2023年2月11日(土)午前11時24分 愛知県知立市・知立駅
3.知立11:24発→豊橋(11:56)12:00着 特急110/豊橋行き 1063
ここからは特別車がフリーなことを生かし、特別車で豊橋まで乗っていこう。来たのはリニューアルされつつも、旧来から活躍している1000系。2号車に乗り、一新された座席で右側の景色を見ていこう。
2000系と同様にテーブルがついたので、今回のフリー切符を写真に収めてみよう。1月の『青空フリーパス』と同様、さるぼぼが旅のお相手だ。
新安城もすっかり様変わりしてきている。以前は地下に通路など主要設備を有していたところ、新しく橋上駅舎となった。そちらも改めて視察する必要があるだろうし、機会を見つけて出向いてみたい。
矢作川を渡ると岡崎の市街地へ。景色を収めるならば、岡崎公園前を過ぎた先の乙川がよかったのだろう。ただ本来見るべき岡崎城は、座ったほうと逆の左側から見ることとなる。
東岡崎を出ると、急行は美合,本宿,国府,伊奈と停車していく。これでも駅間距離が長いため速度も上がり、急行がかなり速く感じられていた。周囲の建物も少なくなっており、次第に山めいてきている。
国道1号と並走しており、特に本宿の付近では接近してきている。あちらも片側2車線で線形がいいことから、対決姿勢にもなり得たり。さらに本宿には東名高速もバス停留所を有している。名鉄の特急は速度を落としてしまった。
音羽蒲郡インターでは東名高速と国道1号が接続するほか、音羽蒲郡道路(愛知県道73号)も接続する。そちらを介せば蒲郡の市街地(海)へ抜けられるほか、国道23号バイパスとも接続。
伊奈を通過して少々すると、JR飯田線が合流してくる。JR東海道本線とも並走し、そのまま豊橋まで続く。
豊橋まで通常32分のところ、少々遅れて到着。名鉄は1面1線のみを使用し、他は全てJRの駅となる。特急は概ね2分で折り返し、遅れることなく快速特急として新鵜沼へ折り返していった。
2003年当時の『迎春フリーきっぷ』は専用紙面に記載されたカレンダーへ、駅員が日付に丸印を入れるアナログな方式であった。木田では丸印を入れないままスタートしたため、豊橋の改札を出るのに躊躇してしまっていた。現在のフリー切符類はすべて自動改札が前提なので、問題なく通過できる。
それはそうと、JRの発車案内は液晶画面式に交換されていた。比較的新しいと思われたLED式が交換された一方で、名鉄はそれ以前からの古いLED式が残っている。名鉄が費用を出す前提ならば、名鉄が自由に設置できないのだろうか?
10分ほどで軽く見て回り、次に乗る特急(快速特急の折り返し)が入ってきた。豊橋までの"往路"と異なる2200系だ。
4.豊橋12:15発→東岡崎12:36着 特急131/名鉄岐阜行き 2233
しかもこの車両。かつて先頭に立っていた1600系の特別車を差し替えるべく、2020年から特別車のみ2本ずつ投入された最新タイプだ。ドア開閉ランプは2200系でも、このタイプとなる合計8両しかない。
それはそうと、リクライニングの際に声をかけるかという議論は絶えない。名鉄(2000・)2200系の場合は前後間隔が広くとられ、リクライニング量がそもそもJRなどと比べて小さかったりする。これで比較的快適なのだから、在来線普通車はリクライニング量を小さくするのも手では?
せっかくなので右側の景色にも触れておくとしよう。すると舞木検車場へ差し掛かっており、本線からは高台に設けられたところを見上げる形。1000系は普通鋼製で、定期的に車体へパテで穴埋めすることによって美しさが保たれる。
21分で東岡崎に到着。待避や折り返しが可能な2面4線式のホームは、上下線で位置がズレているのも特徴だろう。
今回はここで降りて、2003年当時の雰囲気になりそうなところを探したかった。正確にいえば2016年にも下車しているが、この時収めた写真ではやや足りない箇所があるのだ。
すると駅名標は見たことのない表記形式をしていた。雰囲気そのものは大昔の単色筆書き文字を思わせつつ駅番号が入っているが、背景に葵の紋が入れられている。これは岡崎市が徳川家康公生誕の地であるため、企画されたものらしい。
改札を出て、自動改札のズラリと並ぶ改札を収めよう。2003年当時の『迎春フリーきっぷ』は専用紙面に記載されたカレンダーへ、駅員が日付に丸印を入れるアナログな方式であった。ここで有人通路から出る際、駅員に丸印を入れてもらえた。
(続きは近日公開)