またまたご無沙汰でございました、鉄旅リターンズプラスでございます。

 最初に"1人旅"をしたのは2003年建国記念日のこと。そこから考えれば20年、時が過ぎるのが本当に早くなった…。そんな今回は2018年2月、勝手ながら"旅鉄デビュー15周年企画"と題した記念企画をプレイバック!


2018年2月12日(月)午前11時16分 愛知県あま市・木田駅

 今回は木田駅にて、かなり遅い時間からのスタートとなる。さらに顔ぶれも、いつもと異なるようで…?
涼子「…こんにちは。」
あい「…こんにちは。」
ひな「本日は皆様、よろしくお願いいたします。」
涼子「それで…。」
めぐ「…今日はほとんどノープランっぽい。」

 計画もほぼ立てずに出向くようなものながら一応、乗る予定のバスは時刻表を印刷して持参している。
涼子「そこはしっかりしてるのよね…。」
めぐ「ごめん、もう出るのよ。」


1.木田11:21発→須ヶ口11:29着 普通/須ヶ口行き 6217
 とりあえず乗り込もう。木田から出る"旅行モノ"は須ヶ口方向へ乗るパターンがほとんどであり、今回も例外にあらず。
めぐ「一応…、何気に15周年記念だったりするのよね。」
涼子「その割には好き勝手やってさ、全然貫禄とかないじゃない。」
ひな「センパイはそれがいいんじゃないですか。」
めぐ「ありがたいんだけど…、いつまでもこのままじゃいけないし。」

 それはともかく、今日はどこへ行くのか…?
めぐ「とりあえずは、工事やってる知立の駅。そこから刈谷のハイウェイオアシス行きたくて。」
ひな「それで時刻表が、刈谷のバスなんですね?」
あい「…そこからは空港いくの?」
めぐ「わかんないけど、通ってないルートあるの。」
涼子「それもいいけど…、一時期やってた歩き系あるじゃない。」
めぐ「…歩くのもアリかも?」


 ひとまず須ヶ口で乗り換えとなる。
涼子「この画っている?」
めぐ「最初乗ったのないし。」


2.須ヶ口11:34発→前後12:05着 急行/豊橋行き 3404
 思えば15年前になる"デビュー戦"も、名古屋本線の急行をメインとしていたもの。当時主力だった1つの2ドアクロスシート車両はこの系統から撤退しているので、少しでも気分を味わうべく前4両のクロスシートへ。
めぐ「5700系か5300系なんだけど…。」
涼子「ああ、アレそんな前だっけ?」
あい「違いって…、音?」
めぐ「5300系は古い機械使ってて。」

 名古屋まで座れないのは想定していたこと。以後はクロスシートへ確実に座っておきたい。当時は5700系の2本が6両編成であり、逆に5300系のみ2両編成が存在。4両編成は5300系が多数派だった。なおこれら2ドアクロスシート車両は、2019年までに全て引退している。
めぐ「…須ヶ口は正月だったかも。」
涼子「また…、降って沸いたような昔話。」

 神宮前で後続の快速特急に乗り換えるのが、知立へ先着する方法。今回はあくまで当時の気分を重視することとし、乗り換えずにそのまま進む。
めぐ「で、本番はここからなのよ。」
ひな「そうなりますよね。」
あい「…最初いつ乗ったの?」


 名古屋市内は通過駅もそこそこながら、線形がよろしくない。そのため実際の走行速度は、津島線と同様にさほど高くない。
あい「…浄水場?」
めぐ「川狙ったら、タイミングとか合わないパターン。」


 鳴海で快速特急の通過を待つ急行。島式2面4線の場合は内側が本線となる場合をスタンダードと考えており、内側を待避線とするのはあまりない傾向。この方式は高架工事の際、仮線ホームから採用している。
めぐ「1000系のリニューアルでよかったかも。」
涼子「え、なんで?」
ひな「新車ですよね?」


 快速特急もそうだが、場外馬券販売でも急行が停車する中京競馬場前。来場者が多いことを見越し、相対式ながらもホーム幅は広く取られている。
めぐ「パノラマカーかな…?」
涼子「え、何が?」
あい「競馬場に保存されてる。」


3.前後12:07発→知立12:21着 普通/東岡崎行き 3409
 前後では隣に後期型(新車とみなしていたオールロングシートの3300系)がいたので、普通に乗り換える。
涼子「あれ、15年前の雰囲気重視じゃなかったの?」
めぐ「なんか、反応しちゃうタイプ。」

 豊明で接続する、急行の5000系には乗り換えない。この急行は津島線を準急として運行してきており、名古屋から吉良吉田まで急行となるもの。2005年までは津島線も急行、2008年までは快速急行だった系統。当時は豊明を通過していた。

 なおこの系統は2021年から、休日も日中以降は津島線~名古屋が普通となっている。
めぐ「…勝手な話ばっかりでごめん。」
ひな「いや、いいんですよ。知らない人に伝えるってのは大事ですし。」
涼子「そうじゃなくって、新車乗り続けたいから乗り換えなかったってことでしょ。」


 一ツ木は無人駅システム導入前、お堂のような待合室を有していたらしい。現在は駅の横にあるトイレが、ロボットみたいな顔つきを見せている。
涼子「ロボットってか…、何?」
ひな「…おもちゃの兵隊?」


 駅手前から右に逸れる形で、2日前に切り替わった仮線へと進む。当然ながら当時まだ旧線路が残っており、以降線路は撤去されて高架構造体に用地を供している。高架橋がある程度仕上がったため、2023年3月に豊橋方向の線路が高架へ移行することとなった。
涼子「ああ、言ってた工事ね。」


 知立の真新しい6番線に到着。工事前は三河線から名古屋方向へ通じる4番線であり、豊橋方向へは通じていなかった。ホーム土台も、以前のものをベースとしている模様。工事用地は複線分であるようで…?
めぐ「…ごめん、今のカットで。」
涼子「…私、レギュラーじゃないから対応できない。」


 工事前と同様、5番線と共に相対式ホームを成している名古屋本線。跨線橋は仮駅工事と共に、バリアフリー対策を兼ねて設置。工事期間がある程度長期であることを見越し、デザイン性は皆無ながらも頑丈に造られた。

(つづく)