広範囲で食べられ、他店舗とも食べ比べたい。
せっかく2019年以来空港の第1ターミナルまで来て、スカイデッキをスルーしないわけにいかないだろう。やはり国際線は本数が戻っていないようで、スペースに空きが多く見られた。
駅に戻ろう。改札口とは別に、関係者専用の開口部があった。これを活用しようと少なからず考えつつも、右隣にあるのは警察署なので下手なこともできない。左隣は観光案内所のようだが閉鎖されているようだ。
通常空港線へ乗り入れるのはミュースカイ,特急,準急である。加えてこの時間は太田川まで普通があり、9100系と3150系を連ね回送で入ってきた。榎戸から常滑まで乗った後の回送も、折り返しは普通だったのか。
続いて6500系の準急が入ってきた。こちらはそのまま準急で折り返し、新可児(犬山から普通)へ向かう。この準急が入った後、隣からミュースカイが発車となる。
(つづく)